へら鮒天国TOP > 特集・記事一覧 > 稲村順一が徹底レポート「釣技最前線」第6回 春・野釣りへの誘い 石井旭舟の不動の沖宙狙いのバラグルセット釣り


  春は平場から始まる。冬の間ジッと管理釣り場で我慢を強いられてきた野釣りファンには待ち遠しかった季節の到来だ。ひとことにへら鮒釣りと言っても野釣りには管理釣り場では味わえない釣趣がある。それは解放感であったり自然を体感することであったりと人それぞれだが、釣技的に見るとその最たるものが「寄せて釣る」ことだ。釣果を約束された管理釣り場ではつい忘れがちなことだが、野釣りにおいては基本中の基本のテクニックである。
野釣りはポイント選びから始まる。へら鮒の動きを読み何処に居るのかをまず考え、運よく良いポイントに入れたとしても絶対量の少ないへら鮒をウキの下に足止めしておかなければならない。ここまでできたところで始めて「釣り」が始まる訳だが、その釣り方・エサ使いにも管理釣り場とは異なる技が必要になる。今回はそんな違いも含めてマルキユーチーフインストラクター石井旭舟に登場願い、野釣りの聖地として知られる横利根川で『沖宙狙いのバラグルセット釣り』を披露してもらおう。
 
     
バラグルとはバラケにグルテンをクワセとしたセット釣りであることは言うまでもない。しかしこの簡単な言葉には多くの真実が隠されている。バラケは単なるバラケではなく「強力にへら鮒を寄せるバラケ」であり「ウワズリを抑えタナを安定させるバラケ」でもある。そしてグルテンはたくさん寄ったへら鮒に揉まれても「しっかり持つグルテン」であり「食いやすい(吸い込みやすい)グルテン」でなければならない。 近年管理釣り場での冬期のセット釣りはウドンをクワセにした抜き系バラケの釣りが主流である。しかし野釣りではウドンよりもグルテンをクワセにしたセット釣りの方が実績があり、バラケも抜き系ではアタリが出難く、常にバラケをタナまで持たせて深ナジミさせなければ良い結果は得られない。釣り場によってへら鮒の好みが異なる点については非常に興味深いものがあるが、日本全国津々浦々を釣り歩いてきた石井にとっては取るに足らないことらしい。 「釣れる・釣れないは人が決めるんじゃない。へら鮒が決めることなんだ。どんな釣り場だって絶対これでなければ釣れないということはない。実際にサオを出してみてウキの動きを見ながらタックルを合わせ、エサを合わせていくのがへら鮒釣りの醍醐味なんだから、気に入らないエサで無理に釣ろうったってそうはいかないよ。」といたってクールな姿勢を崩さない。 あえてテクニカル的なことを言わせてもらえば、管理釣り場のウドンセット釣りがバラケを抜くタイミングを計る待ち釣りであるのに対し、野釣りのバラグルセット釣りはバラケを持たせたままクワセとの間を計る攻めの釣りで組み立てるのがセオリーではないだろうか。言葉とは裏腹に繊細な釣りを見せる石井。そして実際、石井は私たちの目前でそれを証明してみせたのだ。
 
   


   
   
■ポイント選定
舟宿「中島屋」から出舟し、石井が自家用船を着けたのは通称「道路下」(コンビニ前)と言われるポイント。今季好調が続いているポイントであるが、そのなかでも1級ポイントらしい。その理由は流れがつき難いこと。野釣りでは流れはつきものだが、ここ横利根川では流れは名物といって良い。常時左右に緩やかな流れがあり、風が強まろうものならばウキが立ってからナジミきるまでに1m以上も流されることがある。そうした厳しい状況下であっても少しでも条件の良いポイントを選ぶことが肝心で、横利根川に限らず風向き・地形・障害物等を考慮して選定することは野釣りの基本だと教えられた。
 
■サオ
横利根川での宙釣りでは深場を攻めるのがセオリー。石井が入ったポイントも4.5mほどの水深がある。4月にもなれば短ザオでも釣れ始めるが、新べら放流後の11月〜3月いっぱいは長ザオで沖め(タナ2本半〜3本)の宙層を攻めるのが定石となっている。空いていれば15〜16尺でも良いが、ここ横利根川ではやや沖に新べらが居着く傾向があり、安定した時合いを目指すのであれば18尺がベストだ。
 
■ミチイト
厳寒期の釣りであれば0.6号が標準と言いながら石井がセットしたのは0.7号。これは巣離れした大型地べらへの備えであるが、常時流れを伴う横利根川では、自分が扱える最も細いミチイトを使うことで最も有効な流れ対策になるという。
 
■ハリス
別記のとおり上ハリスは0.5号/30cm、下ハリスは0.3号60cmが石井のバラグルでの標準仕様。特徴的なのは上ハリス。30cmとやや長めのセッティングとなっているが、これについてはバラグルでの釣果を決定づける重要なファクターとなるので別項で改めて解説する。
 
■ハリ
上バリはバラケのエサ持ちを確実なものにするために「サスケ」8号でほぼ固定。下バリはグルテンのサイズ(直径1cm程度)に合わせて「サスケ」5号とする。「何が大切かって、エサがついていなければアタらないんだから」という石井の言葉を裏付けるやや大きめのセッティングとなっている。
 
■ウキ
自身が手掛けるへらウキ「旭舟」は実戦向きで使いやすいウキとして人気を博しているが、今回使われた「太」はまさにこの釣り方のために開発されたウキである。石井が推奨するバラグルの宙釣り向きのウキとは、この釣りのキモとなるバラケをしっかり深ナジミさせた釣りを容易にするため、充分な浮力(オモリ負荷量)を持つボディとパイプトップの組み合わせは欠かせないという。石井はこの釣りで同1番(オモリ負荷量≒1.0g)〜5番(オモリ負荷量≒2.0g)を水深やサオの長さで使い分ける。
 
 
 
“レーザーバラケ”という言葉を覚えているだろうか?タテ・ヨコバラケでレーザービームのごとくへら鮒をキャッチし摂餌を促す…と続く宣伝文句で一世を風靡した「新B」のキャッチコピーだ。1989年4月の発売以来セット釣りのバラケの核として、また盛期の両ダンゴ釣りでもブレンドの中心を担ってきた。魚影密度が濃い管理釣り場では顆粒状ペレットや縦バラケ重視のエサが主流となっている昨今、バイ・プレイヤー的な位置に追いやられている感は否めないが、今でも野釣りを中心に根強い人気を誇っている。 実は今回の釣りで最も重要な役割を担っていたのが、なにを隠そうこの「新B」なのである。その特徴はタナを安定させる重さと強い集魚力。 とくに荒目の硬い麩とさなぎ効果による集魚力はラインナップのなかでも1、2を争うほど強力なものだ。石井はこのエサを“不動の4番打者”と位置づけ絶対の信頼を寄せている。 管理釣り場はもちろん、野釣りでも広く活躍する石井にとって、へら鮒を寄せるということは鉄壁の時合いを作りあげるためには必要不可欠な要素であり、すべての釣りがここからスタートしているといっても過言ではない。 「へら鮒釣りは多少ウワズルくらい寄せていなければコンスタントには釣れ続かない。でもウワズラセ過ぎてもダメなんだ。ある意味“矛盾”だが、俺たちは常にこの矛盾の狭間でせめぎ合っている。そして目指すところは人よりもたくさん寄せてタナを安定させること。それができるのがまさに「新B」という訳だ。だから釣れているときはもちろん、たとえ釣れないときでも絶対に迷わず使い続けているんだ。」
 
 
 
 
水域が広い野釣りでは、いかに魚影密度が濃い釣り場であっても寄せる意識は常に持ち続けていなければならない。管理釣り場では一旦アタリが出始めればソコソコアタリは続くものだが、野釣りではそうもいかない。しかもアタリをコンスタントに出し続けるためには寄せる量も相当量必要になる。ならば抜き系セット釣りのように甘いバラケをポンポン打ち込めば寄せられるのではないかと思いがちだが、そこが野釣りの難しいところ。 管理釣り場であれば顆粒状ペレットを多く含んだバラケを抜き系で打ち込むことで固形物を食わせる釣りが成立するが、グルテンをクワセとする釣りではナジませたバラケの下に寄りの中心を作らなければグルテンを食わせることはできないからだ。 そのため石井は落下途中で開かないようなブレンドパターンで仕上げ、さらに表面を丁寧にまとめチモトをしっかり押さえたエサ付けで確実にバラケをタナに送り込む。タナに十分な量のへら鮒が寄って来るとサワリ始め、やがて食いアタリが出るようになる。このとき上バリにバラケが残りトップが深ナジミしたまま「ドンッ」とアタればOK。ややトップが返してから「ツンッ」と決めても良い。これがタナができた状態であり、以後はこの維持に努める。 当初のバラケでナジミ幅も出てアタリも持続するのが理想だが、たいていはウワズリ気味になったり、バラケの粒子が濃過ぎると一時的にクワセから距離を置いたりすることがある。いずれのケースもウキの動きはフワフワとメリハリがないものに変わるので、この異常を速やかに察知してタナを安定させ、クワセに誘導させなければならない。 ここで石井が施す対策がバラケをシメること。とはいっても大きく変化させるのではなくエサ付けの際の圧を強めて小さく付けるだけだ。実釣時にもこの処置だけでウキの動きにメリハリが復活したのだが、石井の目指すところはこのシンプルさ。簡単な方が強く、尚且つ持続性があることの証明なのだ。
 
 
 
 
   
  野釣り。とりわけ流れのある場所で釣れない人はウキが総じて小さ過ぎると石井は指摘する。特に目立つのが管理釣り場のウドンセット釣りで使うような、オモリ負荷量の少ない華奢なタイプ。これでは野釣りのバラグルは釣りきれない。大きめのウキが必要な理由は三つある。 ひとつはトップを沈没させずにアタリを待つため。今回の標準的なエサ付け(バラケ=直径15mm前後の水滴型、グルテン=直径10mm前後の水滴型)ではバラケで約3目盛り、グルテンで約2目盛り、合計5目盛りのナジミ幅が出る。トップはパイプトップだがムクトップでは尚更支えることはできなくなるためだ。もちろんこれ以上小さなウキでもその難易度は増してしまう。二つめは流れに対する抵抗 力。常時流れのある釣り場では、浮力に乏しい小さなウキでは簡単に流されてしまい釣りにならない。止水域で使うものより大きめなものを選ぶことで流れ難くなることを忘れてはならない。三つめは遠くであっても正確にエサを打ち込むためだ。沖目にエサを運ぶこの釣り方ではサオが長くなるほどエサ打ちコントロールが難しくなる。少しでも振り込みを楽にするため、エサ打ち点が沖になるほどサイズアップさせ、オモリの重さを利用して振り込みを容易にするのだ。  
 
 
   
  石井のタックルで目を引くのが上ハリスの長さだ。30cmというセット釣りにしては長めのセッティングとなっているが、これはへら鮒に対するバラケのアピール度をアップさせることと、タナに寄ったへら鮒の動き(サワリ)を読みやすくするためだ。ウドンセット釣りのような5cm程の短バリスでは、アピールもできなければサワリを読むこともできない。魚影密度が薄い野釣りならではの感度アップ方法と言えるだろう。もちろん途中での調整は入る。ウキが動き過ぎる(感度が良過ぎる)ときには⇒25cm⇒20cmと短くしていく。当日は入れ食いになった時点で、最後は20cmでバッチリ決めていた。  
 
 
   
  石井のエサ作りはシンプル且つ無駄がない。自らがこうしたいとイメージする状況を作り上げるため、明確な狙い・目的をもってエサ作りをすることが大切だという。

■バラケのタッチ(タッチを明確にしたシンプルなブレンド)
エサを持たせるというとカタボソ・ネバボソといったイメージを持ってしまうが、石井が目指したタッチはそのいずれでもなく、自身「耳たぶくらいのタッチ」という標準的なタッチ。過不足なく丁度良い感じという表現が適切かもしれない。前記ブレンドパターンでは「プログラム」が全体の性格の軸となり「新B」と「セット専用バラケ」が集魚とタナの安定化を図るための枝葉となる。そして「BBフラッシュ」がタナまで持たせるためのつなぎ役となるのだが、実釣後半入れアタリ状態になった時、石井のバラケは「BBフラッシュ」が200娉辰┐蕕譴燭發里吠僂錣辰討り、ナジミ幅をしっかりキープしながら明確なアタリを出し続けていた。

■グルテンの強さ
(持ちを意識したシンプルなブレンド)
グルテンのエサ持ちが悪い人はこのかき混ぜ方が不十分だと石井は言う。かつてグルテンエサはあまり手を加えずに作るのが良いと言われていたが、本来マッシュ成分とグルテン繊維が均一に良く混ざらないと100%ポテンシャルを引き出せないのだという。またグルテンエサは個々の性質を良く知ったうえでブレンド比率を変えて使うことで、より効果的なアタリの誘発が可能になるという。ちなみにグルテンのエサ持ちに不安を感じた後半、石井は「グルテンα21」60cc+「わたグル」20cc+水100ccのブレンドに変更し、イレパクに持ち込んだ。さらにタナが深いバラグルセット釣り(準山上湖やダム湖等での21尺チョーチンバラグル等)では「いもグルテン」を2割程度加えることでエサ持ちと比重が増しアタリが明確にでるようになるという。
 
 
 
   
  ■アタリの出し方(注意点)
キーワードは「トップ先端まで深ナジミ」
待つことなくウキが2〜3目盛り戻したところでテンポ良く打ち返し、毎回トップ先端近くまで深ナジミさせているだけでアタリは出てくる。実にシンプル且つ簡単な方法だが、これこそがバラグルセット釣りの核心部分。もちろん前記のタックル・エサがあってこそだ。ナジミ幅が少なくなったらバラケを硬く小さく付けてナジミ幅をキープすることに全力を注ぐ。
流れに乗らない(流す幅を決める)
常時流れを伴い、しかもそれが頻繁に右・左と変わる横利根川では流す幅を決めて打ち返し、必要以上に流しっぱなしにしないことが肝心だ。石井は流れの向き・強さに合わせて打ち込みポイントを調整し、ウキが完全にナジミきった状態で自分の正面に来るようにしている。そして流れが弱いときで30cm程度、強いときでも概ね1m以内で打ち返す。
タナを下げる
アタリがでないときタナを30cmほど深くすると、いきなりアタリがでることが度々あった。これはバラケの粒子を遠巻きにして寄っているタナにクワセがダイレクトに届くためだが、石井はこれを必須テクニックと言い、上っ調子になった時には元のタナに戻した。そしてこの繰り返しで時合いを引き出したのだ。但し、最初のタナよりも上げることはしない。理由は、釣れることはあっても長続きせず最終的には釣りが崩壊してしまうことが多いからだ。

■アタリの選別
理想とするアタリは深ナジミしたトップが戻すか否かという早いタイミングで「ダッ」と消し込むアタリで、これが続くときは概ね型揃いに大釣りになるという。しかし毎度こうした理想のアタリが出るはずもなく、そこで石井は概ね3つのヒットパターンに狙いを絞り合わせていた
パターンI【バラケが相当量残った状態でのアタリ】
石井が最も理想とする豪快なアタリ。ナジミきったトップがフワッとした直後「ダッ」と消えてなくなるアタリで、食いが渋かった前半はほとんど見られなかったが、後半時折混ざるようになり狙い通りの時合いが訪れた。
パターンII【バラケが少し解け始めてウキが戻りかけている途中のアタリ】
当日最も多かったのがこのパターン。1〜2目盛り戻したところででることが多いが、寄りが少ないときほどアタリのでるのが遅くなるので、このタイミングを冷静に分析できればバラケの寄せる力を増すべきか抑えるべきかの判断が的確にできるようになる。
パターンIII【食い上げアタリ】
底釣りの食い上げアタリとは異なり、トップがかなりナジンだ状態であってもエサが解けた戻しともアオリとも違う「ググ〜」と1〜2目盛り押し上げてくるアタリ。このパターンは圧倒的に新べらが多く、当日は小振りな新べらが多かったこともあり、特にへら鮒が寄りきった後半このアタリでヒットした。

■カラツン対策
とくに対策らしい処置を行わなかった石井。その理由は、「動き過ぎは絶対に良くない。一時的には空振りが続いたとしても、とにかくタナに寄せてアタらせていれば次第にヒット率は高くなる。やることをやっていればへら鮒は裏切らないさ。」ということらしい。 石井はよく「前触れの動きを大切にしろ!」と言う。一見乗りそうなアタリであってもその直前にフワッとしたサワリ(これが前触れの動き)が無いものであれば意に介さない。もちろんアタリ始めの時点では合わせていくが、コンスタントにアタリがでるようになればある程度見送ることも可能になる。 「前触れを含めてのアタリだから、ウキが消し込んだっていきなりアタッたのでは乗らない。」と言いきる。それでもあえて行う対策があればという条件でアドバイスしてくれたのが以下の方法だ。
グルテンが持っていない可能性を疑う
食う瞬間に充分グルテンが残っていないとカラツンになることがあるという。とくにウキが戻し始めてからのアタリでは、いかにナジミ幅が出ていても上下どちらが残っているか判断できない。そこでグルテンに数回押し練りを加えてエサ持ちを強化し、しっかりハリのフトコロに残るようにエサ付けすることを心がける。目安としては空アワセしても繊維がしっかり残るくらいが必要だという。
ハリスを詰める(上下10cm)
カラツンそのもの自体に対する処置と言うよりも、ウキが動き過ぎるときはハリスを詰めるという。目安としては上下10cm。これだけでかなりウキの動きが安定し、無駄な動きが減ることでカラツンも出難くなるという。

 
 
 
   
  バラグルセット釣りと聞くと、なにやらレトロチックな響きに聞こえてしまうのだが、今回訪れた‘聖地’横利根川を含め、野釣りでは絶対に外せない釣り方である。今回石井が見せてくれたその釣り方には真似のできないような特別な要素はなく、一切のごまかしもない。テクニックの一部始終は既に紹介したが、最後に石井からのアドバイスを送り締め括りたい。 「誰しも釣りたいという気持ちはあるが、良い結果を望むのであれば常に“平均”を意識することが大切なんだ。まずは一日のトップ釣果を予想し自らの目標を平均釣果に設定する。そして釣りをしている間は一日平均的に釣れるペースを目指す。しかし現実にはどん なにへら鮒の食いが良くてもほぼ不可能、でもやるべきこと(石井が披露してくれたすべて)をやって、こういう意識をもってやっていると2〜3回は大きなヤマ(アタリが続く時間帯)が来る。するとそれ以上襲ってくる落ち込み(アタリが無くなる時間帯)を最小限に止め、ヤマを確実にものにすることができるようになり、結果として平均以上、場合によってはトップを獲ることも可能になる。 それに釣れない人はとにかく動き過ぎる。最近はトーナメント流行りで短時間での勝負に注目が集まるため、ちょっとアタリが無くなったから、カラツンが続いたからといって直ぐに何かを変えて釣ろうとするが、野釣りではそうは問屋が卸さない。野釣りは短時間では結果が出ない。一日かけて釣りを組み立てなければいけないから、焦る必要はまったくない。作るたびにエサの配合を変えたり、ハリスの長さを頻繁に変えたりと、余計なことをやり過ぎるとかえって釣りを崩してしまうことが多い。大切なことはへら鮒をその気にさせること。正しいこと、やるべきことをやっていれば自然にへら鮒の方が合わせてくれるようになる。そうすれば自ずとヤマは数多くやってくる。そのとき盤石の備えが出来ていれば間違いなく釣れるヨ!」

 
   

「釣技最前線」その他の記事へ

このページのトップへ