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2018.02.10

稲村 順一インストラクター 将監にて

14.2kg(26枚、尺3寸〜尺8寸でキロ級の新べらが数枚混じる) トレンディクラブ2月例会 第1位

釣行場所 将監   小池北岸桟橋中央付近
釣行日時 2018年02月10日(土)   7:00〜15:00
天候 晴れのち曇り(最低気温-1℃/最高気温12℃)※北西のち南西の風
混雑度 釣り場に60名ほど(周囲は1〜2席置きに入釣)
釣行理由 トレンディクラブ2月例会
釣果 14.2kg(26枚、尺3寸〜尺8寸でキロ級の新べらが数枚混じる)
成績 第1位
釣り方 18尺段差の底釣り(下バリ3cmズラシ、沖段底で水深は約2.4m)バラケに「力玉」「力玉ハードII」のセット
仕掛け 竿18尺(普天元 独歩) 道糸0.7号(へら道糸PET) ハリス上0.5号、下0.3号(上15cm、下50cm 極弦へらハリス) ハリ上8号(Sasori HARD)、下2号(Sasori HARD) ウキ「クルージャン ウィンターバージョン'16-'17段底用WDT」No.2(ボディ9cm/オモリ負荷量≒1.1g)※エサ落ち目盛り=くわせを付けた状態で11目盛り中6目盛り出し

エサ

[バラケ]「粒戦」50cc+「粒戦細粒」50cc+水150cc(吸水のため約10分放置後)+「底バラ」100cc+「段底」200cc
[くわせ]「力玉」、「力玉ハードII
(「さなぎ粉」漬け)

[バラケ]別ボウルに半分取り分け、状況に応じて手水を加えながら「粘麩」「粒戦」「粒戦細粒」を少量ずつ絡めてタッチを調整。好感触だったのは、まとまり感のあるしっとり軟ネバタッチ。

釣り方の注意点 数は出ないが釣れれば良型との前評判が高かった、沖目狙いの底釣り両グルテンでスタート。ところがサワリはすぐに現れたものの容易にアタリにはつながらず、不確実な動きにアワセてはスレバラシを繰り返すばかりで、開始2時間か経過してもノーフィッシュ。事前情報に比べて食いが悪いことは明らかだったが、へら鮒がエサのすぐそばにいることはウキから伝わる気配で感じられたので、ハリス以外のタックルはそのままで段差の底釣り(沖段底)に変更。すると変更直後に出た小さく押さえるようなアタリでファーストヒットを果たすと、以降は多少の波はあるものの、新べらが回遊してくると2〜3枚続くといった感じでポツポツと拾うことができた。なお、この日はバラケにボソッ気があるとサワリだけでアタリにつながらなかったことから、終始ネバリ気のある軟ネバタッチの小エサをウキのトップ4目盛り前後ナジませ、バラケが吸水すると自然にかたまりのまま抜けるようにすると、やや長めの時間が経過したあと、フワフワとしたサワリに続いてムズッとわずかに押さえるアタリがヒットパターンであったことから、バラケのタッチ・ナジミ幅・抜けるタイミングに注意を払った。また、アタリが出なくなったときにバラケの開きを良くしてもアタリが復活しなかったため、軟ネバタッチのバラケには手を加えずに、意図的に振り切り気味で打ち込んで沖からへら鮒を引き寄せるイメージで組み立てたところ、時折1kgを優に超える超大型の新べらも混じり、厳寒期ならではの繊細かつシビアな釣りを堪能することができた。加えて沖段底ではくわせの置き直しができないので、エサ打ちポイントを前後左右にズラしてみて、ウキの戻しが良く、アタリがよく出る所をピンポイントで探ることも必要である。
釣り場情報 へら鮒はどこのポイント、どのタナにもいるが、当日は食いが渋くなってしまったことで、たまたまうまく釣れなくなってしまったようだ。しかし1年のうちで今が最も釣果が低迷する時季であることを考えれば、これだけへら鮒の気配を感じながら釣れるのは貴重な釣り場と言えよう。またアタリは手前エリア(基本は段底)のほうが多いようだが、良型の新べらは明らかに沖目に居着いているようで、私の並びでもひと際目立つ大型が上がっていた。なお例会成績は第2位が私の左側2席隣、9尺段差の底釣り(穂先やや余し)で11.8kg。第3位は中央渡り桟橋奥寄り東向き、8尺(一杯)段差の底釣りで8.6kg。