津輕辰彦(ノリーズプロスタッフ ハードベイトネゴシエーター)
フィールド:千葉県 亀山湖
ノリーズ プロスタッフの津輕です。
H-1 GPX 第3戦 亀山ダムのプラクティス中に、「ヒラクランクギル Sビル110SS」でロクマルをキャッチしました!
亀山ダムといえば、全国的に見ても最もアングラーの数が多いレイクのひとつではありますが、魚の多さもかなりのもの。
そこで今回は移動に時間を掛けるのではなく、釣りをする時間を長く取るプランを組んでプラクティスに望みました。
スタート地点である長崎キャンプ場周辺から本湖の水産センターの島周りまでを今回のエリアとし、
魚の反応が多いシチュエーションやルアーの動きを確認していきました。
大小様々なルアーをローテーションしていき、引き方もいろいろと試して数本キャッチ。
少しボリュームのあるルアーをスローに引いてくるのが効果的だということがわかりました。
亀山ダムをはじめとする関東リザーバーで多用されるような小さめのシンキングスイッシャー等も試しましたが、
チェイスはあるもののかなり警戒感を抱いており、バイトに至る気配がありません。
しかし、ヒラクランクギル Sビル110SSのスローリトリーブにはキロ以上の魚が好反応。
掛からないバイトもあるものの、十分試合で使えると判断しました。
水面から50cmくらいのレンジをスローに引いてくるだけの釣りなので、魚が出てくるレンジからポジションを確認したり、
魚の濃さを確認できたりと、プラクティスを進めるうえでもとても重宝したので、午後はこの釣りをメインに。
そしてどんどん気温が上がってきたお昼過ぎ、バンクから少し離れた位置にボートポジションを取り、
水深のあるバンクから5mくらい沖にある立ち木群を、Sビル110SSのただ巻きメソッドでチェックしていたところ、
どこからともなく真っ黒なコイのような魚が現われ、2~3mゆっくりとSビルをチェイス。そしてためらいなくバイト!
「え?」と思いつつもリールのハンドルが重くなったので、そのまま巻きアワセを入れると、ひたすら重いトルクフルな引き。
ファイト中は意外にも冷静で、最初1本だった針掛かりが複数本になったことを確認し、落ち着いてハンドランディング。
近くで同じくH-1 GPXのプラクティス中だった方から「ロクマルあるんじゃないですか!?」と声を掛けられるまで
あまり大きさがわかっていませんでした(笑)
魚のケアをしつつ急いでのむらボートさんへ戻り、きっちり計ってもらうと、
60.5cm、3,290gのモンスターフィッシュでした!
使用ロッドはロードランナー ヴォイス LTT 680MHで、私の中でようやくしっくりくるセッティングが決まりました。
110サイズのヒラクランクギルを投げるにはややパワー不足と思われそうですが、
年中ハードベイトしか投げない私は、ロッドチョイスにおいてキャスティングのしやすさを最重要視しています。
サイドハンドやオーバーヘッドでは投げられても、バックハンドでしっかり投げ込めないロッドは、私の中では硬すぎるロッドなのです。
バックハンドサークルキャストのテイクバックでもしっかりウエイトが乗せられて、自分の正面にルアーを投げられるロッドを選びます。
7月9日に開催されたH-1 GPXの試合当日でも、LTT 680MHとヒラクランクギルの組み合わせでキロフィッシュを2本キャッチし、
160名弱の参加者中 7位のウエイトを確保できました!
デジ巻きが真骨頂のヒラクランクギルシリーズですが、ただ巻きも相当熱いテクニックです!
皆さんもLTT 680MHとヒラクランクギルで亀山ダムを攻略してみてくださいね!
<タックルデータ>
ロッド:ロードランナー ヴォイス LTT 680MH
ルアー:ヒラクランクギル Sビル110SS
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「ポチョンドッカン」