へらエサパワーブック2022冬春号
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旬から始まる新べら放流。養魚場で育てられたへら鮒を放流することで成り立っているへら鮒釣りには欠かせないイベントです。べらは、既存の魚とは違い魚体がきれいで中身も詰まっているので重量感もある。さらにその引き味も独特で走るような動きをするのでこれが面白い。だから新べらと聞くとワクワクしてしまうのが釣り人の性なのです。えばグルテンエサが主役となりますが、新べらが選り好んでグルテンを食っているわけではありません。放流直後であれば腹を空かせている状態なので、どんなエサでも追いかけます。それでも早いところでは10月中新しく池に放たれた新そして新べら釣りといグルテンが主役になる理由があるのです。放流から数日も経てば新べらは落ち着き始め、居心地のいいところへ集まります。大まかな流れでいうと、最初は浅いエリア、そして少しずつ深場に落ち、最後に底につく感じです。新べらを狙うには、この大まかな流れを知っている必要があります。新べらがいないところではいくら頑張っても新べらは釣れないものなのです。運よく新べらが溜まるエリアを見つけたとしましょう。ここでグルテンエサの出番です。なぜ、グルテンエサなのかといえば、集魚力が少ないことがメリットになるからです。つまり、ダンゴやバラケエサを打ってしまうと旧べらも寄ってしまい、新べらの率が下がるというわけです。くわえて、水温が下がりエサを活発に追う時期ではないので、軽さでアピールでき吸い込みやすいグルテンエサの特徴が新べら釣りにベストマッチするからなのです。■仕掛け図竿●15〜21尺ミチイト●0.8号    22ハリ●上下6〜7号ウキ●ボディー7〜10㎝ PCムクトップ、グラスムクトップハリス●0.4号上40〜55㎝、50〜70㎝新べら攻略には欠かせない釣り方のコツ両グルテンの沖宙釣り

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