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| ペレ宙といえば、長竿の釣りのイメージがあるかもしれないが、 最近では、ペレット系を使った短竿の浅ダナやチョーチンも、 この釣りに含まれるようになっている。 つまり、ペレ宙には3つの釣りがあるということだ。 そこで、ここでは熊谷充が好んで使っている、 3つのペレ宙すべてに対応するブレンドパターンを紹介しよう。 さらに、それぞれの釣りの要点についても、熊谷に語ってもらった。 |
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そもそもペレ宙の釣りは、どんなときに効果があるのだろうか。 熊谷がペレ宙を選ぶのは、魚の活性が高く、好釣果が出ているときだという。目安としては重量で50kg、枚数で70枚釣れているような状況。こういうときでも、決して麩エサがダメというわけではない。しかし、ペレットなら、重さと集魚効果で、より釣りがラクになる感じがするという。ハリスが張るため、ドカンといういいアタリが出るうえ、メリハリのある速い釣りができるのだ。 また、平日に魚の濃い池で釣りをするときにも効果抜群だという。平日釣行が多く、魚が寄り過ぎてウキがナジまずに困った経験のある人は、ペレ宙の釣りをおぼえておいて絶対に損はしない、と熊谷は太鼓判を押している。 動画「ペレ宙の使いどき」はこちら |
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![]() では、具体的なエサの話に入ろう。 「ペレ道」200cc+水200cc(3〜5分放置)+ 「白べら」200cc+「軽麩」200cc+「浅ダナ一本」200cc これが、熊谷が3つのペレ宙に使っているブレンドパターンだ。 ベースは「ペレ道」。「ペレ道」には、並んでも寄せ負けしない集魚力と、エサをタナまで運んでくれる重さがある。特に重さは、盛期の釣りに不可欠な要素。盛期のへらの活性の高さは想像以上だ。寄りも早いし、はしゃぎも大きい。そんな状況でも、水面にたくさん見える魚たちの間を突破し、自分の狙ったタナで釣りができるのが、重い「ペレ道」のよさなのだ。 そんな「ペレ道」をベースに、熊谷は、開きを促す素材として「白べら」、エサ持ちを高める素材として「浅ダナ一本」、これら特性の異なるエサ同士をつなぐための素材として「軽麩」を、ブレンドパターンに加えている。 動画「エサの作り方」はこちら |
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![]() 熊谷は、ブレンドパターンだけでなく、エサ付けの仕方も、釣果を大きく左右すると考えている。エサの内容がよくても、エサ付け次第で釣れないこともあるからだ。 エサ付けの仕方には、色々な方法があるが、熊谷は、下バリはエサの下からハリを回すように、上バリはエサの上からハリを差し込むように、それぞれ付けている。そして、チモトはしっかりと押さえ、エサが沈下途中で落ちないようにしている。 熊谷はいつもこの方法で付けているそうで、いわばこれが熊谷のエサ付けのスタイルだ。上バリをエサの上から入れるのは、上バリを魚にサワらせたいときなどに、この付け方であれば、自由に小細工ができるからだという。 動画「エサの付け方」はこちら |
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チモトを押さえ、沈下途中で落ちないようにする以外に、エサ付けで重要な点は何だろうか。 ペレ宙が効果的な盛期の釣りの場合、へらの食い気があるときは、エサの微妙な硬さやネバリは、食いにはそれほど関係ない場合もある、と熊谷は話す。 それよりも狙っているタナにエサが入ったときに、いかに食い頃の大きさになっているかが重要なのだという。そのため、エサの硬さやネバリに合わせ、エサ付けの際に大きさと圧を調整し、食い頃の大きさのエサをタナに届けてやるようにするのだ。 ただしペレット系のエサは非常に重さがある。まだ魚が寄っていない釣り始めはウキが沈没することもある。そこで、ウキが沈没してしまうようなら、ハリ付けする圧を弱くする。魚の寄り具合によっても、圧や大きさを変えるのだ。 ウキは、少なくてもトップ先端から2つめまでは入れるようにしたい。そのくらいウキがナジむ、エサの大きさと圧をつかむのである。 動画「打ち始めの調整」はこちら ウキは、重いペレットのエサを背負えるように、どの釣りでも、基本的に大きめのものを使う。 そして取りにいくアタリだが、ウキの先端、もしくは2つめあたりまで入れ、そこでのアタリか、あるいはナジんでいく途中の強いアタリも取るようにする。 アタリの出方は状況によって変わってくる。明確なアタリは、とにかく積極的にアワセていくことが大切、と熊谷は語る。 動画「アタリの取り方」はこちら |
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![]() 釣っていると色々な状況に直面する。その状況にエサを合わせていくことが重要になる。ペレ宙が効く盛期は、魚の活性が高い場合が多いので、ウキがナジミにくいことが多々あるはず。そういうときは、まず、エサ付けの大きさを倍にしてみる。 それでもナジミにくいなら、エサを硬めにするか、重くするか、ネバリを出すかしていく。 「浅ダナ一本」を加えると、重さはそのままにネバリだけが出る。「浅ダナ一本」ではネバリが足りないときは、ネバリの強い「バラケバインダー」、さらにネバリの強い「粘力」を、状況に応じて使い分けていく方法もある。 「ペレ道」を加えると、重さとネバリが一緒に出る。「ペレ道」の場合、使っているエサにあとから加えても、なじみがいいのも特長だ。 そしてどのエサも、基エサに加えて手水しなければ、エサを硬めに調整できる。 このように、これらのエサを少しずつ基エサに足していき、エサがタナでこらえるようにしていくのだ。 動画「エサを合わせる」はこちら |
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以上で述べてきたことは、3つのペレ宙のどの釣りにもあてはまるが、 ここからは、それぞれの釣りの要点を紹介しよう。 まずは長竿の宙から。 長竿の宙とはいえ、短竿の1mとやっていることはそれほど変わらない、と熊谷はいう。 スタートはタナ2本あたりからが、熊谷の経験上、魚のタナを見極めるのに手っ取り早いという。 この2本から始めて、ウキの動きを見ながら、当日のタナを探っていくのだ。 竿が長い分、竿振りの精度は下がるため、エサは親指の頭ぐらいと大きめに、しっかりと付ける。 そのためにウキは、短竿チョーチンほど大きくはないが、浅ダナの釣りよりは大きいものを使用する。 そしてハリスは40cm-50cmとやや長めにセットする。 長竿の宙で釣れる魚は、まだ口を使っていない去年の新べらや、 1、2回口を使って警戒心が強くなった大型べらがメイン。 ただ、それらの魚だけを狙うのではなく、大きいのも小さいのもひっくるめて釣るようになる、と熊谷は語る。 |
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| [長竿の宙のタックルデータ] 竿:16尺(天也翔抜) 道糸:0.5号(スムーズへら) ハリス:上下0.5号[上40cm、下50cm](X-TEXへら) ハリ:上下9号(カイト) ウキ:旭舟彩六(取材時は後半九に変更) ※タナ2本ぐらいからスタート |
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短竿の浅ダナは回転の釣り。 ひとさし指の頭大の大きさのエサを、回数を打たないといけないという。 普通の1mの釣りと同じ、一方通行の釣りを心掛けていく。 エサが重いため、ウキは沈没してしまうことが多い。 このため、沈没しない大きさのウキと、沈没しない長さのハリスを使う。 そして長竿の釣りと同じように、強くしっかりしたアタリを取っていく。 エサはペレットなのでハリスが張りやすく、明確なアタリに的を絞りやすいのだ。 動画「ペレ宙の応用 短竿の浅ダナ」はこちら |
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| [短竿浅ダナ(1m)のタックルデータ] 竿:8尺(紫峰天月) 道糸:0.5号(スムーズへら) ハリス:上下0.4号[上20cm、下27cm](X-TEXへら) ハリ:上下7号(カイト) ウキ:光徳浅ダナスペシャル14番 |
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短竿チョーチンは、エサをややラフに付け、極力エサを開かせる。 そして、ウケさせながらのツンというアタリを取る。 ハリスは長め。50cmを基準に50cm−60cm、あるいは50cm−65cmのセッティングにする。 また、この釣りでは、エサをチョーチンのタナまで持たせようという心理が働き、 大きいダンゴを打つことになりがちなので、 自分が持っているウキの中でも、一番大きいものを使う。 また、ハリも大きいものを使うようにする。 チョーチンの釣りでは、深いタナにいることのできる、体力のある大きな魚を狙う。 そこで重要なのが、魚が釣れてくるタナを見つけること。 そのために、あらかじめ池の情報を取っておくと、当日の釣りの展開がスムーズになるという。 動画「ペレ宙の応用 チョーチン釣り」はこちら |
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| [短竿チョーチンのタックルデータ] 竿:9尺(紫峰天月) 道糸:0.5号(スムーズへら) ハリス:上下0.5号[上20cm、下27cm ※通常は上50cm、下60cmぐらい](X-TEXへら) ハリ:上下7号(カイト) ウキ:光徳宙釣りスペシャル16番 |
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| 以上に述べてきた3つのペレ宙だが、どの釣り方にするかは、釣り場に着いて、最近の釣果や、混み具合、他の人の竿の長さなどを見てから決めるのがいい、と熊谷は話す。
エサの手直しについての考え方は、前述のとおり、3つのペレ宙とも同じである。そこで、ここでは、さきほど紹介した高活性時とは別に、日曜日や混雑などで、魚の活性が低い場合の対応の仕方を説明しよう。 まず、ウキがナジむのにアタリが出ないときは、竿をもっと長くしてみる。 それでもサワリが出ないなら、エサを開かせ、魚を寄せるために「白べら」を使う。 また、ナジんでサワるのにアタリが出ない場合は、きちんとウケが出ているかを見る。ウケが出ていなければ、やはりエサの開きを促す「白べら」を加える。 また、ナジんで、サワって、ドンと入る理想のアタリでカラというときは、エサが硬いので、少し手水をつけてエサを軟らかくする。 手水で軟らかくするとエサが持たなくなる場合がある。そのときは「浅ダナ一本」「バラケバインダー」「粘力」を使い分ける。どうやら軟らかいエサがいいと感じたら、次につくるときは最初から「バラケバインダー」や「粘力」を使えばいい。 いずれの釣りでも、ウキが立って、フワフワと受けが出て、そこからサワリながらトップが入ってドンとアタる釣りに近づけていく。そのために、今使っているブレンドに、どのエサが多く、どのエサが少ないのかを、見極めるのだ。 熊谷は、エサの足し算、引き算も、へら鮒釣りの魅力、と語っている。3つのペレ宙に使え、幅広い状況に合わせていける、ここで紹介したブレンドパターンなら、エサ合わせの面白さをたっぷりと味わえるうえ、爆発的な釣果も期待できるに違いない。 動画「ペレ宙のまとめ」はこちら |
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