「キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン」と仕事終わりのチャイムが鳴ったら、ロッド1本、バッグ1つでちょろっと釣り場へ。今回ご紹介する「パワーイソメ(極太)」を使ったチヌ、キビレゲームはそんなライトでゆる〜い釣りだ。  この釣りはほぼ未経験の2人が、釣りウマな助っ人・三好さんに釣り方を伝授してもらうべく、街からほど近い河口部に向かった。「夕マズメ以降の時間帯は警戒心が下がって釣りやすいんです」という三好さんのアフター5な助言のとおり、入釣したのは夕日が沈みかける頃。タックルは図を参照していただきたいが、これまたとにかくシンプルで、ルアー釣りならメバリングに近い。「基本のアクションは着底させたらゆっくりリールを巻くだけ。沈み石など障害物のてっぺんを、かすめるように引いてくればいい」というのだから簡単だ。ただ注意点は底ベッタリを狙わないこと。根掛かり連発→テンション激下がり→おうちへ帰るという負のスパイラルに陥りやすくなるのだとか。ジグヘッドに極太を付ければOK。
長さは魚の大きさに合わせて調節しよう。辺りが暗くなってきたところで釣りをスタートした。始めはバッチャ〜ンとボラが跳ねるだけだった水面に、スズキのライズが混じり出すと、3人にアタリが頻発!「いま持っていったのにー」「うわっ、乗らない」と言いながらとっても楽しそう。ほどなくして「乗らない正体はコイツでした」と、三好さんが極太を半分の長さにしてキャッチしたのはかわいいサイズのキビレ。

直後に再び三好さんの竿が根元から曲がり、ジージーとドラグ音が鳴り響く。強烈なファイトをいなして手にしたのは同じくキビレで、40cm近い良型だった。

これでビギナー2人のヤル気にがぜん火が付いたのだが、時計を見るとよい子はもう寝る時間。これ以上の釣り残業はユルくないと判断し、釣りたい気持ちをグッと押さえてひとまず納竿とした。

そして翌日、昨夜の燃える闘魂を胸に2人が向かったのはまっ昼間の堤防。「沖目だけでなく岸壁際でも釣れる」と聞いていたため、ジグヘッドを足元に落とし込むヘチ釣り中心に作戦変更。エサは極太サイズの1本掛けで攻めてみた。

するとこれが大当たり!着底したらふわりと持ち上げ、ふただびフォールさせるとガツンというパターンで、次々と良型のキビレをキャッチ。真顔になりかけていた2人にようやく笑顔が戻った。

その後、成井さんは同じ釣り方でナイスサイズのスズキもゲット。終盤にはチヌも飛び出し、2人とも頬がユルみっぱなしの釣果になった。

「パワーイソメ(極太)」があれば、手軽にエキサイティングなゲームが楽しめるチヌ、キビレ釣り。ちょっとした空き時間に遊びに行ってみては。
 
「こんなにアタるとは思わなかった」というのが正直な感想です。夜釣りはもちろん、昼間でもアタリが頻発。しかも明確なアタリが出るのがグッドでした。いい感じで釣っていたせいか、ルアーマンの方に「何のソフトルアーですか?」って聞かれちゃいました。「パワーイソメ」はエサなんですけど…。とにかくビギナーにはオススメです!
by 成井さん
 
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