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取材協力 : 野田幸手園
解説 : マルキユー(株)企画部商品開発課 戸井田祐一
■ライトヘラバッグPA-03セット  ■ライトサブバッグPA-01  ■ヘラクッションPA-01
■「ライトヘラバッグセット」などのメンテナンス方法  ■「ライトヘラバッグセット」などのチューニング方法
■エサボウルPA-01、グルテンボウルPA-01、グルテンボウルPA-02、計量カップPA-01
■絡み止めスイッチシンカー
「ライトヘラバッグPA-03セット」は、ロッドケースとショルダーバッグのセット商品。へら鮒釣りを手軽に、スマートに楽しめるように、軽く、汚れや水に強く作られている。
しかも、今回紹介する「ライトヘラバッグPA-03セット」は、過去に発売された「PA-01」「PA-02」モデルに比べ、ロッドケース、ショルダーバッグとも、それぞれ重量を3割ほど軽くすることに成功している。これは素材に軽量なポリウレタンを採用したため。これにより、女性でもさらに使いやすくなり、野釣りではより軽快に移動できるようになった。
また、ポリウレタン素材には、暑くても寒くても、素材の軟らかさが変わりにくいという良さもある。
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ロッドケースは層の広さが異なる二層式
「ライトヘラバッグPA-03セット」のロッドケースは、広さの異なる2層構造になっている。戸井田は通常、せまい層に竿を入れている。取材時には、竿掛け、玉の柄、8尺、9尺、10尺、11尺、12尺、13尺、14尺、15尺、16尺、18尺、21尺(計竿11本)をせまい層に収納していた。竿のグリップを、ロッドケースの上(鋲の付いていない方)に入れることで、より多くの竿を収納できるようになっている。
広い層には、長さ60cm幅12cmのウキケース、長さ約120cmと60cmのハリスケース、ハリス計り2本、ハリ外しなどを入れていた。
戸井田はほとんどの釣り場を、このラインアップでカバーできると話す。野釣りなどで竿をさらに多く、30尺ぐらいまで持って行きたい方は、広い層に竿を入れるといい。
パラソルは、竿ケース外側の側面にマジックテープで固定できるようになっている。
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たっぷり入るショルダーバッグ
「ライトヘラバッグPA-03セット」のショルダーバッグは、軽量なポリウレタン素材を採用しているため、バッグの奥行きは以前の「PA-02」モデルよりも5cmほど広くなっている。軽い素材を採用しているため、サイズアップしながら、重さの負担が少ない仕様を実現できた。
ダブルファスナーを採用し、フルオープン仕様になっているので、物の出し入れがとてもしやすい。ショルダーバッグの中には、プライムエリアの「ライトポーチPA-01(S)」「ライトポーチPA-01(M)」「エサボウルPA-01」「グルテンボウルPA-01」「グルテンボウルPA-02」「マルチシートPA-02」「計量カップPA-01」など、たくさんのアイテムが入る。
特に、ショルダーバッグの底には、小物入れに便利な「ライトポーチPA-01」の(S)(M)をぴったりと収納できる。戸井田の場合、(S)にはハリス、道糸、ハリ、「絡み止めスイッチシンカー」、ハサミなど、(M)には玉置き用万力、竿掛け用万力、「感嘆」などの即席ウドン用ポンプを入れている。
余談だが、このポーチは中身を整理しやすいので、そのまま自宅に持ち込んで仕掛けを作ったり、現場で作業するのに使いやすい。さらにショルダーバッグに入れることで、ショルダーバッグの自立性が高まり、衝撃を吸収し、中に入れた万力などの保護にもつながる。
ショルダーバッグの中にはファスナーが2つあり、外側にもポケットがある。外のポケットには玉網や玉置きの台などを入れることができる。フロントのポケットには、短バリス用のハリスケース、ウドンケース、へらスカート、パラソル万力、サングラスなどを収納できる。フロントポケットの中には小物用のポケットがあり、クルマのカギ、携帯電話などの大事な小物が、バッグの奥に入ってしまうのを防ぐことができる。
このように、ショルダーバッグはコンパクトで軽いのに、たくさんの物が入って使いやすい。
またショルダーバッグにはレインカバーが付いている。このレインカバーはベルトでバッグに固定できる。レインカバーは裏面をコートした防水性のある生地でできている。
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「ライトヘラバッグPA-03セット」と同系色が揃っていて、エサを入れるのに便利なのが「ライトサブバッグPA-01」だ。このバッグも生地にポリウレタンを採用し、軽量化を実現している。(L)と(S)の2サイズがあり、(L)は野釣りでフラシなど用品が多いときに活躍、(S)は管理釣り場で重宝する。
戸井田の場合、(S)に各種の麩エサを立てて入れている。取材当日は「プログラム」「天々」「浅ダナ一本」「グルバラ」「パウダーベイトスーパーセット」「パウダーベイトヘラ」「バラケマッハミニ」「バラケバインダー」「ヒゲトロ」「粒戦細粒」と10種類のエサを入れていた。エサを立てて入れられるので、そのまま計量カップでエサを量り、取り出すことができる。いちいちエサのパッケージをバッグから出す手間がいらない。
バッグの機能的な特長として、ベルトの長さを調整できる点がある。長くすれば肩に掛けられ、短くすれば手で持っても底を地面に引きずることがない。
開閉口はガマ口状になっている。雨が降ったり、風が強いときは口を閉めてボタンを閉じれば、中のエサが濡れたり、風が入ったりしない。また、かなり大きい番手のファスナーを採用しているので、少し無理に閉めても壊れにくい。
ところで、前述のように「ライトヘラバッグPA-03」のショルダーバッグには、レインカバーが付いている。ショルダーバッグにかぶせて雨除けとして使うものだが、このレインカバーはサブバッグに使っても便利だ。サブバッグに荷物をいっぱい入れてフタが閉まらないとき、レインカバーをかぶせるとフタがわりになる。
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「ヘラクッションPA-01」には、段差タイプ、平タイプ、超段差タイプの3つがある。ここではタイプの使い分けの方法を説明しよう。
基本は段差タイプ。クッションにはあぐらで座ることが前提なので、あぐらができる人はまず段差タイプを試すといい。
段差タイプで膝が痛くなる人がいる。膝が痛くなるのは姿勢が前かがみになっているから。段差タイプでおしりが上がっているせいで、どんどん前かがみになってしまう。そんな人には平タイプがおすすめ。平タイプに座れば、おしりが下がり、姿勢が起きるので、膝への負担が少なくなる。また、テントなどで釣るときも平タイプがいい。限られたスペースを広く使うことができるからだ。
超段差タイプは、あぐらが苦手な人、あぐらをかけない人向けだ。また、雨などでレインウエアを着て、靴をはいたまま釣りをするときにもよい。さらに、最近流行している長尺の竿を振るときにもおすすめ。仕掛けが水についたり、桟橋にぶつかったりするのを防ぐのに有効だ。
「ヘラクッションPA-01」は非常に硬質な発砲素材を使っている。触ったときに硬く感じるが、型崩れしない。座ったときと釣りが終わったときで姿勢が変わらないように、中のウレタンが潰れないものを使っている。
「ヘラクッションPA-01」は、側面にベルトが付いている。「ライトヘラバッグPA-03セット」のショルダーバッグは、軽量化のため、従来ならクッションの固定に使っていた手持ち用のベルトが付いていない。そこで、「ヘラクッションPA-01」の側面のベルトのベルクロを使って、ショルダーバッグのストラップと接続することで、ショルダーバッグからクッションが落ちないようにしている。
>>ヘラクッション PA-01 製品ページへ
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ここでバッグ類のメンテナンス方法を紹介しよう。防水性のあるポリウレタン生地を使っているので、少し汚れたときは水で濡らして絞ったタオルでふけば充分だ。
日常的な手入れとして、戸井田はクルマのダッシュボード用ワックスシートを使っている。ワックスシートを使ううえでの注意事項は、次の2点。
●ワックスシートには色々なものがあるので、バッグの目立たない部分で試して、
適性を判断してから、お客様の責任で使用すること。
●ワックスシートでふいたら、ふきっぱなしにしないで、かならずからぶきすること。

ワックスシートでふくことで、防水性アップ、静電気防止、紫外線による色あせの抑制、生地のひび割れ防止、などが期待できる。
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続いてチューニングなど裏技的なものを紹介しよう。「ライトヘラバッグセットPA-03」のショルダーバッグは素材がソフトなので、中身に応じて形状が変化するのが特長のひとつ。だが、そうではなく、箱としてカチッと使いたい場合は、次の方法がある。
戸井田はショルダーバッグの中に、ホームセンターで売っているプラスチックダンボールや、薄手の発泡ボードを入れて使っている。
まず新聞紙を使い、バッグの型を少し小さめにとって、それに沿ってプラスチックダンボールなどを切る。こうして作った板を、バッグの内側のポケットに入れ、バッグの自立性を高めている。また、この板を入れることで、ダブルファスナーの開閉がよりスムーズになるという利点もある。
戸井田は同様のボードを「ライトサブバッグPA-01」にも入れている。バッグの底と側面用に作り、エサの大袋をメインの収納に、脇にできるスペースには大袋に埋もれがちな商品を入れている。
また、これらのバッグの中は小物が散乱しやすいので、戸井田は100円ショップで売っているカゴを利用している。カゴの中に計量カップ、「粘力」、カウンター、ポンプ台、ポンプ、「力玉」などを入れている。これにより、バッグの中で小物がどこにあるのかが分かりやすくなるという。
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「エサボウルPA-01」はマルキユーエサボウルよりも少し大きなサイズで、重ねればフタのかわりにでき、エサの変化を抑えられる。
色は「ライトヘラバッグPA-03」などと合わせて使える3色だ。
「グルテンボウルPA-01」は、特殊コーティングによりグルテンのこびりつきが取りやすいエサボウル。基エサ作りにも使える基本サイズだ。「グルテンボウルPA-02」は、多用途に使える3サイズのセット。
ではここで、グルテンボウルの使い方のコツを説明しよう。グルテンを作ったら、そのエサを別のボウルに移す。そしてエサを作ったボウルはすぐに水をはったボウルに浸し、手で洗ったり、ティッシュなどでふく。こうすることで、グルテンボウルの特殊コーティングを痛めることなく、こびりついたグルテンエサを簡単に取り除くことができる。
「計量カップPA-01」は、底に栓が付いている計量カップ。30cc、60cc、120ccの3サイズが1セットになっている。普通にエサや水の量を量れるが、一番の特長は水の量を簡単に調節できること。栓を抜き、底の穴を指でふさいで水をくみ、指を使って少しずつ水を抜けば、簡単に水の量を調節できる。「感嘆」などの即席ウドン、グルテン、底釣りエサなどに便利な軽量カップだ。
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「絡み止めスイッチシンカー」は、道糸とハリスの糸絡みを防ぐオモリ。絡み止めの機能はもちろん、釣り場でウキのサイズに合わせて、道糸を切らずに簡単にオモリを交換でき、オモリ、ゴムとも再利用できる。
通常の絡み止めオモリなら、浮力は板オモリで調整するしかない。例えばチョーチンで釣っていて急に浅いタナを釣りたくなった場合、仕掛けを切ってオモリを取らないといけない。
しかし「絡み止めスイッチシンカー」なら、ボディ4cmぐらいの小ウキから、長尺用のボディ20〜30cmのウキまで、へら鮒釣りのほとんどのウキに対応できる。
糸絡みが多く発生するのはハリスの長い釣り。そういう仕掛けでこのオモリを使うと、糸絡みを効果的に防止できる。
幅広い釣りに対応できるように、オモリのバリエーションが豊富。0.2g、0.5g、0.8g、1.2g、1.6g、2.0gの6種類が揃っている。
形状は少し長さが出るようにしている。長さがあることでスイベルとオモリ先端との間に距離ができ、それによって道糸とハリスが離れ、糸絡みを防ぐことができる。
浮力調整でよくあるのが、板オモリを切り過ぎてしまうこと。しかし、「絡み止めスイッチシンカー」を使っていて板オモリを切り過ぎたときは、1つ上の重さのシンカーに付け替えれば、板オモリはそのままで、また最初から浮力調整ができ、便利だ。
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「絡み止めスイッチシンカー」の実践的な使い方
ここでは、「絡み止めスイッチシンカー」の使い方を紹介しよう。
例えば、今使っているウキより大きいウキを使いたくなったとする。ウキを大きいものに変えたら、オモリを1サイズ重いものに変えてみる。その状態で桟橋の足もとで浮力を調整する。それで重さが足りなかったら、板オモリはそのままで、スイッチシンカーをさらに重いものに付け替える。スイッチシンカーだけでかなり近いところまで調整したら、以降の微調整は板オモリでする。
板オモリには、微調整しやすく、絡みにくい付け方がある。戸井田は板オモリの角を約1cm角でカットし、スイベルの片方を包み込むように付ける。こうすることでスイベルの段差が消え、糸絡みを抑えることができる。そして、板オモリの長さは3〜3.5cmを維持するようにする。この3〜3.5cmという長さが大事だ。この長さだと、板オモリがスイッチシンカーと同じ直径になる(厚さ0.25mmの板オモリを使用)。
板オモリを調整するときはウキの足に直に巻きつけ、やはり足もとで浮力調整をする。この方法は長竿になるほど楽に浮力調整できおすすめ。板オモリだけだと、振り込んで、ウキが立って、ナジんで、沈没して、竿をあげて、オモリを切って、また振り込んで、という一連の動作を何度か繰り返さないといけない。それが「絡み止めスイッチシンカー」を使うことで大幅に簡略化できるのだ。
「絡み止めスイッチシンカー」を使うことでオモリが長くなるのも利点。板オモリだけを使っている人は、この長さに抵抗を感じるかもしれない。しかし、この長さによってハリスと道糸の間に距離ができる。この距離で、仮に沈下途中で仕掛けが回ったとしても糸絡みを抑えることができる。
また「絡み止めスイッチシンカー」は、板オモリよりも軽めの比重になっている。オモリの長さの効果もあり、板オモリ一点巻きよりも、ゆっくりと沈下する。そうすることで水中でのアピールが高まり、効果的に魚を誘うようになる。
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