へらエサパワーブック
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21バランスの底釣り釣り方のコツきさとタッチを探ります。まずはしっかりナジミがでるまで押し練りを加えていきます。そこからアタリがでる大きさとタッチを探していきます。とくにグルテンエサは、膨らみますので極端に大きなエサはNGです。 また、グルテンは持ちがよいと思っている方も多いとは思いますが、グルテン繊維の少ないタイプなどは意外とエサは持たないことが多いです。硬さで持たせて釣れるときはいいですが、硬いエサではカラツンなどが多い場合はエサを軟らかくしていく必要があります。しかし、エサを軟らかくするとエサ持ちが悪くなります。こういうときはグルテン繊維が多いものに作り替えてみることも必要です。 さらにグルテンエサはその種類によってアタリの有無に大きな差がでることも多いエサですので、タイプの違うものを数種類用意しておきましょう。 最後にアタリの取り方ですが、一番確実なのは、ナジんだウキが上がってきてエサ落ち目盛りがでてからのカチッとした小さく強いアタリです。このアタリが基本になります。ただ、このアタリだけをねらっていると、待ち気味の釣りになりリズムが悪くなることもあります。少しでも早いタイミングでアタリをだすようにするには、エサを小さく、軟らかくします。ただし、エサの調整をしたときでもナジミ幅は同じようにしてください。ナジミが少なくなるようではエサが持っていないことになります。 この3点の対応に加えて、ちょっとしたタックルセッティングの調整をすれば底釣りは釣れます。ウキの動きが多すぎて複雑になるときはハリスを短く。逆に動きが少ないときはハリスを長くします。また、食いアタリがでにくいときはハリを小さくしてみてください。渋いときほど小さいハリが有効になります。

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