へらエサパワーブック2022冬春号
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一番は場所選びです。先ほども触れたように、まずは新べらが居着く場所(池によって傾向もある)に釣り座を構えることです。そして警戒心のある新べらは沖に着きやすいという傾向もあります。ですから、沖打ち(宙でも底でも)でエサはグルテンというのが新べら釣りのセオリーとなるのです。〜   ては、ウキはPCムクかグラスムクのトップを装釣りのポイントとして釣り方のポイントとし着したものを使います。これはエサの落下中(ウキが立ってからナジミ切るまで)に食いアタリがでるのですが、ハリスが張り切ってない(エサがぶら下がっていない)状態では、アタリの伝達が弱いため、ウキのトップにでる動きが小さくなりやすいからです。動きを大きく表現してくれるムクトップを使うことで、小さいアタリでもアタリと認識してアワせることができるのです。また、新べら特有のアタリとして、ムッと抑えるような動きやムズっと動くようなものも食いアタリである場合が多くなります。ですから、こういう動きにも積極的に手をだしてみてください。そのうちにこれも食っているんだとアタリの見極めができるようになるでしょう。また竿の長さは長めがいい傾向です。混雑すれば池規定一杯の長竿になりますが、空いている時などでは15尺ぐらいでも楽しめますので、状況をみて選択してください。●オモリ実寸大0.25㎜厚板オモリ17㎜×16㎜〜17㎜×24㎜●サワリがないとき 新べらがいるかいないかに左右されますが、ハリスを伸ばす、タナを探ることでサワリがでるところを見つけましょう。季節を追うごとに新べらが深場につくことが多くなります。水深のある池では2・5〜3m、あるいは底近くに溜まることもあります。また水深の浅い池では、早い段階で底につくこともありますので、そういった可能性があるなら、下バリだけ底に付けてみる、あるいは底釣りに釣り方を変更しましょう。●グルテンエサの取り扱い グルテンエサは乾きやすいエサです。乾燥しやすい冬場は特に注意が必要で、知らぬ間に表面が固まっていたなんてこともよく起きます。ですので、蓋付きのグルテンボウルを使うか、グルテンボウルを2個重ねるようにし、使う分だけを外にだして基エサは外気に触れさせない。グルテンエサは手直しがしにくいエサですので、こういう配慮も必要です。23●アタリがでないとき アタリがでない理由はいくつか考えられます。まずエサで考えると、何かしらの理由で吸い込めないことがあります。これはエサの硬さや大きさに起因します。食わせるためには、軟らかくするか小さくするが基本です。これはカラツンの対処も同じですので、アタリがあって乗らないときにも試してみてください。 次にセッティングに関しては、ハリスを伸ばす、ハリを小さくすることで落下スピードをゆっくりにして反応を強めることができます。魚の活性と合わないと上手くアタリがでないことは多いので、こういうった調整も有効です。また、いい感じで釣れていたのに、次第に釣れなくなるようなときも、このような対応で解決することがあります。ワンポイントアドバイス釣り方のコツ

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