へらエサパワーブック
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15段差の底釣り釣り方のコツナジミが悪くなるかもしれません。それではバラケ性を抑えた意味が薄れてしまいます。ナジミが悪いのは、タナまでエサが持っていない証拠で、これではこの釣りの致命傷になりかねないウワズリを招くことになりますので、丁寧にエサを付ける、圧を強くするなどの対応でエサをしっかりナジませるようにします。 さらに、エサを軟らかく少し粘る方向にして、タナまでしっかり持たせてから早めにバラケエサが抜け落ちる“抜き系”の釣り方もバラケエサへの反応が強いときに有効です。早めに抜けることで底にバラケエサを溜め、へら鮒を呼び込むことができるからです。ただし、この抜き系の釣りも、いったんウキをナジませるという点だけは厳守しないと、余計にウワズリを招きますので、注意が必要です。 この釣り方でアタリを増やすテクニックに〝置き直し〟というものがあります。これはバラケエサが抜けてくわせエサだけになった状態でアタリがでないときに、サオ先を持ち上げてくわせエサを置き直す方法です。これは、くわせエサが食いにくい状態になっているのを置き直すことで修正してアタリをだすのです。これはかなり効果がありますので、ぜひ試してください。●くわせエサ くわせエサは確実に底に付いていることが大前提なので、底から離れにくい重さのある「魚信」や「特選わらび彩」を使うのが基本です。ただ食いが渋いときや、底の状態によっては軽いほうがアタリがでるときもあるので、「感嘆」や「力玉大粒」、なども用意しておきましょう。バラケエサが抜けたあと、エサ落ち目盛りがでることを確認。もう1目盛りでると食いアタリの前触れ。バラケエサが抜けてくわせエサだけになった状態からのアタリを狙う。←エサ落ち目盛り←エサ落ち目盛りの下がでる

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