沖宙釣りとは、長めの混雑したときなどはより顕著なのでトライしてみる価値は充分あります。この釣りのポイントをみていくと、まず竿の長さ。これは並びの竿の長さとの兼ね合いで、周りが短竿ばかりなら13尺ぐらいで充分でしょう。しかし、隣が13尺をだしているなら15尺と少しでも長くしたほうが隣の影響を受けずに釣りやすくなります。ただ、季節風が吹きやすい冬場ですので、風向きなども考慮して自分の技量で扱える長さを選ぶというのも選択肢のひとつです。次に大きめのウキを使うことをすすめます。ウキが大きいということはそれだけオモリを背負いますので、まず振り込みがしやすくなります。そして、この釣りはウキを少しでも動かして釣るよりは、しっかりタナまでエサを届けて確実に仕留める釣り。狙いのタナまでエサを届けるためにも小ウキではなく大きめのウキを使うのがセオリーです。そして最後にタナで 8的な釣りです。気むずか竿(13〜18尺)を使って沖の浅ダナ(タナ1〜2m)を狙う釣り方です。 この沖を狙うメリットはいくつかあります。まず、短竿が並びやすい管理釣り場では、魚の取り合いになります。活性の下がる冬場はへら鮒の寄りも少ないので、同じ長さの竿を並べると、アタリ数にかなり影響がでます。また、沖のエリアは手前に比べて日頃狙われていないため、比較的素直な魚が多くなります。さらには新べらなどの良型も混じる可能性が高く魅力しいながらも数が期待できる短竿の釣りに対し、数では劣るかもしれませんが、型のよさ、釣りやすさで上回る沖宙が有効な場面が多いのも事実。■仕掛け図竿●13〜15尺ミチイト●0.8号ハリ●上5〜7号、下2〜3号ウキ●ボディー5〜8㎝ 細パイプトップ、PCムクトップハリス●上0.5号8〜10㎝下0.3〜0.4号40〜60㎝混雑時の切り札釣り方のコツウドンセットの沖宙釣り
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