津輕辰彦(ノリーズプロスタッフ 東京都在住)
フィールド:神奈川県 相模湖
ノリーズ プロスタッフの津輕です。
9月2日に開催されたH-1グランプリ 相模湖戦の様子について綴りたいと思います。
今回プラクティスは2週間前に2日のみ。
あまり結果も芳しくありませんでしたし、何より季節が大幅に進行しているはずなので
相模湖の経験値の1つとして蓄積するに留め、直近の天候と当日の水の状態を元に考えることにしました。
結果的にはスピナーベイトを投げ倒した格好になりますが、
試合が始まるまではインザベイト バス 18gを、水深 4~7mくらいのミドルレンジでドラッギングしようと思っていました。
試合前夜の土砂降りにより急激に水温が下がり、魚のレンジも下がったのではないかと考えたのです。
ただ、前日に日相園さんに宿泊していた運営スタッフさんに聞いたところ、
「涼しかったけど寒くはなかった」との話だったので、浅めのレンジもチェックをする必要があるとも思いました。
そんなことを考えつつ、第2フライトで本湖方面を目指していくと、
吉野ワンドが空いているので様子見目的で立ち寄ることに。
年間を通じて魚影が濃いエリアなので、湖の状態を把握するのにちょうど良いという打算もありました。
入り口手前のシャローフラットを軽く流して反応がないためそのままワンドの中に。
ワンドの中に入ると、水深 1mくらいから4mレンジくらいまでベイトがビッシリ!
雨の影響か水面でピチピチと跳ねる様子はなく、また若干水温が落ちバスがスローになっている可能性があるので
ベイトのレンジのトップに合わせて水深 1mくらいのレンジをスローロールしはじめるとすぐにバイト!
500gほどですが開始早々反応があったため、しばらく岬やフローティングカバーを流してみますが反応なし。
ワンドを出て下流側へ向かい、水深 70cmくらいから一気に4mくらいまで落ちるブレイクのミドルレンジにビッシリとベイトが入っていることを発見し、
同じくクリスタルS 1/2ozで流していくと、400g程の魚をキャッチ。
しかし後が続かないため、深追いはせずに大きく移動し本湖へ。
移動しながらバンク沿いの様子を伺いますが、前夜の土砂降りによる濁りは確認できず、
インレットから流れ出す水はとても澄んでいたため、ワンドの最奥ではなくインレットの水と元々の水が程よく混ざり合う場所を意識しつつ
クリスタルSで流していくと、同じようなシチュエーションで3連発!
入れ替えを終えて時計を見ると8時45分。
推定ウエイトは2,500gとなり、十分上位に食い込めるウエイトと判断。
その後はショットストーミーマグナムTDMとショットオーバー7をメインに、ワンド入り口の岬やフラットが沖まで広がるエリアを探っていきます。
フラットにはかなりの量のベイトがビッシリ入っており、
そのレンジが水深 2~5mほどだったため、ストーミーマグナムTDMはベイトの中を通して行くイメージ。
オーバー7はややショートキャストでベイトの群れをU字に通してリアクションを誘う使い方をしました。
途中、バンクから本湖方面に目を向けると水の色が2色の帯状になっており、朝連発した時とは水が変わったと判断。
相模川の水を避けられるような逆サイドにあるワンドなどをチェックしますが、反応なくそのままタイムアップ。
ウエイトは3本で2,450g。参加人数 約180名中4位の成績となりました。
今回キャッチした魚は全てクリスタルS オリジナルの1/2ozでした。
やや沈めて反応があったため、スピードの変化をつけやすいディーパーレンジの1/2ozも試してみましたが全く反応がありませんでした。
お盆前の台風の濁りがまだ残っており、水をかき混ぜながら動くオリジナルモデルの方が魚に気づいてもらいやすかったのだと思います。
魚がスローだからといって、ルアーを弱くするだけがローテーションではないことの好例だったと思います。
タックルはNewハードベイトスペシャルのHB640MLにギア比6.3のリールを合わせ、
フロロカーボンの14lbをスプール半分強にしたセッティング。
HB640MLは3/8~5/8ozのスピナーベイトを静かにプレゼンテーションできるロッドで、
オリジナルの1/2ozはもちろん、今回リニューアルしたウインドレンジデカコロも最高に使いやすいロッドです。
これから秋も深まり、横の動きへの反応がどんどん良くなります。
スピナーベイトのロッドでお悩みの方はNewハードベイトスペシャルのHB640MLでキマリですよ!
<タックルデータ>
ロッド:ロードランナー ヴォイス ハードベイトスペシャル HB640ML
ルアー:クリスタルS 1/2oz(749: ライブワカサギ(G / S))
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