日頃からセット釣りのバラケエサを作り慣れていない方は、数あるバラケエサの使い分けについて“難しい”“よくわからない”と思われる方も多いでしょう。そのひとつの要因に、セット釣り用のエサの種類が多いことが考えられます。それぞれの製品の特徴を上手く利用できれば、状況に合わせたエサ合わせができますが、個々の製品の特徴がよく分からないというのが正直なところでしょう。今年はバラケエサの新製品「ヤグラ」が発売されたこともあり、ここでもう一度セット釣りに使用するのバラケエサの種類と特徴をおさらいしましょう。 左のグラフは「へら鮒天国サイト」内にある「へらエサブレンド計算ツール」を使用して検索した各製品の単品使用スペックを表したものです。「エサ持ち」、「重さ」、「粒子」を数値化することで、エサ単品の性質が分かりやすくなっています。 たとえば、セット釣りで必ずといっていいほど使用する「粒戦」は、重くて粗い粒子でエサは持たないことが分かります。当然、エサを持たせる要素をブレンドしたいと考えます。そこで何をブレンドしたらよいかと考えれば、セット釣り用エサのなかで一番エサが持つ「ヤグラ」がいいでしょう。さらに、これだと粒子が粗いので、「粒戦細粒」、「とろスイミー」、「セット専用バラケ」、「バラケマッハ」などの細かい粒子のものをブレンドします。このように必要な要素を合わせてるのがエサブレンドです。 ある程度活性があるときは粒子が粗い、エサが軽いほうがアピール力が高まりますのでへら鮒の反応を得やすくなります。逆に粒子が細かく、エサが重いとへら鮒をタナに凝縮しやすくなりますが、活性が下がると、粗い麩がへら鮒を遠ざけることもありますし、重いエサではへら鮒を反応させることができなくなることもあります。ですから、エサ単品の特徴を知ることは重要で、それを調べる際や、自分のブレンドパターンを見直したい方は是非「へらエサブレンド計算ツール」活用してみてください。34今更聞けない!バラケエサの違い!!
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