へらエサパワーブック2022冬春号
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の活性が一番落ちる厳寒期。いわゆる年明けの1〜2月はへら鮒の食い気が少ないため高釣果は望めません。この渋い状況下で有効な釣り方が段差の底釣りです。ハリス段差を取ったセット釣りなので、バランスの底釣りより魚を寄せて釣果をあげることができます。は、底にへら鮒を集め、確実にくわせエサを食わせることです。このために抑えるべきポイントが2点あります。①バラケエサをしっかりナジませるにはバラケエサをしっかりナジませなければいけません。ナジまない、ナジミが少ないということは、エサがタナよりも上1年のなかでもへら鮒この釣りで重要なのへら鮒を底へ呼び込むでバラけてしまっているということ。これを続けると、活性の低い厳寒期でもウワズリを招いてしまいます。ウキの動きでいうと、トップ先端までバラケの重さでしっかりナジミ、そこからゆっくりとウキがあがってくる。この動きを丁寧に繰り返すことが重要になってきます。②くわせエサが底に着いているバラケエサで寄せたへら鮒が底に溜まったエサを吸い、その際に目の前にあるくわせエサも吸い込みます。あきらかにこのくわせエサを食いにきていることもあります。そのとき、くわせエサを確実に食わせるには、くわせエサが底に着いていなければなりません。なぜなら底からちょっと浮いた状態より、底に着いた状態のほうが食いやすいからに他なりません。くわせエサを確実に底に付けるためにはタナ取りが重要です。次の手順で正確なタナ取りをしてみましょう。■仕掛け図竿●8〜18尺ミチイト●0.6〜0.8号      18ハリ●上6〜7号、下2〜4号ウキ●ボディー10〜17㎝ 細パイプトップ、PCムクトップハリス●上0.5号10〜15㎝下0.3〜0.4号45〜70㎝渋い厳寒期に貴重な1枚を釣りあげる釣り方のコツ段差の底釣り

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