50cm超えのクロソイを狙うパターン解説

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大沢和輝
(エコギアフィールドスタッフ 岩手県在住)
フィールド:岩手県 北三陸

こんにちは!岩手の大沢です。
いよいよクロソイのハイシーズンに突入しそうな岩手の北三陸エリア。
ハイシーズンと言う事もあり、狙うのはやはり50cmを優に超えるデカソイ!

このデカソイ。
自分の中でのパターンとして、最も重要だと思っているのが
"マッチザベイトから極端にかけ離れた存在のルアーを送り込む"という事です。

要は威嚇やリアクションをメインに釣りを組み立てることです。


この時期のクロソイのメインベイトはキビナゴやオオナゴ、アナゴなどを捕食する傾向があり、
その他にも、シラスやアミ、ヨコエビ系のマイクロベイトを捕食している日も少なくありません。

そして、地域性もあると思いますが、大型になればなるほど頭が良くなるからなのか、目が良くなるからか、
偏食気味な食性になり、中々一筋縄では口を使ってくれません。

例えマッチザベイトを意識したとしても、恐らく魚には余程シルエットや動きを似せない限りは気づかれます。

イワシボールの中に同サイズのイワシに似せたルアーを投げてもイワシが逃げてしまうように、
マッチザベイトを意識するには少々難しい場面が多々あります。

これが、生エサが圧倒的に強い!と言われ続けている理由のひとつな気もします。

しかし、捕食する側から見れば、エサに狂ってしまっている場面では警戒心も薄れ、騙されて捕食する。なんて事も多々あります。

そう。警戒心が薄れれば。


この警戒心の薄れは、多数のクロソイがエサの集合体に集まって捕食する場合に
恐らく口を閉じた時の顎の音か何かでスイッチが入ります。

しかしながら大型のクロソイは、交尾絡み以外は単体でポツッといる事が多く、そのスイッチが入るタイミングが中々ない気がします。
そして、近年のクロソイブームもあり大型は警戒心MAX。

大型に成長する為には、それ相応の賢さを兼ね備えていると思っています。

それは例え沖から接岸した大型のクロソイであっても同じ事が言えます。
時合いと呼ばれるタイミングなどでスイッチが入ってしまえば比較的イージーに口を使うクロソイも、常にスイッチが入っている訳では無い。
しかし、アングラー側は限られた時間の中でそのデカソイに口を使わせたい。

そうなると、デカソイ攻略のキモは、先程も話したように"威嚇やリアクションでの釣りが効果的"という
完全にワタクシの独断と偏見たっぷりなお話しになってきます(笑)


使うルアーはやはりリアクションや威嚇狙いのビッグワーム。

パワーシャッド6インチやバルト6インチ。

POWER SHAD  BALT

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そしてスプーンテールライブロール6インチとパワースクイッド7インチ。

SPOON TAIL LIVE ROLL  BABY & POWER SQUID

一応フォローの意味でレディーバランス5.8インチを持ち歩くといった感じでございます。

3-1/2" LADY FISH

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あとは、各レンジを14~21gの重めのジグヘッドで早めのリトリーブで探るだけ(笑)
不規則な動きに対してリアクションバイトする。最初は自分もそう感じていました。
しかし、クロソイにルアーの軌道を予測させる。

人間だと、ボールが飛んできたのが視界に入り、避けるのが間に合わない場合に手で弾いたり捕ったりする場面を見た事があると思います。
コレは、ぶつかる!と目で見て予測できるから身構えて無意識に反応する事ができるのだと思っています。

クロソイも側線や目 等でルアーの存在には気づいていると思うんです。そして、それが向かって来る。

小さいソイなら逃げるかもしれませんが、外敵の少なくなった大型のクロソイはそれを追い払おうとして...なのかは謎ですが(笑)
口を使って応戦します。

これが威嚇。リアクションバイトだと勝手ながら解釈しています。


だからこそ、クロソイにルアーの軌道を予測されやすいストレートリトリーブで
クロソイが居そうなテトラの際やブレイク付近に突っ込みます。

そんな強気な攻めだからこそ、しっかりとリアクションしてもらうために必要なのがルアーのボリュームと動き。

濁り、荒波にめっぽう強いバルト6インチをはじめ、どんな状況でも使いやすく針掛りも良いパワーシャッド6インチ。

POWER SHAD  BALT

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そして、早巻きでのレスポンスと引き抵抗の軽さから浮き上がりにくいスプーンテールライブロール6インチ。

SPOON TAIL LIVE ROLL

これらのシャッドにプラスして、圧倒的存在感のパワースクイッド。

BABY & POWER SQUID

そして、この子の早巻きにだけ反応が良い日があるレディーバランス5.8インチ。

3-1/2" LADY FISH

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コレらのビッグワーム達で現在は立ち回っています。


そして、散々通した場所にビッグワームを投げ込んで1発! なんて事が今まで何度もあり、
ビッグワームだからこそ口を使ってくれる個体がいる事も経験しました。

ビッグワーム=ビッグフィッシュ。

リアクション=ビッグフィッシュ。

クロソイ釣りに対して、やり過ぎとも捉えられる強気な釣りですが、
この釣りをやり続けているのには、デカイヤツはデカイものを食う。という事では無く、
神経質なデカソイを時合いや偏食も関係なく、リアクションで口を使わせるための釣りなんです!

これが、現在ワタクシの中でデカソイ狙いの最大のキモと考えている、威嚇・リアクションの"動の釣り"でございます。


実は先月末に発売されました、ソルトステージvol.12に"流下ベイトパターン"として記事を書いておりますが、
その釣りは静の食性への訴えもあるのですが、焦らしによる威嚇やリアクションへの訴えを込めた釣りでもあります!


このふたつのパターン。まだまだ改良したりこれから開拓を進めて行こうと思っている釣りですし、
もしかしたら、コレもクロソイにとっては食性での捕食かもしれません。

ですが、解らないからこそ楽しいのがクロソイ。そして、ルアーフィッシングだからこそ、多彩な攻め方がある。

数ある中の選択肢のひとつであるリアクションの釣りですが、この釣り。中々ヤバイです(笑)