釣りの未来を考える研究会

12月16日(土)東京海洋大学にておこなわれました「第10回釣り問題研究会」(東京海洋大学。釣りに関する諸問題についてさまざまな提起をする前段階として、東京海洋大学の工藤教授、水口名誉教授らが提唱する研究会。参加費無料)に参加してきました。
今回のテーマは「管理釣り場の現状と将来」。講演は「内水面の釣りと内水面漁業の関係-センサス分析を中心に-」工藤貴史先生(東京海洋大学)、 「現代管理釣り場事情」加藤康一氏(Fishing Area News 編集長)、「内水面養殖と管理釣り場」石田信哉氏(㈱林養魚場、場長)。
初心者導入にはもってこいの管理釣り場、特にサケ・マスの管理釣り場についての話でした。
工藤先生からは5年に1度、まとめられる漁業センサスの分析を中心い、サケ・マスの釣りについて説明。’93~’98年ピークで遊魚者数が減少しており、マス釣りに関しては初心者の割合が多くなったのではとの見解。マスの内水面養殖業に対する釣りの重要性を説明し、日本の内水面漁業を支えているのは釣り人である として、釣りの振興が漁業政策にとっても重要であるとしていた。
加藤氏からは実際の管理釣り場の状況を説明。とにかく釣れないとお話にならないとの見解。釣りの多様化によって個性を出す管理釣り場が増えてきているが、初心者にとっては技術向上をしなくても楽しめる、とにかく釣れる釣り場が必要であるとの考えだった。
石田氏からはニジマスの養殖から管理釣り場(フォレストスプリングス)の話があり、ニジマスの育種には特別な思い入れと力を注いでいるとの説明。 ”食用のための養殖”から”遊魚のための養殖”に変わりつつある現状を説明し、管理釣り場に特別な思いを入れていることがうかがえた。しかし、ニジマスの食用にも今後力を入れていき、本来の養殖の目的は見失わないようにしていきたいとのこと。未来は明るいとの話だった。
全体として管理釣り場が内水面漁業と密接なかかわりと持っており、釣りに対する位置付けも”初心者導入”という重要な役割を担っていると感じた。管理釣り場の有効な利用、アピールによる積極的な釣りの振興が必要であるということ。
来年も釣りの未来を考える研究会として「釣り問題研究会」が行われます。
魚を釣って楽しいではなくて未来を考えるこの研究会に参加してみてはいかがでしょうか?
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コメント
ほどほどに釣れる管理釣り場が楽しいかもね。うーむ、それはそれで難しい。
温泉街とかによくある餌なしの針だけでも釣れる「入れ食い」釣り場はちょっとねぇ。
投稿者: 雪梅 | 2006年12月20日 22:09
確かに、ほどほど釣れる釣り場が人気になるのはわかるような気がします。釣れすぎてもすぐに飽きてしまいますから……。
でも、案外この考え方は釣り人から見て、そう思うのではないかとも感じました。釣りをしたことがない、まったくの初心者に釣りの楽しさを教えるにはやっぱり釣れないといけないのではないかと…。
結局、技術面の指導は後付けで、とにかく釣りは面白いとアピールできる方法が必要と感じる研究会の内容でした。
投稿者: ノリオ | 2006年12月21日 10:33
確かにそうかもしれませんね。私も最初は「夏の管理釣り場」でした。これが「冬の野池」だったら釣りをやめていたかもしれません。(きっとそうだ)パウダーベイトヘラの単品で結構楽しめたから、今は冬の野池で辛抱できるのですね。
今は「本グル」がマイブームです。
投稿者: 雪梅 | 2006年12月21日 21:22