へら鮒天国TOP > 特集・記事一覧 > 夏の破壊力。速攻!爆裂「ペレ軽」。
「ペレ軽」は、ペレット系のエサだが、非常に軽く仕上げてある、と小山。そのため、いま流行のライトペレ宙のエサを簡単に作ることができる。ベテラン・初心者を問わず、パッケージの裏に書いてあるとおりに作れば、エサ持ちがよく、適度にバラケて、釣れるエサに仕上がるのだ。
小山は、「ペレ軽」の良いところを、だれが使っても簡単に丸められ、エサ付けができ、持たせられる点、と指摘する。さらに、ペレットの集魚力で、休日の混んだ池でもアタリをもらいやすい点も評価している。混んだ釣り場では、エサが重過ぎるとアタリが出にくいが、「ペレ軽」なら、ペレットが入っているもののエサが軽く、しかも集魚力があるので、アタリを出しやすいのだ。
「自分は、休日に釣れないエサは良いエサだと言いません。その点このエサは、日曜日でもアタる良いエサです。ぜひ皆さんに使っていただきたい」という小山の言葉が、「ペレ軽」の完成度の高さを表しているといえるだろう。


「ペレ軽」単品の作り方は、パッケージの裏に書いてあるとおり、エサ500ccに水100ccだ。「ペレ軽」に水を加えてかきまわすだけでいい。よくかきまわしてエサの中に空気を入れてあげるのがポイントだ。これによりエサが軽くなるうえ、経時変化も抑えられるという。

単品の「ペレ軽」500ccに水100ccだと、少し硬めに仕上がるという。まずはそのエサから打ち始める。打ち始めてカラツンになるようなら、少し軟らかくする。一気に軟らかくするとエサの手直しは失敗することが多いので、小山はエサを小分けし、小分けしたエサに手水を垂らす。そして、なるべく練らないようにして少しエサを軟らかくする。
では逆に、エサが持たない場合はどうするか。「ペレ軽」500ccに水100ccのエサを使っていて、どうしてもエサが持たないなら、練るといい。「ペレ軽」はペレット系のエサだが、練って使うことができる。その場合も、やはり全体を練ってしまうのではなく、少し小分けして、小分けしたものを押し練りする。押し練りしたエサは、だいぶ粒子の感じが違ってくる。3、4回押し練りしただけで、かなりエサが持つようになるという。

「ペレ軽」は、ペレット系としてはネバリを抑えてあるエサだが、時間が経つと少しネバってくる。ネバリを抑える方法はいくつかあるが、一番簡単なのはエサに軽く手水を加えることだ。そのままだとエサが軟らかくなって持たなくなるので、「ペレ軽」の生の麩をまぶしてやる(小山は「ペレ軽」のほか「軽麩」もいいと語る。「軽麩」もふわっとした感じを出すのに非常に有効だという)。
「ペレ軽」を加えたら、ていねいにエサを混ぜてやる。「ペレ軽」を上からかけてやることで、麩が立ってくる。生きている麩をそのままきれいに混ぜてやることで、ネバリを取ることができるという。空気が入るように混ぜることで、エサが非常に軽く仕上がるのもメリット。


休日などで釣り場が混んでいて寄りが悪く、まず魚を寄せたいとき、あるいはちょっと重さを付けたいとき、小山は「ペレ軽」に「粒戦細粒」をブレンドするという。
「粒戦細粒」を入れると本当によくウキが動く、と小山は話す。「粒戦細粒」のいいところは非常に粒子が細かいにもかかわらず、粒子がなかなか潰れない点。ペレットは粒子が潰れるとネバリがどんどん出てしまう。「粒戦細粒」は粒子が潰れないぶん、バラケ性が長続きするのだ。「ペレ軽」はペレット系のエサなので若干ネバリがある。その点「粒戦細粒」を入れることで、ちょっと硬めにエサが仕上がっても、エサが開きやすく魚を寄せてくれるという。
作り方だが、小山はいつも「粒戦細粒」を先に入れる。「粒戦細粒」を50cc、それに水100ccを加える。水を加えたらエサボウルをゆすり「粒戦細粒」がひとかたまりにならないようにする。そこに「ペレ軽」を400cc入れる。かきまわし、「粒戦細粒」が全体にいきわたるように作る。
「粒戦細粒」もペレット系のエサなので、軽く仕上げるため、必ず全体をよくかきまわして、エサの中になるべく空気を入れるようにする。さらっとした砂状に仕上がると使いやすい。


「ペレ軽」単品を使っていて、どうしても食いが悪く、エサを軟らかくしないと釣れないとき、小山は「ガッテン」をブレンドするという。「ガッテン」はネバリがあり軽いので、食いが渋いときや、大勢の人が入ったときに、軽いエサをゆっくりとタナに入れて、アタリを誘うのに効果的なのだ。魚が寄っていて、しかしエサが軟らかくないと食わないときにもいい。また、「ガッテン」ブレンドでは軽過ぎるときには「天々」をブレンドするのも手だ。「ガッテン」と「天々」の使い分けで、「ペレ軽」の応用範囲が広がる、と小山は語る。
「ガッテン」ブレンドは、「ペレ軽」400ccに「ガッテン」100cc。「ガッテン」100ccはあくまでも最初の基準であり、必ずしも4:1でないといけないということではない。もっと軟らかくして持たせないといけないときは、「ペレ軽」300ccに「ガッテン」200ccでもいい。このあたりの使い方は、魚の状況に合わせて変えればいいそうだ。
「ペレ軽」に「ガッテン」を加えたら粉のうちによくかきまわしてから水100ccを入れる。このエサはネバるので、さらっとした感じには仕上がらない。どうしてもエサのダマができる。これをきれいにほぐそうとしても難しいので、ある程度混ざったらOKだという。

「ペレ軽」の場合、小山は普通のダンゴよりも若干大きくハリに付けるという。この釣りで大事なのは、朝イチにウキをしっかり入れてタナを作りながら釣ること。また、エサが持っていなければ当然アタリは出ない。魚が寄ってきてもある程度ウキを入れてやるため、少し大きくハリ付けすることが重要だ。
ただし、日によってはしっかり入れるとカラになることもある。そんなときは、使っているエサをそのまま、少し小さめにハリに付けること。手水をつけたり何か手直しをする前に、必ずエサの大きさをちょっと変えて様子を見る。これが手直しでの失敗を避けるために非常に大事だという。
例えば、アタリが遠くなったらエサを少し大きめにする。しかし、大きめに付ければどっぷりナジミになり、ウキが沈没してしまうこともある。そういうときは、下バリのエサは通常のように付け、上バリはちょっとラフに付けて、抜けやすくする。両ダンゴでも、上はバラケ、下はくわせのようにする。エサを手直しする前に、まずそうしてみる。そして、アタリが出てきたら両方ともきっちりエサを付けてやる。

小山は、まず釣り始めはウキをトップ先端ぐらいまで入れていくという。なぜ深く入れるかというと、タナにへら鮒を集めるためだ。最初からある程度バラケてしまうエサ(=深くナジまないエサ)を打つと、釣りが難しくなってしまう。最初はちょっと釣りのテンポが遅くてもいいので、しっかりウキをナジませてやり、そこでなるべくアタリを出していくようにすると、魚の層が凝縮しタナが作れる。これが大事だという。
そのタナで釣っていて、アタリが出てきてから、初めてそのあとどう釣っていこうかを考えていく。うまく釣れていればそのままで通すし、カラツンがちょっと続いたらエサを小さくしてみる。エサを小さくすることでウキが浅ナジミになる。それで魚の反応を見るのだ。
浅ナジミにしたら早いアタリが出るかどうかを見る。出ないときは、やっぱりどっぷりナジミがいいと判断する。そのときは、またエサを大きめにしっかり付けて深くナジませ、そこからのアタリを取っていく。
このあたりは、その日によって状況が変わる。昨日は浅ナジミがよかったが、今日は全然ダメということもある。日によってウキの入れ方を使い分けるといい、と小山は語る。

「ペレ軽」を使うときに小山が推奨する仕掛けは、次のとおりだ。

【竿の長さ】
例えば1mの規定がある釣り場で、通常の1mの釣りなら8尺や9尺で十分なところでも、小山は「ペレ軽」を使う場合、少し長めの10、11、12、13尺ぐらいまでの竿の中から、そのときの状況に応じて竿を出すという。つまり、通常の両ダンゴより若干長い竿がいい。両サイドで釣っている人の竿の長さを見ながら、少し長めの竿を選ぶといい。

【ウキの大きさ】
「ペレ軽」に使うウキは、通常の1mの両ダンゴで使うよりも、ちょっと大きめを選ぶと小山は言う。「ペレ軽」は軽めだが、普通のダンゴよりは若干重い。ある程度ウキの大きさがあったほうが、エサをタナに入れやすいのだ。
また、ライトペレ宙の良いところは、他の人よりも少し良型が揃う点。うまくすると良型ばかりが揃うこともある。そういう意味でも、しっかりタナを作って釣り込んでいくため、ある程度ウキの大きさが必要だという。釣り場が空いているとき、混んでいるときで、ウキの大きさを使い分けるといいそうだ。

【道糸・ハリス・ハリについて】
これから盛期に向かい、だんだんと魚の型が揃ってくる。道糸は0.6号や0.7号の細い糸でもいいが、型が良くなればトラブルも多くなりがちなので、小山は0.8号を標準にして使うといいと話す。
ハリスの太さは、盛期になれば0.5号がいいとのこと。ハリスの長さは、休日などの混んだとき、小山は40cm―50cmぐらいから入るようにしているという。それでウキが入っていかなかったり、モゾモゾするけどカチッと落とさないなど、なかなかハリスが張らない状況なら、ハリスを少しずつ詰めていく。
ハリの大きさは「ペレ軽」を単品で使うときは「極ヤラズ」の5号を目安にしている。朝のうち、作りっぱなしの硬めのエサから始めるときは5号、日中になって魚の食いが少し落ちて、エサが軟らかくないと釣れないというときは、1ランクハリを大きくする。これは、軟らかいエサを練って持たせるのでなく、ハリの大きさで持たせるほうが空振りが少ないという理由からだ。
このように「ペレ軽」に適した仕掛けのセッティングにすることで、釣果があがってくるはず、と小山は語る。

最後に、試釣時の釣れたときのアタリを見てみよう。ここでは動画で3つのアタリの例を紹介する。
2目盛残しまでナジんだところでの早いアタリ、
1目盛残しでナジミきり、一呼吸置いてからのどっぷりナジミ後のアタリ、
1目盛残しまでナジんでの早いアタリ、の3種類だ。
やはり小山が言うように、基本的にはウキを深く入れるといいことが分かる。
ライトペレ宙の釣りは、無駄なアタリが少ないことが特徴であり、
型が揃いやすいのがメリットだ。
これから秋までのダンゴシーズンに、
ぜひ「ペレ軽」主体のライトペレ宙をお試しいただきたい。
きっと、小山が話してくれた「ペレ軽」の良さを、
皆さんも感じていただけるだろう。

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