へらエサパワーブック
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9両ダンゴの浅ダナ釣り①釣り方のコツよくするため、エサの芯ができる「ガッテン」、膨らみを演出する「凄麩」、バラケ性のある「バラケマッハ」という組み合わせになります。 両ダンゴの釣りは、エサがしっかり持つことが大前提ですが、ただ持てばいいわけではなく、先に触れた軽さにエサが開く(膨らむ)要素も必要です。いくら軽くてもまったくバラけないようではへら鮒は寄ってきません。両ダンゴの釣りでよくいわれる、ひとつのエサで寄せて食わせるというのが、このことなのです。 エサ使いのコツとしては、エサが持ってナジミ幅がでるようにすること。そのためには、押し練りや手水での練りが必要になります。落下中のアピールは必要になりますが、それでエサが持たないようでは話になりません。強いサワリがあってもエサが持つ。ここがポイントなのです。ですから、エサが持たない場合は、バラケ性のある「バラケマッハ」を粘りのある「BBフラッシュ」に替えるアレンジが必要になるのです。 盛期の釣りですから、セッティングは全体的に強め。ウキやハリは大きめ、ハリスは太めになります。へら鮒の寄りに負けないでしっかり立つウキサイズ、エサが持たせられるハリサイズが必要で、これをクリアすれば、あとはエサ次第。強く反応がでて、それでいてしっかり持ってアタリがでる。まずはそこを目指すようにしましょう。エサが持てば……エサが持たないと……しーん……

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