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『ネオへら2007』第4戦2007.08.29/千葉県・亀山ダム
 8月29日(水)、「ネオへら2007」第4戦が、千葉県亀山ダムで行われた。今回は5リミット制。昨年度の今大会で9,100gのビックウェイトが記録された亀山ダムだが、今回は全く違う様相を呈していた。
湖の状況は2m近い減水で、酸欠に加え、ダムの放水もなく、雨も少なく、水が全く動かない状況であった。  そんななか、活性の高いへら鮒を探すのは至難の業で、少しでも水が動く本湖の沖合いでは大型のモジリが確認できるが、竿が届く範囲ではへらの気配は少なかった。少しではあるが一部の川筋で小ぶりの放流べらは釣れていたが、昨年度のビッグウェイトが脳裏に浮かび、選手皆が大型一発に勝負を掛けるか、一枚の放流ベラでも確実に釣りにいくか、悩んでいる様子での開催となった。
今回の亀山ダムは、広大な湖全体が競技エリアで、各選手はハイパワーのエレクトリックモーターや魚群探知機を駆使し、思い思いのポイントへ向かっていった。
ここで気になるのが、年間成績を競う戸井田、棚網、石井旭舟、都祭、西田の5選手。戸井田選手(水揚場)、石井旭舟選手(水揚場〜長崎キャンプ場)、西田選手(院下)は放流狙いで川筋、これに対して棚網選手(本湖)、都祭選手(笹川)は大型一発狙いと、上位陣の戦略がハッキリ分かれる内容となった。
結果は、石井旭舟選手がキッチリ放流べらを5枚まとめて7位、戸井田選手は2枚の10位、西田選手と、大型勝負に出た棚網選手、都祭選手はノーフィッシュで、大きく年間成績を下げる結果となってしまった。
今回優勝に輝いたのは、水産センター付近で大型5枚を釣り上げた、昨年度も表彰台に立っている石井忠相選手で6,800g。2位の及川選手も忠相選手と同エリアで6,300gと好成績をマーク。3位は高原選手と寺崎選手が同釣果で、高原選手は日中から降りだした雨と同時に釣れ始め、20枚近い良型を釣りあげた。寺崎選手は大型一枚をバラし4枚での結果だが、そのバラシがなければ優勝も可能だっただけに悔しい結果となった。
今回の結果で、年間総合成績は、戸井田選手(1位)、石井旭舟選手(3位)が先月と同じ順位を維持、2位は9位から一気にランクアップした優勝者の石井忠相選手となった。
いよいよ次回は、埼玉県羽生市「椎の木湖」での最終戦。最終戦を制するのは誰か。戸井田選手の2年連続アングラー・オブ・ザ・イヤーを、石井旭舟選手、石井忠相選手がどう阻もうとするのか、注目が集まるところだ。
1位 石井忠相
竿:18尺 タナ:2本の宙釣り ポイント:水産センター 道糸:DUEL X-TEXへら1.5号 
ハリス:DUEL X-TEXへら0.8号(55cm―70cm) ハリ:上下セッサ9号 
ウキ:忠相プロトタイプ デブトップ ボディー12cm
「マッシュポテト」2+「藻べら」1+「浅ダナ一本」0.5+「バラケバインダー」0.5+水2 ナジミきってからのドッというアタリで釣れた。最大44.5cm。
2位 及川健一
竿:18尺 タナ:2本の宙釣り ポイント:水産センター 道糸:東レ将鱗へらスーパープロ2.5号 
ハリス:東レ将鱗へらスーパープロ1.2号(60cm―80cm) ハリ:上下へらサイト16号 
ウキ:忠相プロトタイプ デブトップ ボディー12cm
「マッシュポテト」5+「藻べら」2.5+「黒べら」2.5+水5
受けさせておいての飛び込むアタリで釣れた。最大45.5cm。
3位 高原良貴
竿:13尺 タナ:1本半の宙釣り ポイント:下地の立木 道糸:1.5号 
ハリス:0.8号(50cm−60cm) ハリ上下セッサ8号
「マッシュポテト」2+「軽麩」1+水2+「赤へら」1
最大43.0cm
3位 寺崎浩一
竿:15尺 タナ:1本半の宙釣り ポイント:川面台 道糸:サンライン野釣り1.5号 
ハリス:サンライン野釣り0.8号(30cm−40cm) ハリ:上下アスカ8号 
ウキ:士天宙釣り5番パイプトップ
「1:1粉末マッシュ」1+「巨べら」1+「新べらグルテン」1+
「浅ダナ一本」1+水2.5
小分けにして「天々」をふりかけて使った。最大43.5cm
画像をクリックすると拡大します。
NEO-HERA PRO LEAGUE 2007 第4戦亀山湖 Result
順位 氏名 重量kg 釣果ポイント 合計ポイント
1 石井忠相 6.8 100.0 150.0
2 及川健一 6.3 92.6 142.6
3 高原良貴 5.7 83.8 133.8
3 寺崎浩一 5.7 83.8 133.8
5 戸張 誠 4.2 61.8 111.8
6 小池忠教 3.6 52.9 102.9
7 石井旭舟 3.3 48.5 98.5
8 橋本幸一 2.5 36.8 86.8
9 小山隆司 2.2 32.4 82.4
10 戸井田祐一 1.5 22.1 72.1
NEO-HERA PRO LEAGUE 2007 総合成績(4戦終了時)
順位 氏名 第1戦 第2戦 第3戦 第4戦 合計pt
1 戸井田祐一 123.9 142.5 140.0 72.1 478.5
2 石井忠相 109.8 61.6 138.4 150.0 459.8
3 石井旭舟 110.5 99.0 150.0 98.5 457.9
4 高原良貴 117.2 65.5 123.2 133.8 439.6
5 戸張 誠 120.6 59.0 133.4 111.8 424.9
6 棚網 久 105.5 150.0 111.8 50.0 417.3
7 都祭義晃 116.9 92.8 147.1 50.0 406.8
8 橋本幸一 141.6 67.5 109.2 86.8 405.2
9 西田一知 93.8 119.6 139.7 50.0 403.1
10 小池忠教 120.3 72.2 89.7 102.9 385.1
「ネオへら」第5戦が開催される椎の木湖にて、同日ネオへらオープン大会が行われます。
参加は自由。上位3名には、来年度の「ネオへら」本戦への出場の権利が与えられます。
平日ですが、参加してみてはいかがでしょうか。

開催日:9月27日(木)
場所:椎の木湖 ※3号桟橋5号向きを予定
募集:50名(先着)
参加費:3,500円
応募方法:官製はがきに、郵便番号、ご住所、お名前、お歳、連絡先(必ず連絡がつく電話番号)を明記の上
〒270-1327 千葉県印西市大森3911-7 関川康夫 宛てにお送りください。
※事務局がお申し込みを確認次第、返信はがきを送付いたします。
>第2戦 千葉・戸面原ダム
>第3戦 群馬・三名湖
>第5戦 埼玉・椎の木湖

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