へら鮒天国TOP > 特集・記事一覧 > 稲村順一が徹底レポート「釣技最前線」第3回 厳寒期の激渋攻略法 伊藤さとしの揺るぎなき段差の底釣り


  アタリをだすことさえ困難な厳寒期のへら鮒釣り。そんなとき命綱とも言うべき段差の底釣りに救いを求める釣り人は少なくない。段差の底釣りは冬になれば当然のごとく実践する機会が増える釣り方だが、かつてのような深ナジミ後にバラケを抜いてひたすらアタリを待つといった、通り一辺倒な攻め方では安定的な釣果は望めなくなっており、近年色々なアレンジを加えて食い渋りを克服しようと試みるのだが、その難しさは年々増し続けているのが実情だ。そこで今回は本格的なシーズンインを前に『伊藤さとしの揺るぎなき段差の底釣り』と題し、低活性下の食いの渋いへら鮒に翻弄されない、伊藤流鉄壁の段差の底釣りを紹介する。  
     
段差の底釣りは厳寒期における選択肢として筆頭格に挙げられる。その理由はなんといっても安定性・確実性に他ならない。へら鮒は水温が低下する厳寒期になると、麩系の塊であるだんごエサを追わなくなり、代わって麩エサであれば水中を漂う微粒子や、ウドン系固形物等のクワセエサを口にするようになる。その際宙釣りのように、宙層に不安定な状態でぶら下げられたクワセエサよりも、底に着けて安定させた段差の底釣りの方が吸い込みやすいと考えるのは至極当然であろう。
段差の底釣りが広く知られるようになって久しいが、その黎明期から今日に至るまで様々な試行錯誤が繰り返され現在のスタイルが確立されている。しかしそのスタイルは年々進化し続けており、常に最新事情に合わせた組み立てをしないと、あっという間に釣果がついてこなくなってしまうのが現実である。
「一般的に段差の底釣りは守りの釣りという印象が強い。しかし現実に一日をとおしてポツポツ釣りたい、ウキを動かし続けたいという考えの下でじっくり攻めれば穴は開き難い釣り方で、目立って入れ食いにはならないかもしれないが、終わってみれば段差の底釣りにやられたなんて話はザラにある。でもじっとアタリを待っているだけでは最近の段差の底釣りは釣りきれなくなっていることも事実。
確かに段差の底釣りは待ちを軸にした釣り方だが、僕はできるかぎり自分から仕掛けるように心がけている。待つだけでは完全にへら鮒まかせの釣りになってしまい、釣ったという実感が湧いてこない。現代の段差の底釣りはどれだけ仕掛けられるかに懸かっているといっても過言じゃない。但し闇雲に仕掛けても良い結果に結びつくとは限らないので、やはり適時的確な対処が大切だと思う。」と段差の底釣り事情について伊藤は語る。
伊藤の言う『仕掛ける』とはただ漫然とエサ打ちを続けるのではなく、アタリが出なければアタリをだすべくバラケのブレンドやタッチを変えたりクワセの種類を打ち分けたり、またハリスやハリを交換したりサソイを入れたりと、一枚を釣るための努力を惜しまないということ。これこそが現代段差の底釣りにおいてのキーワードになることをあらかじめ頭に叩き込んでおいていただきたい。
 
   


   
  段差の底釣りをマスターし厳寒期のスーパーウェポンとして自らの手の内に入れるためには、先ずは的確なタックルセッティングが重要であると伊藤は言う。それはサオからハリに至るまで一切の無駄がなく手抜きもない、最少にして最大限の効果を発揮するセッティングなのである。  
 
■サオ
サオ一杯で底が取れる長さのものを選択し、穂先とウキの間の遊びを少なくする。また釣れるへら鮒のサイズや水深(サオの長さ)によって機種を使い分ける(伊藤が段底で愛用するのはシマノ普天元独歩、飛天弓閃光X、朱門峰凌など)。但し満席に近 い混雑時や明らかに沖目に新ベラや大型ベラが着いているポイント(釣り場)では、前述の選択基準を無視してでも長ザオで沖のコンディションの良いへら鮒をダイレクトに狙うこともある。また同じ長さのサオ同士が並ぶ場合、たとえば12尺一杯で底が取れるポイントにおいて、仕掛けは12尺用をそのまま13尺ザオに付け替えて1尺沖を狙ったり、11尺ザオで1尺手前を攻めたりすると意外にアタリが増えることがあるという。勿論いずれの方法もやや釣り難くなるのは覚悟の上だ。
 
■ミチイト
厳寒期の釣りなので基本は細めのセッティングとなる。大型魚メインの釣り場では0.6〜0.7号、中型クラスであれば0.7〜0.8号を使うのが伊藤流。なぜ引きの強い大型魚の方が細いの?と疑問に思われるかもしれないが「警戒心が強く簡単には食いつかない大型ベラにエサを追わせるためにはより繊細なタックルが求められるため」と伊藤は言う。
 
■ハリス
厳寒期仕様の基本セッティングは別図のとおり。上ハリスは0.4号/15cmでほぼ固定。そして肝心なのは下ハリス。今回は基本的な長さということもあり55cmで通してもらったが、ウキが動き過ぎてアタリが複雑になるようなときは最短45cmくらいまで詰めることもあるし、反対にアタリが全くでないような激渋時には90cmを超える超ロングハリスになることもあるという。段差の底釣りでは総じて下 ハリスは長くなるものだが、確かに長くするとサワリは増えるが食いアタリが明確にでないというデメリットも生じる。そんなとき伊藤は0.35号のナイロン製のハリスから0.5号のフロロカーボン製のハリスに替え、ハリス自体に張りを持たせてアタリの伝達を良くする対策を施す。そのボーダーラインは概ね60cm以上になるときだ。

■ハリ
上バリはオーナーばり「バラサ」5、6、7号を使い分ける。スタート時は必ず6号とし、エサ持ちを強化したいときは7号に、抜きバラケを意識するときは5号に変更する。下バリはオーナーばり「サスケ」3、4、5号と「プロスト」3、4、5号を使い分ける。スタート時は「サスケ」4号とし、アタリの出方によってサイズ・種類を使い分ける。基本的にはハリの重さによる使い分けとなるが、クワセが1種類でも6段階の重さの違いを使い分けることが可能であり、さらにクワセの種類が増えればその数の6倍の数だけ選択肢が増えることになる。その差は微々たるものかもしれないが、伊藤の経験上その差をへら鮒は見切ってしまうという。よってこまめなアジャスティングが厳寒期の貴重な1枚につながるのである。

■ウキ
使い分けの基準は浮力(オモリ負荷量)とトップの仕様だという伊藤。実釣で使ったウキは完全なる底釣り専用ウキではない、細目のパイプトップ仕様のオールマイティータイプだが、この点については「盛期の底釣りでは太めのパイプトップ仕様の専用ウキを使うが、それでは厳寒期の段差の底釣りにおいてアドバンテージを取れない」と伊藤は言う。さらに「段差の底釣りの基本であるバラケを一旦なじませてからジワジワ戻したいときにはパイプトップ(細目)、バラケを塊で一気抜きするときにはムクトップ(PC)の方がサワリを読みやすくストロークも使えるので使いやすい」とのこと。
 
 
当たり前のことだが、段差の底釣りでの底立ては下バリのみで行う。伊藤の底立ては下バリに直径8mmほどの練りゴムタイプのタナ取りゴムを刺して行う。タナ取りゴムが底に着き、ウキの直下に来た状態でウキのトップ先端1目盛りが水面上に出るように調整したら、その位置に目印のトンボを合わせる。そしてあらかじめ調整しておいたエサ落ち目盛りをトンボに合わせ、さらにそこから2cmずらしたタナでスタートする。ここでタナを取る位置(エサ打ちポイント)について伊藤ならではの方法を紹介しておこう。一般的には竿掛けにサオを置いた状態でのサオ先の延長線上(自分の正面)にウキを立てるが、伊藤は正面よりもおよそ20cm右側で取る。これは後ほど解説するが『横サソイ』をかけやすくするためだ。ちなみに左利きの人がこれを真似ようと思ったら、やや左側で取れば良いことになる。さらにスタート時点で2cmのズラシを取る理由については、エサよりも重いタナ取りゴムでテンションをかけた状態で計測した上バリトントンのタナではクワセが底から離れてしまう恐れがあるといい、事実2cm程度ズラしたところで確実にクワセが底に着いた証である“勝負目盛り”(※底が切れた状態で決めたエサ落ち目盛りよりも約半目盛り多くでる)が水面上にでるようになった。ちなみにバラケが完全に上バリから抜け落ちた状態にもかかわらず、この勝負目盛りがでないときはクワセが底に着いていないことを意味し、原因としてハリスの絡みやタナボケ(底のヘドロが掘れて深くなった)を疑いタナの微調整が必要になる。
 
伊藤流段差の底釣りのキモは何と言ってもバラケが命。タッチはもちろんだが重要なのはバラケの抜き方・持たせ方。言葉にしてしまえば簡単なのだが、実際にやってみるとこれが一筋縄ではいかない難しさがある。デリケートに仕掛けるのであればそのコントロール幅は無限にあるのだろうが、最低でも3段階の持たせパターンと2段階の抜きパターンを習得できれば十分満足のいく釣果が得られるという。
 

3段階の持たせパターン
◆十分にバラケを持たせる=
深いなじみ幅(概ねパイプトップ6目盛り)

しっかり圧を加えてバラケをまとめ、
表面を滑らかにしてチモトをねじるように押さえる。
◆中ぐらいにバラケを持たせる=
程々のなじみ幅(概ねパイプトップ4目盛り)

やや加える圧を弱めて、
表面には多少の凸凹がある程度でチモトはしっかり押さえる。
◆少しだけバラケを持たせる=浅いなじみ幅(概ねパイプトップ2目盛り)

さらに加える圧を弱めて、表面は角が残るようなラフ付けだがチモトはしっかり押さえる。

 

2段階の持たせパターン
◆タナに入った瞬間塊で抜く=
なじみ幅はゼロか、なじんでも直ぐにエサ落ち目盛りが出る

抜き専用のバラケを使い、
圧は弱めで表面は滑らかにしてチモトを軽く抑える程度。
◆水面下1m付近で塊で抜く=なじみ幅は全くでない

抜き専用バラケで圧を弱め、 表面も軽くまとめた程度でチモトはほとんど押さえない

釣り始めは持たせるパターンのうち最も深ナジミさせた状態からスタートし、徐々にウキの動きが理想の動きに近づくよう、他の2パターンも含めてこまめに探ることが大切。一日やっていても「これだ!」というパターンが決まらないことも多く、たいていは都度サワリ⇒アタリへと連動する持たせ方(適切ななじみ幅)を探り続けることになる。そして持たせパターンがどうしても決まらない場合は抜きパターンへと攻め方を移行する。まずはタナに入った瞬間(直後)に抜くパターンから入り、これで効果が表れないときには水面下1m付近で抜くパターンを試してみる。但し最後のパターンが効くのは水深3〜4mの釣り場(ポイント)であり、水深が深い釣り場ではバラケのコントロールが難しく、その効果も不安定で決まり難いという。

 
伊藤の勝負エサ『段底』
非常にわかりやすいネーミングだが、伊藤自身「段差の底釣りのキモ」と言い切るバラケの核となり、尚且つバラケを持たせる量や抜くタイミングを自在にコントロールするためになくてはならないエサだと言う。発売以来単品での効果のほどは折り紙つきだが、前述のブレンドパターンにあるように、さらに状況に合わせたブレンドを施すことで厳寒期の口を閉ざしがちになるへら鮒の摂餌を促し、たとえ食い渋り時の痺れるような状況下であっても安定的な時合いを構築することができるという。伊藤ならずともこの冬一押しの必須アイテムである。
     
伊藤はサソイを多用する。特に『横サソイ』に関してはエサを動かしリアクションバイトを狙うことが目的ではなく、緩みがちなラインテンションを常に張った状態にしてアタリを確実に伝達させるために、常にサオ先を動かし続けるというものだ。前述底立ての項でも触れたが、伊藤はこの横サソイを効率よく行うために正面やや右寄りの地点をエサ打ちポイントにしてある。ピンポイントで立ち上がったウキがなじみきると、すぐさま竿掛けにサオを置いた状態でサオ尻を右に動かしサオ先を左方向に向ける。この操作によりウキはサオ先に引っ張られトップは2〜3目盛り水中に沈みライン全体に軽いテンションがかかることになる。そしてサオ尻を元の位置に戻すとウキは自らの浮力で元の位置(クワセが着底した位置の真上)に戻ろうとするが、このときへら鮒がエサを吸い込むと、極わずかな力でも確実にラインに伝わり「チクッ」とキレのある明確な食いアタリとなって表れるのである。伊藤はこの動作を休むことなく毎投繰り返す。それは数少ない食いアタリを逃すまいとする伊藤の気概であり、プラス1枚を夢ではなく確実に手にするための、極めて地味であるが必須のテクニックなのである。そして段差の底釣りでは定番とも言うべき『縦サソイ』も忘れてはいない。こちらは確実にクワセが動くサソイではあるがやはりリアクションバイトを狙ったものではなく、底の状態によってウキの返しが悪くなった時や、流れによってエサ打ちポイントを大きく外れてしまったときなど、元の位置にクワセを戻すために行われるものであり、サソイというよりもむしろ『クワセの置き直し』である。伊藤はこの縦サソイをバラケが完全に抜けているにも関わらず勝負目盛りがでないときによく用いる。クワセが底の凹みにはまったりゴミなどに引っ掛かるなどすると勝負目盛りが水面上にでなくなるが、このときサオ先をそっと持ち上げウキのボディが5cm程度水面上にでるくらいまで引き上げる。そしてエサ打ちポイントにウキが立つ位置まで戻した ら竿掛けにサオを戻し、トップがなじんで勝負目盛りがでることを確認する。このときクワセの傍に食い気のあるへら鮒がいると間髪入れずに食ってくる。これをリアクションバイトではなくクワセが食いやすい状態に置かれたためと解釈し、無暗に縦サソイを繰り返すのではなく、勝負目盛りがでたことが確認できたらサワリを注視し、そっと食いアタリを待つことを心掛けたい。
 

■アタリの出し方
基本的には前述:クローズアップテクニック其のI「バラケの抜き方・持たせ方」と其のII 『縦サソイ』と『横サソイ』を適時繰りだしてアタリの誘発に努める訳だが、更にタックルのところでも述べたがハリスとハリのアジャスティングや、エサのところで述べた粒戦の使い方やクワセのローテーションなど、ここに紹介してあるすべての対策をタイムリーに施すことが必要である。そのためには日頃から『引き出し』を増やすと共に整理整頓を行い、宝の持ち腐れにならないよう心掛けて欲しいと伊藤は言う。
 

■アタリの選別
只でさえウキの動きが少なくへら鮒の動きが読み難い厳寒期の釣りなので、的確なアタリの選別は必要不可欠。段差の底釣りの典型的なアタリパターン、伊藤の理想とするアタリは大きく分けて3つのパターン(タイミング)があり、別項イラストでも紹介してあるので下記解説と連動させて見て欲しい。

◆パターンI 【バラケが残った状態でのアタリ】

多くの古典的な教科書では「段差の底釣りにおいてはバラケが残っているときのアタリは見送るべし」とあるが、現代ではその教えも変わりつつあり、伊藤流では「そこそこのヒット率があり、このタイミングで合わせても上ずりのシグナルや無駄な動きが増えなければ積極的に狙って行く」という。但しあくまでクワセが底に着いた状態でのアタリが絶対条件。ウキがなじむ途中のアタリは見送り、なじんだトップが戻し始めてからのアタリがチャンスだ。

◆パターンII 【バラケが抜けて勝負目盛りがでた直後のアタリ】

このタイミングのアタリがベストだが、毎回ここで出るとは限らず、食いが渋くなるほどアタリのでるタイミングは遅くなる傾向がある。但しそれを、手をこまねいて見ているのではなく、できる限りこのタイミングでアタリがでるよう仕掛けることこそ大切なのだ。

◆パターンIII 【勝負目盛りがでてからのサソイ中のアタリ】

通常であればこのタイミングでのアタリが最も多く、アタリ全体の7〜8割を占めるだろう。しかし問題なのはアタリのでるまでの「間」。サソイを入れて直ぐにアタリがでるのと、何度も繰り返しサソイを入れないとアタリがでないのとでは雲泥の差が生じてしまう。勿論伊藤が目指すところは可能な限り早いタイミングでの食いアタリ。そのための努力や仕掛けはむろんいとわない。


 
 
 

■カラツン対策
他の釣り方に比べると格段にカラツンが少ないのが段差の底釣りの特徴で、コンスタントにアタリが持続するようになれば、確実性の高いアタリだけに狙いを絞るだけで容易に釣れ続くものだ。伊藤はカラツンをそのアタリのでるタイミングでふたつに分け、それぞれの原因に合わせて対策を施す。

◆バラケが残った状態(勝負目盛りがでていない状態)でのカラツン

バラケとクワセの両方がハリに残った状態でのアタリは、そのいずれにアタックしているのかの判断が難しい。よって伊藤はこの時点のカラツンはいたし方ないものと割り切って合わせているが、ヒット率が悪い場合は極力見送り、バラケが抜けてからのアタリに狙いを絞る。但し一時は見送るものの、時間の経過と共に時合いが変化すれば再度チャレンジを繰り返す。このしつこさとも受け取れるマメさが伊藤流の真骨頂なのだ。

◆バラケが抜けた状態(勝負目盛りがでた状態)でのカラツン

この場合はクワセにアタックしているがクワセが食い難い状態、不安定な状態であると判断し、クワセを安定させるためにハリを重くしたり、クワセを変えたり、さらにタナをずらすなどの対策を施す。伊藤はタナをズラす際にウキを移動させるのではなく、ズラす分だけ下ハリスを伸ばす。こうすることにより僅か数cmではあるがズラした分だけ手前にズレることになるエサ打ち点(クワセの着底位置)がまったく変わることなく、おなじポイントでタナのみがズレることになりクワセエサが安定するのである。

 
 
 
   
  安定的という言葉は、変わる(変える)ことなく同じことを坦々と繰り返すような印象を与えるが、揺るぎない安定的な釣況を維持するためには、水面下で数知れない微調整や変更を繰り返す必要があることを伊藤の釣りは物語っていた。 「最近の段差の底釣りは難しくなったと言われるが、只バラケを抜いた状態で待っていればチクッとアタって釣れてくるのでは面白さは感じられない。確かに待っているだけでもそれなりの釣果は得られるかもしれないが、やっぱり自分の考える方法で仕掛けてみて、その結果思うようにウキが動いて釣れることこそがへら鮒釣りの醍醐味であって、厳寒期の痺れるような時合いならではの楽しみ方だと思う。 たとえばバラケの付け方を変えて開くタイミングを変えたらアタリがでたとか、クワセを変えたら釣れたとか、そうしたこまめな対処にへら鮒は応えてくれるし、必ず貴重な1枚につながるはず。そして時間当たり1枚ずつでも多く釣れれば一日で7〜8枚の差。重量にすれば大型ベラならば6〜7kgもの違いになる訳だから、じっと手をこまねいている場合じゃない。 僕の考える理想の釣況・目指す釣りは時間当たりの釣果が7〜8枚のペース。これならば一日で50枚前後は釣れることになり、重量では大型ならば35kg〜40kg、中型でも25kg〜30kgにはなる計算。これだけ釣れれば厳寒期でなくとも大満足。是非皆さんも積極的に仕掛ける段差の底釣りをマスターして、今年の冬をホットに楽しんでください!」

 
   

「釣技最前線」その他の記事へ

このページのトップへ