『週刊 釣場速報』の取材で、三重県の中津浜へ行ってきました。ここは五ヶ所湾の一角に位置し、私にとっては初めての釣り場。伊勢自動車道・玉城インターから僅か20kmほどで、最長でも約30分で着いてしまいます。
久四郎屋さんの筏は乗船場から5分前後のところに6台あって、そのうちの「駆け上がり」という筏に上がりました。水深は13〜15mで、筏の両端で2mも水深が違います。
筏に上がったらまずダンゴ作りです。ダンゴは「三重チヌパール」をベースに「本筏チヌ」、「紀州マッハ攻め深場」、「チヌスパイス」、「細びきさなぎ」を各1箱、1袋ずつ配合し、これに「ニュー活さなぎミンチ」とクラッシュしたオキアミを混ぜ込んでボソパサタッチに仕上げます。
これらを半分ずつ練るので、海水は2000ccほど用意し、これにミンチ半袋とオキアミを3キロの1/4。オキアミは半解凍状態のものをオキアミカッターでクラッシュして、海水でミンチと一緒に溶いてからダンゴに混ぜ込みます。これで、集魚力抜群のダンゴの出来上がりです。
用意したサシエは「くわせオキアミスーパーハードチヌ(L)」、「くわせオキアミスペシャルチヌ(L)」、「ニュー活さなぎミンチ激荒」、「特上粒さなぎ」、ボケ、アケミ貝。
中津浜の状況は、例年なら大型がコンスタントに上っている時期。ところが、今年は例年と少し状況が違い、大型が少ないものの40cmクラスなら充分期待できますと西井船長。
まずはポイント作りに「ニュー活さなぎミンチ激荒」とオキアミをアンコにしたものを数個放り込んでおいてからスタート。仕掛けを入れてみると、潮はゆっくりと右の島方向に流れています。初めての場所とあって、状況が全くわからないことから、ダンゴを着底させて様子を見ると、早速ダンゴにフワフワとした反応があり、しっかり握らないと途中でダンゴを割られてしまうほど…。エサ取りは10cmほどのミニチャリコが多いということで、ダンゴに当たってくるのはどうやらこのチャリコ。
ボケやオキアミはアタリがないままに取られてしまうので、「激荒」のコーンに変えてみましたが反応はありません。そこで、くわせオキアミに「激荒」のコーンを1粒刺し、「激荒」とオキアミのアンコと一緒に握り込んでみました。着底するなりゴンゴンと一際激しいダンゴアタリ。様子を見ているとそのままグーンと穂先が海中に突っ込んでいきます。
ダンゴを入れ始めて20分も経たないうちに、1枚目の40cmクラスが釣れてしまいました。
エサ取りが多く、ボケは役に立たない状況で、良かったのがくわせオキアミ、「激荒」、「特上粒さなぎ」。
この続きは8月31日(金)発売の『週刊 釣場速報』で。
渡船:久四郎屋(090−1862−6725)
http://www.kyushiroya.com/index_turi.htm
エサ:えさきち玉城館(0596−58−5583)
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