へらエサパワーブック2022冬春号
4/36

の活性が下がり、ダンゴエサへの反応が悪くなります。近くには寄るもののバラけた粒子を吸うだけでダンゴエサそのものをなかなか食ってはくれません。このバラけた粒子を吸うへら鮒を釣るために、上エサ(バラケエサ)と距離を取った位置にくわせエサがあるセット釣りが有効になります。なかでも回転よく数を釣るのに向いているのが、ウドンセットの浅ダナ釣りです。会などでも主流であり、常日頃から攻められているので年々難しくなっています。そこでポイントとなるのが、バラケエサの持たせ方です。よくバラケエサを持たせて釣る、抜いて釣るなどと表晩秋になると、へら鮒この釣り方は大会や例現していますが、じつはずっと同じ釣り方で1日釣れ続くわけではわりません。へら鮒の状況は日によっても違いますし、混雑度合い、時間帯でも変化します。ですから、一概に持たせて釣る、抜いて釣ると決めつけることはできないのです。傾向としては、ある程度活性がある、バラケエサに反応が強い(バラケエサに直接アタったり食ったりしてくる)ときは持たせ系、厳寒期などでバラケエサへの反応が悪い(エサを持たせていてもウキが動かない)ときは抜き系となります。 そして、このバラケエサの持たせ加減でアタリがでたりでなかったりするのですが、ただ持てば釣れる、抜ければ釣れるとならないところがこの釣りを難しくしている点でもあります。ではどうやって釣ってくか? まずは基本どおり、バラケエサをナジませてへら鮒をタナに集魚して釣っていきます。活性のある時期や朝の好時合などではバラケ■仕掛け図竿●7〜10尺ミチイト●0.6〜0.8号   4ハリ●上5〜7号   下2〜4号ウキ●ボディー4〜6㎝パイプトップ 、PCムクトップ、グラスムクトップハリス●上0.4〜0.5号6〜8㎝    下0.3〜0.4号30〜50㎝冬の管理釣り場の定番釣法釣り方のコツウドンセットの浅ダナ釣り

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る