名手のイメージを形にした、攻めのダンゴエサ「ガッテン」。
速攻の釣りの元祖として、浅ダナ両ダンゴで、圧倒的な釣果を叩き出す小山圭造。
そんな小山が「このエサは間違いなく、私がイメージしている浅ダナ両ダンゴそのもの」と
断言するのが、マルキューの「ガッテン」だ。ここでは「ガッテン」の特性と、
小山が重視している浅ダナ両ダンゴの釣りの要点について解説しよう。
動画「ガッテンの特徴」はこちら
浅ダナの釣りに不可欠な軽さ。
 小山がイメージしている浅ダナ両ダンゴに、欠かせないのが軽さ。「ガッテン」には、その軽さがあるという。
 「ガッテン」は持つエサだが、軽さの分だけカラツンが少なく、また、アタリの出方も早い。魚を寄せたいときに大きめにハリ付けしても、ウキが潜りにくいメリットもある。
 また、浅ダナ両ダンゴでは、夏場になれば魚が湧くため、エサを重くしてタナに入れるようにするが、そんな状況にも、重いエサをブレンドするだけで、すぐに対応できる。逆に、重いエサを軽くするのは、かなり難しいことだと小山は語る。
食いアタリを出せる芯残り。
 次に小山が重視しているのが、芯残りのよさ。浅いタナの場合、魚が寄ってくると、ウキがなじむまでにエサがかなり揉まれる。そこでエサが落ちてしまうと釣れないわけだが、「ガッテン」なら、適度なねばりによる芯残りがあるため、バラケながらもしっかり持って、決めアタリを出せるという。
 また、芯残りがいいと、ワンサイズ下のハリが使えるので、さらにゆっくりと落として、渋い状況でも食いを誘うことができる。逆にハリのサイズを大きくし、練らずに軟らかくした「ガッテン」を付けて、夏場に大型を一発取りで狙う釣りも有効だという。
動画「バラケ具合を水槽で見る」はこちら
動画「バラケ具合を水槽で見る2」はこちら
これまでになかった作りやすさ。
 小山は、浅ダナ両ダンゴは作りやすさも大切、と語る。「ガッテン」のようにバラケながら芯残りするエサは、いままでの場合、釣り人の感覚でエサを練り、あとから粒子の粗い麩を加える戻しエサでないとできなかった。それが「ガッテン」なら、単品に水を加え、さっと混ぜるだけで一発で仕上がるのだ。
 戻しエサは、どうしても麩の粒子を潰してしまうため、水の中に入ってからの膨らみが弱く、エサの変化も早い。その点「ガッテン」は、最初から少しねばりがあるが、バラケ性もあり、変化も少ない。また、単品で使えるため、ねばってきたら、ちょっと水を足して「ガッテン」を加えてやるだけで、釣れる状態に戻せるのだ。
いまの釣り場にマッチ。
 以上で挙げた特性を持つ「ガッテン」は、最近の浅ダナ釣りにベストマッチする、と小山はいう。最近の傾向として、アタリがないからといって、上から大きくバラケさせるのではなく、ある程度なじんでからバラケるエサが有効だという。これは、多くの釣り場で、一度上がると、なかなかエサを追ってくれない大型の魚が増えたためだ。
 その点、「ガッテン」なら、魚のウワズリを抑える芯残りはもちろん、渋い魚の食いを誘い、使いやすさにも優れた軽さ、さらに便利な作りやすさまでも備えている。
 チョーチン両ダンゴに「天々」があるように、これからは浅ダナ両ダンゴなら「ガッテン」というのが小山の結論だ。あとは状況に合わせて、多少ブレンドで調整していけばいけるという。
手直しとブレンド。
1-基本の使い方
(1mの釣りの場合)「ガッテン」5+水1 (カッツケの場合)「ガッテン」4+水1
 どちらも作ったあとすぐに使わず、2〜3分放置するといい。そして、ハリ付けするときは、ダンゴの真ん中にハリが入るようにする。打ち始めは、下バリはていねいにエサ付けし、上バリは少しラフに付けると、より早く魚を寄せることができる。
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動画「ハリ付け」はこちら

2-エサが持たないときの手直し
 軽く手もみしてハリ付けする。これだけでも持つようになるはず。さらに持たせたいときは、少量をボウルの中で小分けして、指先で4〜5回押し練りする。ウキのなじみを見ながら調整していく。

3-カラツンが多いときの手直し
 エサが持ち過ぎているので、手水を加え、軟らかくして使う。また「バラケマッハ」や「スーパーダンゴ」など、バラケ性の高いエサを追い足すと、エサの開きが早くなり、カラツンも抑えられる。

4-寄りが悪いときのブレンド
(管理釣り場の場合)
「ガッテン」4+「スーパーダンゴ」1+水1
「スーパーダンゴ」を加えることで、魚を比較的はしゃがせずに寄せることができる。
(野釣りの場合)「ガッテン」4+「新B」1+水1
「新B」はさなぎが多く入っていて、においでもへらを寄せられる。

5-魚が湧いて、なじみが出ないときのブレンド
(重さとねばりで持たせる場合)
「ガッテン」4+「ダンゴの底釣り夏」0.5+水1
「ダンゴの底釣り夏」でエサを持たせる。
(重さだけを加える場合)「ガッテン」4+「とろスイミー」0.5+水1
「とろスイミー」で重さだけを加える。なじんだエサが開かないと食わない状況で有効。
動画「状況に応じたブレンド例」はこちら
浅ダナ両ダンゴの要点。
 最後に、小山に、浅ダナ両ダンゴの釣りの要点を聞いてみた。小山は、この釣りでは、早いリズムで釣っていくことを重視している。
●1mの釣り
 早いリズムで釣る一方で、1mの規定がある釣り場では、できるだけ魚をウワズらせないように気を配る。これは前述したように、一度ウワズるとなかなか魚がタナまで下がらないため。そのため「ガッテン」のようなエサを使い、上からバラケさせず、タナまで行くようにする。そして、釣っていて、エサがタナに入っていかなければハリスを短く、アタリが少なければ、ハリスを長く調整していく。
●カッツケの釣り
 1mの規定がない釣り場では、湧いた魚に食い気がある場合、カッツケ釣りを選ぶ。カッツケ釣りでは、1mの釣り以上に、ウキの変化をどんどん取っていくことが重要だという。そのために、アタリが出やすいようにハリスの長さを調整する。カッツケの場合、ウキをなじませるならハリスは短め、すぐにアタるときはハリスを長めにする。すぐアタるときにハリスを長くするのは、オモリとウキの距離が短いため、オモリの真下にエサがあると、湧いた魚にエサが揉まれてしまい、ハリスがなかなか張らないという理由から。
 そのため、ハリスを長めにして、振り切り気味に打ち、ウキが立つ位置とエサの位置をズラして、ハリとオモリとウキを直線状にし、ウキが少し横に振れるようなアタリを出しやすくする。これで、カッツケならではの早いリズムで釣っていけるという。
動画「典型的なアタリ」はこちら
●ウキの調整
 1mの釣りでも、カッツケでも、エサを調整し、ハリスの長さを調整し、それでもいいアタリをもらえなければ、ウキの大きさを変えてみる。まず、エサがタナに入っていかなければ、ウキを大きくする。逆に、ウキは動くのだが、なかなか決めアタリがもらえないときは、ウキを小さくする。
 エサの状態、ハリスの長さ、ウキの大きさ。これらがうまく噛み合ってこそ、浅ダナ両ダンゴで大きな釣果が出せる、と小山は語る。
■小山圭造 短竿浅ダナの両ダンゴタックル
[1m] 竿9尺 道糸0.6号 ハリス上下0.3号(上20cm、下30cm) ハリ上下4号(グラン) ウキボディ5cmパイプトップ
[カッツケ ウキ下約30cm]
竿9尺 道糸0.6号 ハリス上下0.3号(上25cm、下30cm) ハリ上下3号(グラン) ウキボディ3cmパイプトップ
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