へらエサパワーブック
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24 ヒゲトロセットの浅ダナ釣りは、初夏〜秋の活性がある時期に混雑などにより両ダンゴでコンスタントにアタリを出し切れないときに有効な釣り方です。 前提として必ずバラケエサを持たせてウキをトップ先端付近までなじませ、バラケエサが付いている時のアタリを狙っていきます。イメージとしては、バラケエサ付近にいる魚に軽いトロロエサを吸い込ませる感じです。ですから、基本的にはハリスは短く、段差も少なくなるのです。 魚が寄ってきてエサ持ちが悪いときは、しっかり丁寧にエサ付けをする、もしくはバラケエサを押し練りをして対処します。また、ハリのサイズアップをして対応することも有効です。 強いアタリが出ているがヒットしない、いわゆるカラツンが多い場合には、バラケエサの持ちすぎが考えられるので、基エサを加えて少し開かせるか、エサ付けをひと回り小さくしてください。それでも上手くいかない場合は、下ハリスを短く詰めて対応します。 くわせエサのトロロエサは繊維が弱いとエサ持ちが悪くなるので古いものでなく、できるだけ新しいものを使いましょう。また、高温多湿の所におくと繊維が弱くなりやすいので、日の当たらないよう保存します。 またハリ付けは、少量ずつ2〜3回に分けて引っかけ、最後に指先で扱くとエサ持ちがよくなります。●オモリ実寸大0.25㎜厚板オモリ15㎜×17㎜〜17㎜×25㎜〜

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