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特集「釣れる!」からオモシロイ 名手たちの練りエサ釣法
高園 満の「練りエサ釣法」 堤防のチヌ釣り 差別化が釣果をさらにアップ
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高園 満の「練りエサ釣法」
練りエサ釣法は堤防でも威力を発揮!!
練りエサのハリ付けは釣り場や状況で変化する
釣り場や状況を見てマキエの作り方を判断する
練りエサの注意点!
確実なハリ掛かり基本は遅アワセ

マルキュー・チヌ
インストラクター
高園 満
堤防のチヌ釣り  差別化が釣果をさらにアップ
 マルキューファンだけでなく、チヌ釣りをこよなく愛する釣り人なら皆さんが感じているはずだ。それは海の変化である。
 海は年々温暖化の影響を受けて温かくなってきている。そのせいなのか歯の強いエサ取りたちが増え、また、時期的な増減も少なくなり一年を通して釣り場に居着くようになり、練りエサに出会う時間も長くなってきている。
 その練りエサも進歩してきた。もはやエサ取り対策だけのエサではない。堤防でも磯でも練りエサはチヌとの出会いを多くしてくれるからだ。
 堤防でチヌを狙う場合でも、人気の高い堤防は釣り人の多さに比例してエサ取りも多く集まってきている。また、釣り人が多いと仕掛けを自由気ままに流して釣ることができず、その分短距離速攻の釣りが大切になる。ということは、いろいろなマキエが流れる中、質の高いマキエでチヌを寄せ、食いの良いエサでエサ取りにも対応しながらチヌを釣ることが求められている。オキアミだけがベストな時代はすでに終わってしまった。「練りエサ釣法.チヌ」のマキエと「くわせ練りエサ.チヌ」の付けエサでチヌを釣る。これはマキエと付けエサと釣り方の差別化になるはずだ。
練りエサ釣法は堤防でも威力を発揮!!
付けエサを作る

「くわせ練りエサ.チヌ」を1/3袋から取り出す。残りは乾燥などから守るためラップに包みクーラーなどで保存しておく。 ネバリ、硬軟などをコントロールするためにオキアミ2粒くらいを「くわせ練りエサ.チヌ」に混ぜ合わせる。この場合海水でもかまわないが、少しでも食いを高めるためにオキアミ、アミエビだけで混ぜる。 均一に混ぜ合わさるよう、指や手の平を使って丁寧にねり合わせる。 ネバリや硬軟を調節してできあがり。
練りエサの利点はこれだ!
1.練りエサは、硬軟、ネバリ、大きさ、形など、状況に合わせて付けエサを作ることができる自在の付けエサ。
2.付けエサに残る噛み痕や歯形でエサ取りの種類を知ることができ、それによって練りエサの硬軟、ネバリ、大きさ、形を変え、また、ハリスのどの部分までエサを包み込むか、ハリの大小と軸の太さ、ヒネリともどしの有無、色などまで決めることができる。
3.エサ取りが多い中でも、途中で食われながらもチヌのタナまで付けエサを届けることができる。
4.練りエサは比重が大きいため、チヌのタナまで速く届けることができるので、短距離速攻の勝負ができる強みがある。
5.横の流れが多い堤防でも、その流れの抵抗で道糸が押されても付けエサの重みがあ
るのでウキ下のキープがしやすい。また、二枚潮でもウキ下を確保できる。
6.付けエサの持つネバリはアタリに対してもハリ外れを少なくし、食い込みまでエサを持たせる。また、チヌが付けエサを噛んだ時、じかに歯がハリに当たるショックが小さく、より確率の高い食い込みにつながる。
7.テトラ際などがポイントの時は、狙った穴や窪みに付けエサを入れやすい。
8.本流以外では仕掛けの止め釣りができる
練りエサのハリ付けは釣り場や状況で変化する!

練りエサの付け方パターン

エサ取りが多い時

大丸型

二重大丸型



○チヌのタナまでエサが残る大きさ。
○大きく付けるので、早アワセはスッポ抜ける。
○角をつけると、エサ取りにかじられ、ウキに多くのアタリが出てしまう。
エサ取りが少ない時

中丸型

三角型



○早く溶け、集魚効果は大。
○硬いエサは使わない。
○角をつけてかじりやすくする(ハサミで切れ目を入れも良い。)。
水深が深い時

細長丸型

小丸型



○速く沈める形。
○水圧や仕掛け全体へかかる水の抵抗が大きいので、小さくハリに付ける。
流れが速い時

ナミダ型

長下細丸型

センベイ型



○流れに乗り過ぎない形と大きさ。
○流れにフラフラ動かない形。
○仕掛けがタナに入らない時は、ガン玉を打っても良い。


流れがゆるやかな時

しずく型



○流れをひろう形。
○仕掛けが立ちやすいので、ガン玉は付けない。
水温が高い時

チョン丸型

小丸型

小小丸型



○エサ取りも活発だが、チヌも活発。浅いタナで釣りやすい形にする。深みにチヌがいる時は、そのタナで入る大きさにする。
水温が低い時

チョン丸型

二重丸型

小丸型



○食い渋りを考え、引いた(誘い)時、フラフラ動かないように。エサが安定するようにする。
釣り人が多い釣り場

二重丸型

チョン丸型

四角型



○チヌがスレていて食い込みが長くなる時。
○早アワセをする形。
釣り人が入っていない釣り場

三角くぼみ型

三角型


○角を出して、まずエサをかじらせる(ハサミで切れ目を入れても良い)。
 ハリに付ける練りエサには様々な付け方がある。たとえば、エサ取りが多いときは硬く練り、大きく丸く付ける。エサ取りが少ないときはやや軟らかく練り、中くらいの粒にして三角や四角型にして角をつけたり、涙型にする。流れが速いときは柔らか練りで、小さい丸か涙型にする。水温が下がって冷たいときは、極めて軟らかい練りにして小の小丸か涙型にする。
 また、通常、練りエサを使ったときのアワセは遅アワセが原則だが、どうしても早アワセをするときは、ハリ先に豆粒大の小丸を乗せ、オキアミカラーのスレバリを使う。他にも状況に合わせて硬軟二重にしたりもする。
 さらに、ハリもエサのうちと考え、付けエサの大小、食いの善し悪し、エサ取りの多い少ない、あるいは種類などによって使い分けるようにしたい。
釣り場の状況を見てマキエの作り方を判断する
練りエサ釣法・チヌ単品のマキエ

「練りエサ釣法・チヌ」1袋をバッカンに入れる。 袋の裏面に記載されている水量線にしたがって海水を入れ、手を使ってまんべんなく混ぜ合わせる。 しっとりした感じで、耳たぶぐらいの軟らかさになれば完成だ。
●「練りエサ釣法・チヌ」+オキアミ1.5kg
エサ取りが少ない、水温が低いなどの条件で集魚力をさらに増したい時のマキエ。
「練りエサ釣法.チヌ」1袋をバッカンに入れ、袋の裏面に記載されている水量線にしたがって海水を入れまんべんなく混ぜ合わせ、半解凍したオキアミ1.5kgを加える。 オキアミは粒を崩さないように手でほぐしながら加える。 まんべんなく全体が均一になるよう、手を使って混ぜ合わせる。 オキアミの粒を崩さないマキエのできあがり。
 マキエを作るときに注意しているのは、風の強弱とその方向、ポイントまでの距離、どのタナでバラケさせるか、どのくらい広げるか、どのくらい流すか、どんなエサ取りなのかなどを現場で判断しながらマキエを作るようにしている。作る量は2時間分、長くても3時間分を目安にする。こうすれば状況に合わせた組み立てができるからだ。「練りエサ釣法.チヌ」をはじめ、配合エサはチヌにとって満腹感を与えず、エサ取りたちにも食わせて寄せ、そのエサ取りたちの咀嚼音もチヌの食い気増進になっている。エサ取りの増え具合と種類によっては、生やボイルオキアミをエサ取りたちに食わせて足止めし、「ムギコーン」を増量したりしている。
1.「練りエサ釣法.チヌ」の単品マキエ
この「練りエサ釣法.チヌ」は意外とチヌを浮かせるマキエだ。エサ取りも少なく10mくらいの水深で、ゆるやかな流れの場合によく使用する。上層から底近くまでマキエをバラケさせてチヌを誘い出すのに効果的だ。
2.「練りエサ釣法.チヌ」、「チヌパワームギ」、「ムギコーン」、「チヌパワー」
 ボラなどが寄ってきたら、マキエを下層まで届ける「ムギコーン」や「コーン」をプラスする。小アジやコノシロなどのエサ取りにも強い。このマキエは寄せる、食わせる、それにエサ取り用でもある。また、足下から15m沖くらいまでを攻める短距離をエリアとし、練り込みを強くして上層から下層まで狙える速攻型マキエでもある。チヌの気配が出だしたり付けエサが残りだしたら、バラケるようにマキエを撒くようにする。
3.「練りエサ釣法.チヌ」、「チヌパワーV9」、「チヌパワーV9遠投」、オキアミ
 このマキエは上層から底まで、あるいは遠く広く長く効かせることができ、足下でエサ取りを足止めしたりするエサ取り対策用、遠投してチヌを浮かせて狙うとき、バラケさせて広く長く潮スジを狙うときなど、チヌを誘い込むマキエだ。しかし、他の釣り人がいたらその人が撒くマキエより10m以上は飛ばすことができるよう調節したい。
 また、途中でマキエがバラケるとエサ取りたちが沖に出てしまうで、マキエの作り方と投入時には特に気をつけたい。エサ取りたちを足止めするために私はこのマキエの他に、オキアミ1/2角(約1.5・)を粒のまま、それに「チヌパワーV9」1/2袋を混ぜて撒く時もある。
4.「練りエサ釣法.チヌ」、「チヌパワー」、オキアミ
 オキアミをマキエとして多く使う釣り場や、エサ取りがいてオキアミの付けエサでは難しく練りエサなら対応できる状況、それに練りエサ釣法をこれから始めたいという人にはこのマキエをおすすめしたい。マキエはバラケやすいようにあまり練り込まず、上層から中層のタナを狙うためのフカセ釣り用である。
 マキエの作り方はエサ取りがまったくいない時、少しいる時、増えてきた時、歯が立ちそうにないほど多い時、エサ取りの中を釣る時、エサ取りから少し離して釣る時、エサ取りと分離して釣る時、遠投してエサ取りと離して釣る時など、様々な状況に合わせてマキエを作ることが大切だ
練りエサ釣法の注意点!
1 ウキの浮力と練りエサの関係
 練りエサを付けエサに使う場合、チヌが付けエサをくわえた時の感触が厚い。そこで確実にハリ掛かりをさせるには、竿先に乗せるぐらいじっくり食わせるようにする。そのためには竿先が軟らかくチヌの動きについていける水切りの良い仕掛けが要求され、特にウキの選び方とそのウキの浮力設定が大切になる。
 堤防のチヌ釣りで使う仕掛けは、棒ウキの移動仕掛けと中通しの円錐ウキの遊動仕掛けだ。チヌのタナをある程度つかんでいる時は、遊動仕掛けにして付けエサが狙っ
たタナになじんだら、ウキは水面下ギリギリになるようにする。こうすると風の影響も受けにくく、なんと言っても付けエサが無くなればウキが水面上に出てくるのでエ
サ落ちがすぐにわかる。ずっと浮いた状態であればチヌの食い上げかエサ取りの突っつきによるものかが判断できる。
 もう一つの浮力設定は、付けエサがなじんでハリスが張ったら、その状態でウキをマキエと同じ速度ぐらいでゆっくり沈ませてやる釣り方だ。これはチヌのタナがわからない、あるいはつかめない時にやる方法だ。
 沈んで行く途中で見えていたウキが速く沈んだり止まったりしたらアタリだ。ウキがそのまま止まってしまったり浮いてくるようなら食い上げのアタリか、付けエサが無くなったシグナルである。
 また、仕掛けで注意したいのはガン玉を通常の場合使わないという点だ。練りエサは比重が大きいのでエサ取りなどで速く沈めたい時と、アタリが出づらい時以外はハリスの途中にガン玉は付けないほうがいい。

2 水深とウキ下の関係
「練りエサ釣法.チヌ」のマキエは意外とチヌを浮かせるので、たとえば、水深10mくらいの堤防なら水面から3.5〜4.5m、6〜7.5m、底から1m上をウキ下の目安にする。水深が15mある堤防では6.5〜8m、底から1.5mというようにすると良い。しかし、これ以上浮いたり、あるいは底近くだったりすることもあるから、目安のウキ下から状況に合わせてこまめにチェックしたい。おおよそのタナがつかめたら遊動でも移動仕掛けでもそれに合わせ、仕掛けを張って釣る人はウキ下をその分長くするように。
確実なハリ掛かり 基本は遅アワセ
※マキエを考える
・「練りエサ釣法・チヌ」は、単品でも、意外にチヌを浮かせるマキエである。
・マキエ作りは、その時の風の強さ、風向き、投げる距離などのタナでバラケさせるのか、どのように広げるか、沈めるか、流れに乗せるかなどで、配合エサの配合比率を決めて、さらに硬さ、練り込みも決める。また、ヒシャクもいろいろ使い分ける。
・2時間分を目安として作ると、状況に合わせやすい。
・配合エサは、チヌにとっても、エサ取りにとっても食いやすいエサ。エサ取りの増え具合によって、粒のままのオキアミやボイルオキアミ、「ムギコーン」をエサ取りに食わせるため増やす。
・エサ取りなどの状況によって、2種類のマキエを使い分けることがある。
 チヌ釣りは、ゆっくりじっくり食わせてからアワセるのが基本だ。どんな付けエサを使っても口先や飲み込まれてハリ掛かりさせるのではなく、カンヌキにハリ掛かりさせるのがベストなアワセになる。
 練りエサを付けエサに使った場合、ウキを水面下10〜30pぐらいで押さえ込む前アタリは口先でエサを噛んでいる状態だ。少し口の奥にくわえなおすと斜め下にゆっくり入って行く。次にウキが視界からスッと消え道糸が走り、穂先にまで乗ってくる。チヌが向こうに向いて走っている証拠で、この時ギューッと大きくアワセる。早くアワセるというより、竿の胴に乗せるようなアワセだ。特に足下で真下に入るアタリの場合は、早アワセをするとハリが歯に当たってしまいバラシが多くなる。竿に乗せるような感じでアワセたい。歯のある魚は必ず向こう向きになったところで直線的なアワセをする。これが確実なハリ掛かりにつながっていく。
 ウキに出るチヌのアタリは水温、潮の流れ方、仕掛けの張り方、エサ取りの数、練りエサの硬さ、練りエサへの慣れ、チヌの数で違ってくるので、チヌのアタリとわかるまではすべてチヌと思って対応している。
 その他、ウキ釣りは付けエサを魚のタナまで沈めて流すだけではない。止める、引く、上に上げる、下へ落とし込むのなども大切な操作だ。また、仕掛けを引いて誘った時、ちょうどチヌが付けエサを噛んでいたときと合ってしまったら、その直後に急な走りがくるので注意するのと、仕掛けを引き上げる時、最初に1mは誘うつもりで、気を入れゆっくりやることだ。
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