紙一重で晩秋のキジハタをキャッチ!

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平岩秀一郎(エコギアプロスタッフ 福岡県在住)
フィールド:鹿児島県 錦江湾

皆さん、こんにちは! 北九州の平岩です。
例年だと9~10月期の九州地方は台風直撃に見舞われ、予定していた釣行ができなくなることが多いのですが、
今年は天候に恵まれたチャンスで、11月初旬に九州南部の鹿児島へ釣行して来ました。

鹿児島 錦江湾でのロックフィッシュゲームは実質オフシーズンという感覚が無く、
狙い方によってはオオモンハタやキジハタも通年狙えます。
もちろん盛期の様な活性ではありませんが、低水温期の一発大型サイズは十分期待できるエリアです。

現地入りして最初に気が付いたのはベイトの少なさ。
青物のボイルは所々で見られるものの、堤防周辺には全くキビナゴの姿がありません。

この状況で大型のオオモンハタを狙って釣るのは難しいので、基礎周辺のキジハタ狙いに絞って釣りを始めました。

最初は、とりあえず魚の反応を見極めるため、キジハタ狙いでは超定番の
ロックマックス 5インチ(323: 北陸クリアホロ)を入れてみました。



朝イチは一箇所に時間を掛けず、フィーディングを意識した魚を広範囲に探し歩く方がキャッチ率が高いので、
テキサスリグですがボトムコンタクトを少なめにスピーディに移動してチェックしていきます。

最初に反応して来たのはヤミハタ。

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釣れるのは30cm未満で小型のハタですが、バイトはビックリするほど強力です!


その後、キジハタグラブ 4.5インチ(159: カタクチ)や、基礎の甲殻類を意識した365: 赤金をローテーション。



再度ルアーサイズを上げて、ロックマックス 5インチの397: モンスターロックジューンバグを投入。

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カサゴや小型のオオモンハタ、ヤミハタ等は釣れて来るものの狙いのキジハタバイトはありません。

刻一刻と時間が経過していく中で、今の状況をどう捉えてどうするのか?
今やっている自分の釣りをどう判断するのか? 強気で続けるのか? 喰わせにシフトするのか?

普段の釣りでも大会の時でもこの決断をするタイミングがとても難しく、悩みどころでもある訳ですが、
昨年の同時期に釣れたビッグフィッシュのイメージが脳裏に浮かび、ルアーをサイズダウンさせずに、
逆にリングマックスバス 5.3インチ(338: スプレイドグラス)に変えてサイズUP!!



これでダメなら自分の釣りでキジハタに出逢うのは無理!という覚悟で続けていると、大型特有の小さなバイト!

ロックフィッシュボトムパワーオーシャン RPO76XHC2が大きく弧を描く待望のキジハタのトルク感!
大型のキジハタのファイトを十分受け止め、強靭なバットパワーで浮かせてきます。

海面に姿を現したキジハタ。フッキングの位置が唇一枚!
落ち着いてネットを出し無事にキャッチ!

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50cmには少し届きませんでしたが、ようやく辿り着いた魚に感無量で大満足です。


今回は結果的に強気の釣りを続けて良かったと言えますが、
強気に押し進めるだけが正解ではなく、一歩下がって自分の立ち位置と現状を見つめ直し、
この手もある!あの手もある!という引き出しを増やしていく事も大切だと思います。

それらの引き出しすべてに対応できるアイテムが揃っているのがエコギア製品の強みだと改めて思える釣行でした。


<タックルデータ>
ロッド:ロックフィッシュボトム パワーオーシャン RPO76XHC2
リール:メタニウムXG
ライン:PE 1.2号 リーダー:フロロ 20lb.
ルアー:リングマックス バス 5.3インチ(338: スプレイドグラス)