鹿島灘のヒラメのシーズンインを確信するのに水温の安定は必要条件。理想は16℃を下回らない18℃前後。今年はシーズンインを待ちきれず、不安定な水温で振られたアングラーも多いはず。一昨年の5月後半のように水温が15℃以下でもベイトを追ってヒラメが早めに接岸していたのなら、魚自身も季節を感じ、水温が上昇すれば捕食に入ったはず。しかし、今年5月は食いが弱くバラシが多かった。そんな中、バラシが多くても反応を見ることのできる確立が高いのはパワーシャッドのジグヘッドリグで、シーズンインをうかがうにはなくてはならないルアーである。
寒流域である鹿島灘のシーズンインとトップシーズンではセレクトするルアーには一つの傾向があり、5月のシーズン初めから6月中旬辺りは、水温のあがり始めということもあるのか動きが派手なルアーより、動きを抑えた、ナチュラルな動きのほうが反応が高い。接岸を済ませ、これから体を作るため、捕食活動を始めたヒラメが、食いつき易い獲物と判断するようだ。さらに、ジグヘッドも針の長さが短く、ワームの動きを損なわせないジグヘッドより、針が長くワームの動きを抑え、もっとアクションを大人しくさせたものの方が反応が高い。
そこで今回鹿島灘のサーフで活躍したのが「リトリーブヘッド」。使用したのは15gと「パワーシャッド5インチ」の組み合わせ。ボディーサウンドを発生させる「パワーシャッド」の動きをやや押さえたアクションはシーズンインのヒラメには効果絶大だった!先行者が入っていても差ほど心配はなく、同じタイプのジグヘッドの隣でも反応の高さを実証できたのが素晴らしかった!アクションは着底させたあと、リフト&トゥイッチ、ストップ&ゴー。さらに、リトリーブ速度を変えたり、払い出しに絡ませたスローリトリーブなども効果的。
カラーは、シーズン当初は派手なピンク反応が高く、サイズアップをさせるには、派手目な色からローテーションして、地味目なカラーでバイトが集中した。「派手なカラーで元気な若手がまず先に反応し、釣られたその後、活性が上がってきたグッドサイズのヒラメがバイトする・・・のかな・・・?」と考えられた。102:グロウピンク→115:パールスモークシルバーグリッターバック→010:パールグロウが最近のフェイバリットローテンションだ。
トップシーズンに入った6月後半の小潮、長潮、若潮から上がりの潮周りは、大潮にむかってヒラメの活性がグングン上がり、ハードプラグやフックの短い3Dジグヘッドなど動きの派手なルアーに反応がよくなる。多分この辺りがルアーセレクトの切り替わり時期になるのだろう。そしてフィッシングプレッシャーが高くなったころ、再度動きの弱いリトリーブヘッドにローテーションさせると効果絶大!難しいと思われがちなヒラメゲーム。パワーシャッドとリトリーブヘッドで挑戦してみてはどうだろうか。
