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2007年03月15日

将来、寿司が食べられなくなる?

2007年3月10日(土)に日本科学未来館(東京都江東区青海)にてトークイベント「50年後のお寿司のネタは?~地球環境と”さかな”の関係を考える」があり、参加してきました。
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第一部として①「東京湾 東京外湾と東京湾須賀次郎氏(ダイバー、日本潜水連盟理事長)が東京湾の状況を映像で説明。お台場(東京湾奥)周辺でも生き物が豊富なことを説明されました。また、お台場の海水浴を推進する活動も行っているとのこと。結構水はきれいですとのコメントには納得する映像でした。確かに、ノリオが子供の時に比べれば非常にきれいになっている実感はあったのですが、水中の映像は説得力がありました。

②「アジにマグロを生ませ広い海で大きく育てる!?刑部真弘氏(東京海洋大学理事 副学長)が大学で行っているアジにマグロを生ませて養殖することについて説明。先日に外国研究者が2048年には天然魚が食べられなくなることについて反論できる研究者がいなかったとのショッキングなこともあって、養殖が注目されることになると予測。結局のところ、地球温暖化や乱獲、海外需要拡大などの問題が絡み合っている状況。難しい問題です。

③「さかなと自然環境を「つり」で体感する奥山文弥氏(フィッシングジャーナリスト)がさかなとの接点としての釣りを紹介。東京湾でも充分に大物(スズキ)が釣れます!を説明。会場の皆さん、興味をひかれたと思います。
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第2部としては「50年後のお寿司のネタは?~地球環境と”さかな”の関係を考える」として3人の先生方と谷村優太氏(日本科学未来館)がトーク。熱弁とはいきませんでしたが、寿司ネタの傾向や参加者からのアンケートでの話し合いがなされました。
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参加者は家族連れが多く、難しい話は通じづらかったと思いますが、釣りの楽しさは伝わった様子。皆が釣りをしてもらえるとよいのですが……。
それよりも、天然魚がいなくなるかも発言には釣り業界にかかわっている者として気がかりになります。

2007年02月14日

釣り餌の科学inフィッシングショー

大阪並びに横浜でのフィッシングショーにおいて研究室では「釣り餌の科学」というタイトルで、テレビ、ラジオなどでおなじみのエド山口さん、と私シツチョーによるトークを開催しました。

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研究室の一部です。

トークは顔陳真琴さん がアシスト。トークセンスも抜群で大変盛り上がりました。
gan01.JPGチョー美人の顔陳さんでした。

「釣り餌の科学」内容は「くわせコラーゲン磯」
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ウルトラバイトαのフェロモンについてです。詳細はまた報告します。
cefas01.JPGシーファスの研究所です。


2007年02月05日

来週はフィッシングカレッジがあります。

 釣りの楽しみはさまざま。魚を釣るだけではなく、魚の生態や自然環境といったものにも楽しみを見出すことも釣りの楽しみを広げることにもなるのではないでしょうか?
 今回は2月13日(火)に開催される第16回東京海洋大学フィッシング・カレッジの予告を紹介したいと思います。

 フィッシング・カレッジの内容は講座と実釣で、魚や海川の知識(環境・社会・文化)と体験を深める公開講座です。

 今回の内容は「講演① 『多摩川の話・コイの話』 :沢田 典大(マルキュー(株) 研究室) 講演② 『都市近郊のコイの習性を利用する』 :指導は奥山客員教授 補講:仕掛け作り・釣り相談」 ということでマルキューに鯉についての講師依頼がきました。鯉エサ担当のノリオが今回の講師役として抜擢!鯉釣りの面白さを皆に伝えるためにがんばります。
 
 内容は↓こんな感じで進めて行きたいと思っています。
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 実習は多摩川。都会を流れる川で大物釣り?かも。場所は未定ですが、電車でいける釣り場を奥山先生と計画中です。

 鯉釣りに興味のある人、そうでない都会を流れる川に興味がある人、なんとな~く釣りでもしてみよっかなと思っている人、皆さん聴きにきてくださいね。

2007年01月17日

大学で楽しい釣りの講座があります!

釣りの楽しみはさまざま。魚を釣るだけではなく、魚の生態や自然環境といったものにも楽しみを見出すことも釣りの楽しみを広げることにもなるのではないでしょうか?
 今回は1/17に開催された第15回東京海洋大学フィッシング・カレッジに参加してきましたので紹介したいと思います。

フィッシング・カレッジの内容は講座と実釣で、魚や海川の知識(環境・社会・文化)と体験を深める公開講座です。第15回のテーマは「自分のフライでマスを釣ろう」。 講座第一部は、東京海洋大学客員教授奥山先生がフライフィッシングの楽しさや歴史、管理釣り場事情などのお話をしてくださりました。フライフィッシングは英国生まれの虫や小魚を模した毛ばりを使う釣りです。スポーツとしての楽しみ方(キャスティング)、アートとしての楽しみ方(フライ作り)、水生昆虫の生態を学ぶなどさまざまな方面から楽しめるのがフライフィッシングです。

02.gif講座第2部では実際にフライ作り(タイイング)を体験しました!

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(左)針を固定して糸を巻きつけて、そこにいろんな動物たちの毛を巻きつけています。ラビット、エルク(鹿)、マラブー(鴨)、パートリッジ(うずら)、ハックル(にわとり)・・・など。(右)フライを作るにはいろいろな道具が必要です。

フライタイイングは本当におもしろい!
ものづくりが好きな人は絶対はまるはず。
講座を聞きにきていたみなさんも最初はうまく巻くことができずにてこずってましたが、だんだん慣れてくると上手に巻けていました。みなさんハマったらしく熱心にいくつも巻いていましたよ。

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遠目に見るとわからない?!!緑のフライが奥山先生が巻いたもので、ピンクは私が巻いたものです。

みなさん実釣では自分で巻いたフライでつれると良いですね!
03.gif実釣は1月21日(日)に開成水辺フォレストスプリングスで行われます。魚を単に釣るだけではなく、生態などの勉強の一環としての実釣は今までにないことと思います。釣り初めての方々にも先生が優しく教えてくださいますので気軽に参加できます。
 ちなみに講座および実釣には申し込みと参加費が必要となります。興味のある方は東京海洋大学フィッシング・カレッジに問い合わせしてください。釣りの楽しみの幅が広がること間違いなし!

2007年01月15日

明日はフィッシングカレッジin東京海洋大学

先日、研究室にいると色々なさかなをもらえる機会があります、と書きましたが、もらえるものはお魚だけではありませんapple04.gif 

今日は紀文さんの「調製豆乳」をサンプルとしていただきました~!
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シツチョーと紀文さんのえら~い部長さんが大学の同期ということで私が、

「豆乳ほしいです!!」

とわがままを言ったところ、サンプルを快く送っていただいたのでした。
シツチョー尊敬。


さて、明日は第15回目の東京海洋大学フィッシングカレッジです。
過去の講座の様子はこちら
      ↓
堤防での釣りと水平線を楽しむ
ルアーとフライでトラウトフィッシング


明日の講演は『水生昆虫とマスの食性』、実技は『フライ(毛ばり)作成講座』です。どちらも指導は奥山文弥東京海洋大学客員教授です。

この講座は大学の講義ほどかたくないので気軽に聞きにいけます。でもとってもためになります。私も自分でフライを作ったりするので(不器用なのでへたくそですが・・・。シツチョーいわく、へたくそな方が弱ってる虫に見えるから魚が釣れるらしい・・・ほめられてるのだろうか・・・。)、明日の講座は楽しみです。

フライフィッシングはおもしろいし初心者でもわりとすぐ楽しめる釣りかな?っと思います。また、自分で作ったフライで釣れた時はめちゃテンション上がりますya07.gif
nijimasu.jpg  yozawa05.jpg  

明日のフライ作製なんかはフライフィッシングをやったこと無い人でも楽しめると思うので興味のある方は是非行ってみてください53.gif

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1月21日には開成水辺フォレストスプリングスで実釣もあります。明日申し込むこともできますので、明日の講義を聴いて、やってみたい!!と思った方は行ってみてください。

2006年12月20日

釣りの未来を考える研究会

12月16日(土)東京海洋大学にておこなわれました「第10回釣り問題研究会」(東京海洋大学。釣りに関する諸問題についてさまざまな提起をする前段階として、東京海洋大学の工藤教授、水口名誉教授らが提唱する研究会。参加費無料)に参加してきました。
 
今回のテーマは「管理釣り場の現状と将来」。講演は「内水面の釣りと内水面漁業の関係-センサス分析を中心に-」工藤貴史先生(東京海洋大学)、 「現代管理釣り場事情」加藤康一氏(Fishing Area News 編集長)、「内水面養殖と管理釣り場」石田信哉氏(㈱林養魚場、場長)。
 初心者導入にはもってこいの管理釣り場、特にサケ・マスの管理釣り場についての話でした。
 
工藤先生からは5年に1度、まとめられる漁業センサスの分析を中心い、サケ・マスの釣りについて説明。’93~’98年ピークで遊魚者数が減少しており、マス釣りに関しては初心者の割合が多くなったのではとの見解。マスの内水面養殖業に対する釣りの重要性を説明し、日本の内水面漁業を支えているのは釣り人である として、釣りの振興が漁業政策にとっても重要であるとしていた。
 
加藤氏からは実際の管理釣り場の状況を説明。とにかく釣れないとお話にならないとの見解。釣りの多様化によって個性を出す管理釣り場が増えてきているが、初心者にとっては技術向上をしなくても楽しめる、とにかく釣れる釣り場が必要であるとの考えだった。
 
石田氏からはニジマスの養殖から管理釣り場(フォレストスプリングス)の話があり、ニジマスの育種には特別な思い入れと力を注いでいるとの説明。 ”食用のための養殖”から”遊魚のための養殖”に変わりつつある現状を説明し、管理釣り場に特別な思いを入れていることがうかがえた。しかし、ニジマスの食用にも今後力を入れていき、本来の養殖の目的は見失わないようにしていきたいとのこと。未来は明るいとの話だった。
全体として管理釣り場が内水面漁業と密接なかかわりと持っており、釣りに対する位置付けも”初心者導入”という重要な役割を担っていると感じた。管理釣り場の有効な利用、アピールによる積極的な釣りの振興が必要であるということ。

来年も釣りの未来を考える研究会として「釣り問題研究会」が行われます。
魚を釣って楽しいではなくて未来を考えるこの研究会に参加してみてはいかがでしょうか?

2006年11月14日

釣りの未来を考える研究会

 10月21日(土)東京海洋大学にておこなわれました「第9回釣り問題研究会」(東京海洋大学。釣りに関する諸問題についてさまざまな提起をする前段階として、東京海洋大学の工藤教授、水口名誉教授らが提唱する研究会。参加費無料)に参加してきました。
 今回のテーマは「釣り人にとっての霞ヶ浦」。講演は「霞ヶ浦への関わり方」水口憲哉先生(つり問題研究会)、「霞ヶ浦の人・魚・水 -漁業の遷移から-」工藤貴史先生(東京海洋大学)、「霞ヶ浦の遊魚制度への新たな取り組み」横山鉄夫氏(ワールドバスソサエティー)、「釣り人にとっての環境問題」吉田幸二氏(NPO法人水辺基盤協会)。
 釣り人になじみの深い霞ヶ浦。霞ヶ浦のできた生い立ちから漁業への関係、そして釣りと言った時代背景と環境問題がありありと見える内容でした。特に今後の霞ヶ浦のつりの方向性をどのように考えていくかが問題であるとのことが見えてきているので、釣り人にとっては一石を投じる内容だったと思います。「外来魚が闊歩する霞ヶ浦に明日はあるのか!」などと大きなことを考えてしまうような内容でしたが、釣り人にもこんなことを考えていかなければならない時代でもあるのではないでしょうか?
今後も釣りの未来を考える研究会として「釣り問題研究会」が行われます。
魚を釣って楽しいではなくて未来を考えるこの研究会に参加してみてはいかがでしょうか?

2006年11月11日

いろんな魚たち-群れ

 外国に行ったツアー日本人、群れていますね~。暴走族も群れていますね~。暴走族は弱いと思いませんが、一般的に弱いから群れを作っていると思われています。では魚たちの群れるとは?今回は魚たちの行動、群れるについて考えて見たいと思います。とにかく、雑学です。


群れる~
魚たちは群れるのが大好きのように見受けられます。さて、群れることにメリットはあるのでしょうか?もちろん、群れる魚が多いということはメリット大と考えられるのですが‥‥具体的にはどうなのでしょう。
群れるメリットgonzui_5.gif
①捕食者からの回避。いわゆるところの子供の絵本の「スイミー」(ではありません)の話です。群れを作ることによって捕食者への威圧あるいは幻惑する効果があるとされています。また、群れの1匹が捕食者に気がつけば危険情報は群れに伝わり回避行動が即座に取れることができると考えられます。
②効率的なエサ探しができる。海中での餌はひとところに集まっていることが多いので、群れが広がって餌を探して探し当てて皆がそれを食べるということです。しかも餌を食べている間も捕食者の来襲を警戒できます。
③配偶者を探しに行く手間も省けます。群れはほぼ同世代で成熟度合いも同じ魚が群れていることが多いので、相手探しには苦労しないでしょう。結婚相談所もない広い海の中に単独生活している魚たちのよき伴侶選びの苦労は並大抵のものではないのではないでしょうか。
④みんなで決めれば間違えない効果もあります。サケが地磁気コンパスや匂いを頼りに生まれた川に戻ってくることは良く知られていますが、皆で匂いやコンパス頼りに進めば一匹レベルの間違いはなくなってうまくいくということです。
⑤学習効果で釣れにくくなる。群れの中の一匹がつれ落とされるとその群れは連れにくくなる現象です。つまりバラしたらダメということ。「この餌は危険だ」と学習してしまうと考えられるからです。釣りでは一番重要なことかな?

結局釣り人の勝ち?
 こんな魚たちにメリットの大きい群れ行動ですが、釣り人にとってのメリットも大きいのではないでしょうか?堤防でのアジつり、群れが入ってきてマキエをするとサビキに鈴なりなんてこともあったり。漁師のまき網で一網打尽なんてことも‥‥結局、自然界で生きるための魚たちのメリットを逆手にとっている人間が一枚上手ということでしょうか。

2006年10月28日

いろんな魚たち-鼻

 世の中に変わり者がいるように、魚たちの中にも変わり者がいます。生物多様性といいますか 進化の妙といいますか とにかく面白い、変わった魚たちがいます。そんな魚たちの紹介です。釣りにも参考になるかな?とにかく、雑学です。

鼻--
 「魚の気持ち-嗅覚編」にも記載しましたが、一般的な魚の鼻の構造はトンネル状、つまり出口と入口があります。魚を前から見てみると口先と眼の間に左右上下に4つの穴(鼻孔)が見えると思います。エイも腹側と背中側に鼻の入口と出口があり、一般的な魚と同じようにトンネル状の鼻を持っています。これら魚たちの鼻は人間の鼻とは違って呼吸には使われません。水に溶けた物質のにおいを嗅ぐ専門の器官なのです。

やっぱりエサトリ、オヤビッチャは変わり者?
 しかし、トンネル状の鼻を持たない魚がいます。磯釣りなどでエサトリとして名を知られているオヤビッチャなどスズメダイの仲間は鼻孔が左右ひとつずつなのです。このオヤビッチャたちは鼻孔を広げたり狭めたりして水を出し入れしている変わり者なのです。
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 また、養殖のマダイなども、鼻の構造がイビツに変形しているものがいます。魚屋さんに売っているマダイで鼻孔が左右に1つしか見えないものは養殖の可能性が大きいです。

 この鼻の構造、釣りにどう使えるのかというと‥‥雑学にしかなりません!!
 しかし、嗅覚が鋭い魚は鼻の前後の穴の距離が大きいく、鼻の感覚器官の面積が大きくなっているのが一般的です。このことから、自分が対象魚としている魚の嗅覚が鋭いのか、鋭いのであれば匂いの強いエサが有効?などと思いをめぐらすことも面白みの一つではないでしょうか?

とにかく、オヤビッチャを釣ってみたら顔をまじまじと見てみてはいかがでしょうか。

2006年10月19日

「へら鮒釣りの現状と問題」

 釣りエサ研究所(マルキュー研究開発部)では釣りに関係している研究会等に協力しております。昨年度おこなわれました「釣り問題研究会」(東京海洋大学。釣りに関する諸問題についてさまざまな提起をする前段階として、東京海洋大学の工藤教授、水口名誉教授らが提唱する研究会。参加費無料)にも「ヘラブナ」について発表しております。発表内容に興味がありましたら写真をクリックしてください。また、今年も「釣り問題研究会」は開催されておりますので参加してみてはいかがでしょうか?
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2006年10月18日

大学で楽しい釣りの講座があります!

釣りの楽しみはさまざま。魚を釣るだけではなく、魚の生態や自然環境といったものにも楽しみを見出すことも釣りの楽しみを広げることにもなるのではないでしょうか?
 今回は10月17日に開催された第12回東京海洋大学フィッシング・カレッジに参加してきましたので紹介したいと思います。
フィッシング・カレッジの内容は講座と実釣で、魚や海川の知識(環境・社会・文化)と体験を深める公開講座です。第12回のテーマは「堤防での釣りと水平線を楽しむ」。講座編の講師には東京海洋大学海洋学部海洋環境学科松山優治教授が「黒潮と相模湾の海況」として黒潮の流れについてのお話でした。相模湾での急潮の起こるシステムや黒潮蛇行のメカニズム等をわかりやすく解説してくださいました。釣りとの関連で言えば黒潮の流れで釣りモノや釣り場の変化を読み取ることで参考になるのではないでしょうか。黒潮の流れ等の情報は海上保安庁ホームページに載っていますので今後の釣りの参考になればと思います。
 講座第二部は「堤防釣り」として東京海洋大学奥山先生が釣りについての講義。野生の魚を考えて釣る、釣り本来の面白みをといてくださいました。釣りに必要な道具立ては?との質問から釣り道具の重要性や価値を説明していただき、初心者以外の方々(特に私)にもドキッとさせられることもある内容でした。
 実釣は10月22日(日)に伊豆半島福浦港で行われます。考えて釣りをする実践場所としては数々の魚がいるので最高ではないでしょうか。魚を単に釣るだけではなく、生態などの勉強も含めて興味の尽きないことばかりです。釣り初めての方々にも先生が優しく教えてくださいますので気軽に参加できます。
 ちなみに講座および実釣には申し込みと参加費が必要となります。興味のある方は東京海洋大学フィッシング・カレッジに問い合わせしてください。釣りの楽しみの幅が広がること間違いなし!
 

2006年10月05日

魚の気持ち-味覚編

 魚たちの気持ちを知るために、魚の「五感」について考えてきました。前回までに「聴覚(音)」「嗅覚(匂い)」「視覚(色、形) 」「触覚(歯ごたえ)」をお話してきました。これまでの話をまとめると、魚たちがエサを食べるまでの過程は次の通りです。

 ①遠くのもの(エサかどうかわからない)の存在を「聴覚(音)」で知る。
 ②「嗅覚(匂い)」によってエサかどうかの認識をする。
 ③「視覚(色、形)」によってエサが魚にとって食べられるもの(大きさ、形)かどうか確認して、噛んでみる。
 ④「触覚(歯ごたえ)」によってエサの硬さ、異物感を口で確認する。
 ⑤噛んでエサの硬さを確認すると同時に「味覚(味)」によってエサの最終確認をおこなう。このエサを好めば飲み込む。

 今回はエサを食べるときに感じる「味覚(味)」を中心に魚たちの気持ちを考えて、魚の「五感」についての最終回としたいと思います。

misujisuzume_sR001.gif魚の味覚misujisuzume_s001.gif
 魚も人間も味の刺激を感じる器官は味蕾といいます。人間の味蕾は口の中だけにありますが、魚では口の中だけではなく口の周辺、ヒゲにも分布しています。つまり魚は口の周辺でもエサの味を感じることができるのです。
 海水と淡水とでは棲む魚たちの「味覚(味)」には違いがあります。淡水に棲むコイの「味覚(味)」はショ糖(甘味)、塩(塩味)、キニーネ(苦味)、酢酸(酸味)によく反応します。また、人間の唾液、ミルク、ミミズやサナギの抽出物にもよく反応します。海水魚については塩味、苦味、甘味にたいして反応が弱く、アミノ酸核酸関連物質によく反応することがわかっています。アミノ酸は「匂い」として「嗅覚(匂い)」でも反応しますが、感じるアミノ酸の濃度や器官が異なることから魚たちはアミノ酸も「味」としても感じていることがわかります。ここで注意しなければいけないことは、魚の種類や棲んでいる環境によって味覚が大きく左右されることです。

kakure_sR001.gifまとめ・魚の「五感」kakure_s001.gif
 これで魚の「五感」についての勉強(?)を終わりにしたいと思います。魚たちも人間と同じように「五感」を持っていて、エサを食べさせることが非常に難しいことがわかったと思います。糸の付いたエサを魚に食べさせるためには、魚の「五感」をクリアして警戒心を解く必要があります。魚の警戒心を解くには、魚の気持ちになって考えることです。例えば釣り場で騒げば魚たちは警戒しますし、汚い釣り場には魚は棲み付きません。釣り人もマナーを守り、自然環境を考えて釣りをすれば魚たちのほうからやってくるかもしれません。

2006年09月21日

魚の気持ち-触覚編

 魚たちが遠くのエサを知る方法はエサの着水音や他の魚が食べる音など、まず「音」でエサの存在を知ります。次いで「匂い」でエサの好き嫌いを判断し、眼で見て大きさや形、色を判別します。つまり「聴覚(音)」「嗅覚(匂い)」「視覚(色、形)」の感覚でエサであると判断されて、はじめて魚たちはエサを口にします。
 エサが口にはいるということはハリが付いていれば釣れる可能性があるということです。「聴覚(音)」「嗅覚(匂い)」「視覚(色、形)」の感覚をうまくクリアしたエサがルアーです。ルアーは「音」や「色」、ものによっては「匂い」でエサであると勘違いさせて釣るものです。ですから硬いスプーンハードプラグといったルアーで魚が釣れるのです。
 今回は「触覚(歯ごたえ)」を中心に魚たちの気持ちを考えていきたいと思います。

手触りならぬ歯触り?
 私たちは珍しい食べ物を見たとき、どういう行動に移るでしょうか?珍しい食べ物だけではなく、様々な興味を引くものを観察するときに私たちは口に入れる前に手で感触を確認します。もちろん、魚たちは手がありません。ですからまず。「聴覚(音)」「嗅覚(匂い)」「視覚(色、形)」といった感覚を駆使して何であるかを判断します。これら、「聴覚(音)」「嗅覚(匂い)」「視覚(色、形)」は直接体に触れることなく相手を知ることができるので、危険であればすぐに逃げることができます。「聴覚(音)」「嗅覚(匂い)」「視覚(色、形)」の感覚が安全で、エサであると判断すると手のない魚たちは口を使って観察します。
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その時に「触覚(歯ごたえ)」「味覚(味)」の感覚が役に立ちます。「触覚(歯ごたえ)」でエサと判断する手がかりは、口の形、歯の形にあります。例えばクロダイの歯は犬歯のような鋭い前歯と丸い臼上の歯が並んでいます。この歯の形はクロダイの食性に非常に密接にかかわっています。クロダイの好物はカニやエビといった甲殻類と貝類です。甲殻類や貝類は硬い殻を持っていますから、食感は”ガリッ”とした後に”グジュ”と中身が出てくるような感じです。この「触覚(歯ごたえ)」と「味覚(味)」が相まってクロダイはエサであると認識して飲み込みます。ですから少しの「味」が付いていれば押し麦や乾燥したトウモロコシといった”ガリッ”とするものだけでも違和感なく飲み込むのです。
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左がメジナの歯、右がクロダイの歯。シツチョーコレクションより。

しかし、魚たちの状況によってはこの”ガリッ”とした「触感(歯ごたえ)」をいやがる場合もありますから、「触覚(歯ごたえ)」も他の感覚同様に判断基準はその状況により変化するようです。また、メジナは硬いエサは食べないように「触覚(歯ごたえ)」は餌を食べる感覚の重要な一つであることは間違いありません。釣りでの応用例としては対象魚の口の形や歯の形から魚たちの「触覚(歯ごたえ)」を推測してエサ選びができるということです。

2006年09月06日

大学で楽しい釣りの講座があります!

 釣りの楽しみはさまざま。魚を釣るだけではなく、魚の生態や自然環境といったものにも楽しみを見出すことも釣りの楽しみを広げることにもなるのではないでしょうか?
 今回は9/5に開催された第11回東京海洋大学フィッシング・カレッジに参加してきましたので紹介したいと思います。
フィッシング・カレッジの内容は講座と実釣で、魚や海川の知識(環境・社会・文化)と体験を深める公開講座です。第11回のテーマは「ルアーとフライでトラウトフィッシング」。 講座第一部の講師には、東京海洋大学羽曽部先生が「脊椎動物の基本体制と魚類解剖組織学」としてニジマス標本を使った組織学でした。釣りの対象は魚!魚を捌くときに組織学の勉強として…これが心臓、肝臓、胃にはエビが入っている!…なんてことを楽しく学びましょうということです。さまざまなことに興味と疑問を持って考えることが重要です!との先生のお言葉。これは釣りにも通ずる考え方と思いました。
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魚の体の中身を絵に描いておぼえて、考える。こんなお絵かきもおこないました。
 講座第二部は「ニジマスの魅力」として東京海洋大学奥山先生が釣りについての講義。釣り人にはこちらの方が興味があるかもしれません。奥山先生が特別に思い入れのある「ニジマス」、この釣りを語らせたら右に出るものはいないのではないでしょうか。そのニジマスについて歴史から釣り方、楽しみを熱く語ってくれました。
 実釣は9月10日(日)に開成水辺フォレストスプリングスで行われます。魚を単に釣るだけではなく、生態などの勉強の一環としての実釣は今までにないことと思います。釣り初めての方々にも先生が優しく教えてくださいますので気軽に参加できます。
 ちなみに講座および実釣には申し込みと参加費が必要となります。興味のある方は東京海洋大学フィッシング・カレッジに問い合わせしてください。釣りの楽しみの幅が広がること間違いなし!
 第12回のテーマは「堤防釣り」。10月17日(火)に講座、10月22日(日)に実釣です。 

2006年09月05日

魚の気持ち-視覚編

 魚たちの気持ちを知るには、魚たちがどの様な感覚を持っているかを知ることが第一だと思います。いわゆる「五感」で、「聴覚(音)」「嗅覚(匂い)」「視覚(色、形)」「触覚(歯ごたえ)」「味覚(味)」です。前回までに「聴覚」 「嗅覚」の話をしました。今回は「視覚(色、形)」を中心に魚たちの気持ちを考えていきたいと思います。
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色彩感覚はあるのか?
 私はテレビの野球やサッカーの中継をよく見ます。あまりラジオで聞くことはありません。テレビの良いところは「見える」ことです。例えば選手のファインプレーなどはテレビで見れば一目瞭然なのです。このように私たち人間は様々な情報の大部分を「視覚」から得ています。まさに”百聞は一見にしかず”なのです。では魚たちの「見ている」世界はどの様な世界なのでしょうか?

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2006年08月18日

魚の気持ち-嗅覚編

魚の気持ちを知るには、魚たちがどのような感覚を持っているかを知ることが第一だと思います。いわゆる「五感」で、「聴覚(音)」「嗅覚(匂い)」「視覚(色、形)」「触覚(歯ごたえ)」「味覚(味)」です。前回は「聴覚(音)」の話をしました。「音」は遠くの情報をいち早く魚たちに教えてくれます。

 さて、釣りエサ研究の主流であり、釣り人にとってもいちばん興味のあることは「嗅覚(匂い)」ではないでしょうか?釣りエサは独特の匂いがしますし、特別に匂いも付けています。多くの研究から「嗅覚(匂い)」が魚たちのいろいろな行動、例えば摂餌、性の判別、個体識別、求愛、回遊などに重要な役割と演じていることが明らかになっています。今回は「嗅覚(匂い)」について摂餌行動を中心に魚たちの気持ちを考えていきたいと思います。
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2006年08月04日

魚の気持ち-聴覚編

魚の「五感」
 「大きな魚をたくさん釣りたい」、これは釣り人なら誰もが考えることではないでしょうか。「その方法はこれだ!」などという答えがあったら私のほうが知りたいものです。インストラクターの方々やプロと言われる人たちは、経験と日頃からの勉強により一般の釣り人より「ウデ」が良いことは周知の事実です。経験は釣り人一人一人が積み重ねていくものですので、ここでは魚たちについて勉強していきたいと思います。勉強というと難しく考えてしまいますが、なるべく簡単に「エサ」について、それも魚の気持ちになって考えていきたいと思います。
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 魚たちの気持ちを知る一つの方法には、彼らがどのような感覚を持っているかを知ることがあると思います。魚たちは私たち人間とほぼ同じ感覚を持っていると言われています。いわゆる「五感」です。「聴覚(音)」、「嗅覚(匂い)」、「視覚(色、形)」、「触覚(歯ごたえ)」、「味覚(味)」です。魚たちはこの「五感」を駆使して餌を探したりして生活しており、釣られまいとしているわけです。
 釣られまいとする行動、つまり「五感」を駆使した警戒心を解くことが「大きな魚をたくさん釣る」につながると思っていいでしょう。また、この「五感」で何をどのように感じているかがわかれば、魚の気持ち(何が嫌いで、何が好きかなど)に一歩近づいたことになると思います。
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”うるさい、うるさくない”音とは
”イ~シ焼き~イモ”こんな声が秋の夜長に聞こえてくると我慢できない人も多いかと思います。この「音」を聞くことにより、遠くからの情報がわかります。特に水中での「音」は空気中の約3倍の速度で伝わり、光の透過性が悪く(濁っていたり、水深がある)でも、遠くの情報がいち早く魚たちに伝わります。ダイビングをやっている人にはよくわかると思いますが、水中では音は良く伝わります。例えば、船のスクリュー音、自分が出したボンベの空気の泡の音、ブダイがサンゴや貝を食べている「ガリガリ」という「音」など、その他さまざまな「音」まで、非常に良く聞こえるのです。魚たちの「聴覚」は人間のものとほとんど同じであるということから、ダイバーの聞く「音」はもちろんのこと、さまざまな「音」を魚たちは聞いているのです。
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 魚たちは内耳(人間でいう顔の外に出ている耳は外耳、音を聞く器官は頭の中にある)にある耳石や浮き袋、測線といった体中で「音」を水の振動として感じています。よく”うるさくすると魚が釣れない、逃げる”というのは、魚たちが「音」をたよりに遠くの情報を集め聞き分けているからなのです。しかし、”うるさい”だけでは魚は逃げるとは限りません。つまり、「学習」や「慣れ}ということで”うるさい”が”うるさくなくい”に変わるのです。例えばクロダイのカカリ釣りをしているときに船のスクリュー音がしてもしっかりエサを食べてきますし、磯渡をした直後からメジナは釣れます。魚たちが”うるさい”、つまり警戒する「音」とは聞き慣れない「音」なのかもしれません。

研究開発部員紹介

  • シツチョーッ
    年齢が一番高いというだけで責任者をやっている。釣りのジャンルが一番広いのも単に年の功?
      
  • アベちゃん
    社内規定でチャン呼びは御法度。だがブログの上では許してもらおう。船と磯のエキスパート 。
      
  • ラーメンマン
    色々な呼び名があるが、メジャーな呼び方の方が良いだろう。いつも辛そうにしている変わったキャラクター。
      
  • ザ・選手
    彼はJFTグレの選手。得意なのはクロダイのダンゴ釣り。帽子と作業服は365日変わらない。
      
  • ノリオ
    おじさんのように見えていて本当にオジサン。研究室では学術部門の担当。
      
  • ヒー君
    おとなしい性格。いつも職場内を漂っているだけで人畜無害。まるでキノコの胞子みたいだ。
      
  • 極悪人
    研究室ではダントツのトーナメンターしかし釣りのウデと性格が反比例しているためこう呼ばれている。
      
  • ミスターシケ男
    釣りが決して下手なわけではない。ただ・・・釣りをする以前にシケを呼び寄せるだけなのだ・・・。
      
  • ミス研究室
    自他共に認める研究開発一の美人。だって研究室では紅一点ですから・・・。分析はオマカセ!!

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