足立貴洋(ノリーズプロスタッフ 山梨県在住)
フィールド:山梨県 河口湖
みなさんこんにちは。ノリーズ プロスタッフのタカヒロ足立です。
突然ですが、今シーズンは諸事情により、河口湖ガイドをお休みいたします。
ですので、今までのシーズナルパターンを中心とした"未来予想"的な解説をレポートしたいと思いますので、今後もよろしくお願いします。
〈 ワカサギレイクな河口湖 〉
さて、最近の河口湖。
ご存知の通り、ワカサギの孵化放流が大成功して毎年ワカサギがわんさかいる湖へと大変貌しました。
こんな巨大なワカサギの群にも、もう驚くことはありません。
1年を通して、春は親魚、初夏から秋は当歳魚も混ざってかなり放流が成功しております。
そこで年間を通して最も有効なのは、マッチザベイトを意識した6cm前後のミノー。
または、魚のレンジが深くなる夏場は小型メタルがマストアイテム。
タダマキ132とワカサギの比較ですが、圧倒的にタダマキ132の方が大きいですね。
そんなコンパクトサイズなルアーフィッシングに傾いてしまった河口湖のバスフィッシングですが、
タイミング次第では、ビッグベイト、ビッグミノー、大型メタルも有効だったりもします。
◆春のビッグミノーパターン◆
春のストロングパターンの解説です。
ゴールデンウィーク前後までの期間ですが、スパイス的に有効なパターンとして挙げられるのが、タダマキによるビッグミノーゲームです。
以前だったらど定番でしたが、最近だとなぜスパイス的になるかといいますと......
先程の話の通り、マッチザベイトで小型のミノーにお株を奪われてしまったからです。
ですが、確実にビッグミノーでしか獲れないバスもいます。
その重要な出しドコロは、爆風の状況下と水深3m以内のコンタクトです。
加えて濁りもありましたらなお良し!
◆スポーニングを意識◆
春はスポーニングを意識してバスがシャローに上がってきます。
特にゴールデンウィーク前後になると、よりシャローレンジに魚が多くなり、
レンジ的には水深 1m~3mを意識すると最も釣れやすいと思います。
寒の戻りが無い限り、ほぼ水深 3m以内で決着がつきます。
河口湖というフィールドのクセなのか、この時期のバスの特性かよくわかりませんが、
オスバスのようなレギュラーサイズ(40cm前後)は水深1m前後シャローに多く、
プリスポーンと呼ばれるビッグママは、一段下の水深2m前後に居ついているケースが多いように思われます。
多くの河口湖バスは、きっとオスバスは産卵床の下見でレンジが浅く、
メスは一段下で待機とフィーディングを意識しているんだろうなあ。と思っております。
◆ビッグママだけを狙うストラクチャーフィッシング◆
さて、その一段下のレンジに居るビッグママは、ストラクチャーにタイトに隠れているケースが多いです。
この時期は、厳冬期の河口湖だと冬場にウィードがほとんど枯れ、バスの付き場は必然的に人工物や岩になります。
そこで出番のビッグミノー。
そのストラクチャーに勢いよくルアーを突っ込ませて、ヒラを打つようなフラッシングで
リアクションバイトを誘える切り札がビッグミノー。
また、ストラクチャーに当たった瞬間のジャーク&ポーズも有効です。
ポーズの秒数は、水温が2ケタなら、ルアーを見切るので止めても一瞬です。
爆風もビッグミノーゲームに最適です。
むしろ、小型ミノーやフィネスフィッシングだと、春先の北西風の状況下ではルアーコントロールが難しく、
かつ、流れと底濁りでルアーアピールが足りません。
そういった状況下でも、ビッグミノーはハイアピールとリアクションを兼ね備えたルアーであり、かつ、ルアーコントロールもしやすいルアーなのです。
オーソドックスな使い方は、タダマキ!
というより、河口湖的な使い方でしたら【ヒット&ジャーク】の狙い撃ちなので、
フルキャストしたらMAXまで潜らせて、バスが居ついていそうな人工物(沈みアンカー)・オダ・大岩などなどを
狙いすましてコンタクトしてみて下さい。
◆河口湖特有のカラーチョイス◆
河口湖安定の実績カラーですが。
「238:ハーフミラーワカサギ」
ワカサギライクなナチュラルカラー。
ハーフミラーのカラーですが、強すぎないフラッシング効果もあり、絶対に外せないマストアイテムです。
タダマキ132 JPの前身となるタダマキ132のカラーラインナップになりますが。
「217:オーロラゴースト」
「240:ライトニングハス」(217:オーロラゴースト)
(240:ライトニングハス)
こんな感じのナチュラルカラーがいいですね。
タダマキ132のようなジャークベイトは、リフレクトカラーによるフラッシングも
濁って視界の悪い状況などでは、遠くに光りが届き効果絶大です。ぜひお試し下さい。
◆タダマキ132、112のタックルチョイス◆
ロッド:ロードランナー ヴォイス LTT 680MH
リール:ギア比 6.2
ライン:フロロ 14lb
タダマキ132、112を安定して使えるセッティングは、LTT680MHにフロロ14lb。
ビッグミノーをロングキャストして振り切るようなキャストフィーリングも良く、ジャーク時の竿捌き、デカバスに負けないようなパワーのロッドです。
いよいよ山上湖にも春が到来しようとしております。
春のビッグミノーが効くタイミングをぜひお見逃しなく。
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