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2006年12月14日

実践クロダイ掛かり釣り教室02

ミス研清水001.jpg
02.gif
室長に質問・・・クロダイってどういうものが好物なの?

クロダイの食性はねッ・・・顎の構造を見てごらん。魚類には手がないので顎や鰭を使って餌を捕食したり産卵のための巣を作ったり色々な作業を行っているのだよ。とりわけ顎や歯は生命を維持していく上で不可欠な摂餌行動には不可欠な器官であるため、その構造から彼らの食性を伺うことが出来る。写真参照
チヌ口蓋骨ブログ.jpg
クロダイの口蓋骨とマダイの口蓋骨は一見似ているが、門状臼歯と呼ばれる突き出した前歯の数はチヌの方が上下合わせて4本多く、岩肌に張り付いた貝類や海底の動物を捕食するのにより適している。

鰓の内側には鰓耙(さいは)という器官があることをご存知だろうか。写真参照
チヌサイハ03ブログワウ.jpg

鰓耙というのは鰓蓋の内側にある器官で、頭を左にして見た場合「く」の字を反対にしたような鰓弓という器官の前方にある突起物を指している。

補足ではあるが鰓弓の後方に付いている赤色のヒダヒダは鰓弁といって水中の酸素を血液中に取り込む、人間で言うと肺の役割をする器官だ。

さて話を鰓耙に戻すと、口蓋骨の構造と同じくらい食性に関係しているから釣り師にとっては?大変重要な器官である。 その理由として鰓耙は口の中に入れた食べ物を濾す役割をしているため鰓耙の数により濾し取ることが出来る餌の大きさが決まっているからだ。

一般的には鰓耙の数が多い魚種はその分細かい餌を消化管内に取り込むことが出来るため、食べる餌のサイズは小さくなる。反対に鰓耙の数が少ない魚種では食べる餌のサイズは大きい。

図に示したとおりクロダイの鰓耙はメジナとマダイの間となっていて、小型の甲殻類から環形動物などを取り込むのに適した形状となっている。


図2参照

無題.JPG


だがクロダイの食性はこれだけだとまだ説明が足りないのさ・・・。というのもクロダイは他の魚種にはあまり見られないアミラーゼという消化酵素を持っていて、植物性の餌を消化吸収する能力を持っているのだ。クロダイ釣りに用いる餌の種類が多いのはそうした食性が反映されているためなのである。

クロダイが悪食だと言われる理由はこのような幅広い食性のためなのだ。続く

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