へらエサパワーブック
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2 2017年9月に発売となった『サナギパワー』。本格的なセット釣りのシーズンを迎え、出番が多くなってきたことでしょう。すでにこのエサを使っている方も多いとは思いますが、改めて、このエサの特長、使い方のコツなどを紹介しましょう。 まず、『サナギパワー』という名前どおり、エサの成分となるさなぎ粉が大量に配合されています。近年では、ペレット系のエサが注目されてきましたが、実はさなぎ粉のほうが集魚効果は上なのです。この集魚力の高いさなぎ粉が大量に配合されている『サナギパワー』は、へら鮒を寄せるという点では最高レベルのエサなのです。 しかも、大きさの違うさなぎ粉を配合することで、エサの開き方、粒子の落下にも変化がつくことで、アピール力も優れています。いまセット釣りでかならずと言っていいほど配合する『粒戦』とのマッチングにもよく、最速で落下する『粒戦』、そのあとから『サナギパワー』の大小の粒子という具合になります。 バラケ性は最強に設定されています。これは、最近のセット釣り、とくにウドンセット(浅ダナ、チョーチン問わず)において、開くエサが必要という条件を踏まえています。しかし、開くエサというのは、エサ付けがしにくいだけに、それだけエサのコントロールが難しいものです。ところが、この『サナギパワー』はバラケ性最強でありながら、実際に作ってみると、想像以上にまとめやすいエサとなっています。ですから、開くエサなのに持たせ加減のコントロールもしやすい。つまり、現代のセット釣りのバラケエサの軸と「サナギパワー」現代のセット釣りにマッチした大量のさなぎ粉を配合してあるので集魚力は高い。粒子の大きさが違うようにしてあり、バラケのアピールもある。さなぎ粉の集魚力と最強のバラケ性

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