へらエサパワーブック
8/36

8 ウドンセットのチョーチン釣りは、多くの釣り人が好む釣り方であり、色々と研究され複雑かつむずかしい釣り方と思われるかもしれません。また、近年ではサオ先を持ち上げるようにしてバラケエサのバラけを促進させるしゃくりやくわせエサを動かす縦サソイなど、ロッド操作によるアクションをくわえるのが主流です。 チョーチンセットでどうしてよいか分からないと悩む方には、エサを持たせる釣りから始め、そこから正解の釣り方を探っていく方法をおすすめします。 まず持たせ系のバラケブレンドから始めます。ウキのトップ先端まで、あるいはトップが沈没するぐらいまでしっかりナジませます。そこからサオ先を持ち上げるようにしゃくりを入れます。このしゃくりでバラけが促進されるのでへら鮒を寄せることになります。このしゃくりを1回2回と入れてみてアタリがでるタイミングを探ります。たとえば3回しゃくってアタったとします。これで釣れるならまずはこの3回しゃくりが正解なのかを何度か確かめて確認します。 このしゃくりの回数が少ないほどエサが持っている状態ですので、こういう場合は、必ずエサを持たせることを心がけます。何度かしゃくってバラケエサが少なくなってからアタるようなら抜き系の釣りにシフトします。 このようにバラケエサ●オモリ実寸大が持っているときにアタるのか、抜けてからアタるのか、ここを見極めないと釣り方を間違ってしまいます。 抜き系の釣りとはいってもチョーチン釣りの場合は、水深がありますので、よほどの場合でないかぎり、水面直下から抜けるようなバラケエサは禁物です。浅ダナと同様に、少しバラケエサを持たせるところからはじめ、徐々に持たせ具合を調整します。ちょっと持つぐらいがいいときもあれば、持たせてすぐ抜ける、逆にほとんど持たないほうがいいなど、その日によってパターンは様々です。この部分が抜0.25㎜厚板オモリ17㎜×20㎜〜17㎜×40㎜ミチイト●0.8号竿●8〜10尺ハリ●上7〜9号   下3〜5号ハリス●上0.5号8〜12㎝下0.3号40〜60㎝■仕掛け図ウキ●ボディー7〜10㎝ PCムクトップ、グラスムクトップ

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る