●釣り方のコツ
 基本は18尺以上のチョーチン釣りだが、天候や新べらの放流によりタナが上がることがあるので、スタート時はサオを交換してサワリが続くタナを探るのが急所。エサ落ち目盛りは、パイプトップで水面に5〜7目盛り出た位置にし、毎回トップ先端までなじませてへら鮒のタナをつくる。
 食いが渋いときは、硬いグルテンを小さくハリ付けし、食いがよいときは軟らかく大きめに付ける。アタリは、なじんだ直後から1目盛り上がる間のものに絞り、アタリが出るタイミングを掴んだら、長く待たないで積極的に打ち返していく。
 晴天時には日中になるとタナが上がったり、渋いときは下がる傾向がある。そのためひとつの釣り方で通すのではなく、時合の変化にサオの長さを換えて対応。下ハリスの長さも、アタリの頻度に応じて、長さをマメに調節する。
●食い渋るへら鮒を集魚し、タナを安定させる最強バラケ
バラケ ダンゴの底釣り夏50cc+新B300cc+セット専用バラケ100cc+水100cc
●作り方/麩をボウルにすべて入れ水を加えたら、熊手状の指で30回ほど強くかき混ぜて2〜3分放置する。
くわせ 本グル50cc+水60cc
「本グル」ってどんなエサ?
攻め、待ち、どちらでもいける万能のくわせタイプのグルテン。グルテン繊維がマッシュを抱え込み、深いタナまでしっかり持って、明確なアタリをもたらす。待てるうえに誘いが効き、軽いのでへら鮒の吸い込みも抜群。宙釣りのセットのくわせ、深ダナ狙い、底釣りなどに効果的。食い渋る厳寒期の待ち釣りにも威力を発揮する。単品で使えるのはもちろんのこと、「新べらグルテン」をブレンドすればバラケ性がアップし、「いもグルテン」をブレンドすれば、重さが付き底釣りにも対応できる。
ここがポイント
1. アタリがなくなったとき
 へら鮒が散るというより、タナが下がる「下ズリ」が原因。エサをいじる前にサオを3尺長いものと交換して、深いタナを狙う。ここで麩を足すと、水分を吸いきっていない粒子が舞ってアタリが出にくくなるので、バラケエサの形を変える。
■修正方法 それまでより、ひと回り大きくつまんだバラケを指で強く押さえて角張らせてエサ付けする。トップが完全になじんだらすぐに打ち返してタナに集魚する。

2. アタリがあるのに釣れないとき
 年内なら天候によりバラケに強く反応することがある。バラケを軟らかいダンゴタッチに換えて、上エサも食ってもいいように手直しする。食い気があるときは、グルテンも硬いとカラツンの原因になるので、軟らかいものをひと回り大きくエサ付けする。さらにハリス段差を狭くしてみよう。
■修正方法 半分に分けたバラケに手水を1〜2回打ち、ボウルのヘリに押し付けるように10回ほど練りこむ。これで反応が鈍ければ残りのボソを足して動きを見る。グルテンはエサの上から手水を垂らし、軟らかくなった部分をつまんでハリ付けする。
3. 新べらの寄りがすこぶるよいとき
 セット釣りではカラツンが多くなるので、ハリスは50cmと65cmにチェンジして両グルテンで狙ってみよう。この時のエサは「新べらグルテン」100cc+「本グル100」cc+水200cc。手の甲でエアー抜きしたものを上下のハリに5円玉大にエサ付けし、落ち込みの小さく抑えるアタリを狙うと大釣りが期待できるので、放流直後にオススメ。
●基本セッティング
竿は18〜24尺。放流ベラが入ったときは13〜16尺。ウキは18尺チョーチンのタナでは羽根寸16cmのパイプトップ。21尺では羽根寸18cmを使用。ハリスの長さは上15cmと下60cmが目安だが、アタリが多いときは下ハリスを5cmずつ短くする。反対に渋いときは10cmずつ長くする。

●オモリ
「絡み止めタングステンオモリ」1gを使用してハリスの絡みを防止する。これに板オモリを17mm×20〜30mmほど足す。


●エサの大きさ

バラケ バラケの大きさは直径3cmを標準とし、打ち始めは角張らせて集魚し、アタリが多くなったらひと回り小さくていねいにエサ付けする。


くわせ グルテンは直径7mmの大きさで、できるだけ丸く付けるとカラツンが少なくなる。
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