冬のウルトラディープ・クランキングゲームの開幕!!

足立貴洋
足立貴洋(ノリーズプロスタッフ 山梨県在住)
フィールド:山梨県 河口湖

みなさんこんにちは。河口湖ガイドのタカヒロ足立です。
いよいよ山上湖では初冬の気配となりました。ゆっくりと冬の足音も聞こえてきそうです。

連日、初冬らしいキーンと冷えた早朝となっております。
朝はマイナスの冷え込みで霜が降り、風は穏やかですが徐々に冷たい風が染みわたるこの頃です。

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今年の秋からずっと気候が穏やかで、富士山がとても綺麗に見えます。
昨年の木枯らし1号のような冷たい風・突風系の日はなく、水温は少しずつ少しずつ下降しております。
前回は晩秋のXD(エクストラディープ)クランキングゲームで、ショットオーバー7が炸裂しまくっちゃいました。
そこから季節が少し進んで初冬っぽくなり、ここでもショットオーバー7が"ちょっと特殊な使い方"で釣れましたので解説いたします。

SHOT OVER 7


ある日の出来事。

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朝の水温は14℃台。
前日は15℃あったにもかかわらず、夜間・早朝が寒いと、0.5℃または1℃くらいずつ徐々に水温低下します。
これによって、15℃以上は晩秋。初冬のはじまりは、14℃というのが河口湖の定説。
今までの秋のエリアメインから、初冬の溶岩帯などのエリアでの釣りをする時間を増やします。

そして、バスのポジションが変化した(季節が進んだ)タイミングは、バスもプレッシャーを受けておらずフレッシュで反応しやすいのが特徴。
季節先取りパターンこそデカバスへの近道ですので、昨日とはガラリと思い切ってエリアを初冬寄りにしてパターンを組んでやってみます。


◆初冬の傾向と対策◆

初冬の釣り方の傾向として「全体的にレンジは深く、溶岩帯などの地形変化・ウィードにバスが付いている」ケースが多い。
そして「バスが潜んでいるエリアの付近にはベイトフィッシュが多く魚探に映る」ことが大前提なので、【ベイト&地形変化】をじっくりやります。


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今回の溶岩帯エリア沖のディープフラットの水深は10mと深く、
ディープフラットを回遊するワカサギが接岸しやすい、一番近いブレイクの下の地形を狙いました。

溶岩帯のブレイク下の水深はメタル系ベイトでしか届かない場合が多く、巻きモノなどのハードベイトで攻め込むのは困難。
ここで出番となるのが、やはり、ショットオーバー7。フルキャストで7mダイバーのマグナムディープクランク。

SHOT OVER 7

ただし、溶岩帯のブレイク下は水深 8~9mの場所も多く、キャスティングゲームではボトムノックできないのがネックです。
そこで......、閃いたのがショットオーバー7によるハーフドラッギングです!!

日中に差し掛かり、陽射しも強くなり、湖が暖かくなった頃のタイミング。
おもむろにショットオーバー7でディープフラットを引き、ブレイク下のハードボトムを通過した瞬間......

「ゴツゴツゴツッ」とボトムノックした直後!!!

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ガツンとビッグバイトがあり、初冬のデカバス・54cmをキャッチすることに成功しました。

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河口湖で相変わらずの絶対的安定カラー、207H: ホログラムフラッシングギルでヒット!!
初冬のバスらしく、あまり動けていないようで、新陳代謝が落ちて口の中も真っ赤になっておりました。

毎年、水温が急激に下がるとこういった感じのバスが釣れます。
じっとしているというのは、寒くなって活動する時間が短くなったということですね。
より一層、冬っぽい釣り方で釣れたことにより、季節の進行を感じることができます。


◆ショットオーバー7のハーフドラッギングのススメ◆

今回、閃いた"ショットオーバー7によるハーフドラッギング"について一連の動作を解説します。
わかりやすいように、魚探映像や地図マップも混ぜてお伝えいたします。

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まず、写真内の赤く丸をつけたブレイクのハードボトムゾーンがショットオーバー7を通したいスポットです。
ベイトフィッシュも同じレンジに浮いており、いかにもバスが潜んでいそうなピンスポットですね。

まず、ショットオーバー7を通したいスポットより少し手前にボートポジションを取り、船尾から進行方向と逆の後ろへフルキャストをします。
そこから、少しボートを走らせて、いわゆるルアーの助走を取って潜らせます。
ある程度 ショットオーバー7がMAX水深まで潜ったところで、ちょうどいいタイミングで
"ショットオーバー7を通したいスポットの真上"をボートが通過します。

要約すると、すこし助走を取って"バスが潜んでいるであろうスポット"をリーリングで狙い撃ちするということです。

その後、ここぞっていうスポットの上をショットオーバー7が通過した時、
ボートのスピードを緩め、リーリングを開始すると効率よくボトムノックするゾーンが増えます。
この方法だと、フルキャスト後にラインを出してはいないものの、7~8mぐらいは余裕で潜っている気がします。
長いフロロカーボンラインで長く引くことにより、ラインの角度も変化してより潜っているのでしょう。

また、本格的なドラッギングをすれば、ショットオーバー7は10mでも12mでも楽勝でボトムタッチできます。

もし、この方法の1流し目でボトムタッチしなかったり、ブレイクのゴツゴツ感を感じなかったら小技を加えます。
その小技とは、ショットオーバー7がディープフラットをボトムノックしながら引いたのち、
地図で確認しながら、ボートをブレイクの浅い側に進めます。
すると"アップヒルリーリング"のようになって、よりいい感じにバスの潜むスポットを通せます。

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等深線の地図マップで言うとこんな感じのルートでドラッギングすると効率よくボトムタッチできます。
例えばですが、10mディープフラットをクランクが通っていて、そのまま7mにボートを進めると当然ボトムヒットします。
なので、このやり方もありです。
ただし、ボートが進むスピードやリーリングスピードが速くなると、一瞬で根掛かることもあります。

ゴツゴツ当たったらリーリングをゆっくり目にして感触を確かめながら引くのがコツですね。

このショットオーバー7によるハーフドラッギングを駆使して、冬バスを狙ってみて下さい。
いかにもバスが潜んでいそうな"ゴツゴツ感"を通過した直後のバイトは痺れます!!
きっと寒さも吹き飛ぶようなビッグバスが待っているかもしれませんよ!!


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またまた、おさらいになりますが、ショットオーバー7のタックルセッティングです。
必要なのは、パワフルなロングロッドです。

オススメは、ロードランナー ヴォイス LTT 690PHまたは、ロードランナー ヴォイス ハードベイトスペシャル HB680XHです。
この場合は、リールのギア比は5.5~6.2ギアで設定して、ロングハンドル化することでマグナムクランクでも巻きやすくしております。
ギア比 4.8~5.0でも引きやすいですが、この時期はショートバイトもありますので、
巻きアワセになっても瞬発的にフッキングパワーを伝えられる6ギア前後がいいかもしれませんね。


<タックルデータ>
ロッド:ロードランナー ヴォイス LTT 690PH - Parabolic Heavy Versatile
リール:ローギア ベイトリール
ルアー:ショットオーバー7
ライン:フロロ 14lb.


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