
小森章生(フィッシュリーグプロスタッフ 三重県在住)
ビワマスは滋賀県・琵琶湖に唯一存在するサケ科の固有種で、
サクラマスに一見似ていますが大きな目と丸まった顎で表情は異なります。

大型化するマスで、大物になると体調70~80センチにもなります。
またものすごく美味しい魚で、
脂のたっぷりと乗ったその身を刺身で食べると絶品。
引きも強くゲーム性も高いため、今トラウトアングラー注目のターゲットとなっています。
そんなビワマスとの出会いは今から29年前の9月。
琵琶湖北西部の知内川河口でした。
そして昨年、ある雑誌の取材でビワマスを釣り、ビワマス熱が再発。
それから本格的に狙いだしました。
今シーズンも月に一度のペースで琵琶湖に通い、
やっと満足のいく釣果が出せるようになりました。

ビワマスの狙い方は基本的にレイクトローリング。
ビワマスは遊泳層が深く、なかなかキャスティングで狙うのは難しいのです。
6月の釣行では姉川沖50mラインを探り、数はかなり釣りましたが、
その時の補食ベイトはエビや虫など小型の物だったらしく、
小型スプーンにしかヒットしてきませんでした。
しかし、7月に入るとビワマスはエビや虫などの小さい物から
稚アユなどの小魚をメインベイトとして補食するようになりました。
7月初旬午前5時半、大浦のアミレンタルボートで船外機付きボートを借り出船。
ポイントは竹生島沖80mラインです。
ビワマスを狙う場合の仕掛けはレッドコアライン(芯に鉛が入ったライン)か
ダウンリガーをつけて水深15~40mを狙っていきます。
私のタックルはレッドコアライン100ヤードに16lbリーダー10m。
ドジャー0000番にセシリア7gS06(フェバリットピンクシルバー)。
*セシリアのフックをシングルに変更

セットして流し始めると、5分も経たない間にラインが出ます
「ジジジジッー」一気にラインが出てロッドが曲がります。
この時期のビワマスは小魚を補食している為か
豊満なボディでめちゃくちゃ引きます。
強烈な引きを楽しみながら上がって来たのはいきなりの50オーバー、
ナイスサイズです。
それから連続5匹がヒットし大満足。
そこでセシリアのカラーをS02(ベーシックレッドゴールド)に交換してみますが、
あまりヒットしてきません。
やはり稚アユなどの小魚を補食している時には
S06(フェバリットピンクシルバー)などのシルバー系が強いようです。
一緒に同行した釣友も7センチミノーや色々なスプーン7~10gを使ってみますが、
抜群にセシリア7gのヒット率が高く、
この日の半分の釣果がセシリアによるものでした。
やはり細身のボディとローリングアクションから生み出すシルバーの輝きが
最も補食ベイトに似ているのだということと、
セシリアにしかない独特のアクションがあると感じました。
また定番のアワビスプーンも使いましたが、この日はあまり良くなく、
小魚をメインベイトとした時などは、やはり輝きの良いシルバー系が良いように感じました。
最後にビワマスは貴重な固有種です。
乱獲することなく楽しみたいもの。
キープするのはできるだけ食べる分だけにして、
できるだけ手で触ることなく、そっと優しくリリースしてあげたい。
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