足立貴洋(ノリーズプロスタッフ ビッグフィッシュにこだわる河口湖ガイド)
フィールド:山梨県 西湖
みなさんこんにちは。河口湖ガイドのタカヒロ足立です。
山梨県周辺では、梅雨前線の影響でダラダラとした梅雨空が続いています。
またまた雨天でしたので、再び、好調の西湖釣行へ行ってきました。
前回は、ダイラッカ 38gでのアフタービッグバスフィーバーをレポートしました。
そして今回も、人間にとって不快な雨天ですが、バスは高活性になって浮いているかな?と思い、
「ダイラッカでビッグバスを獲れるだろう」と、ウキウキ・ニヤニヤしながら、西湖をぐるっとまわる旅です。
上の写真が、今回、西湖用にセレクトしたカラーです。
上からDR03:ワカサギ、DR04:パープルワカサギ、DR16:バスターホワイト、DR05:ゴールドラッシュ。
雨時々晴れの天気予報なので、光量に合わせて直感でチョイスします。
雨天時で雲が厚く、光量が少ない時は、アピールができるホワイト系のDR16:バスターホワイト。
ごく普通のクリアウォーターで曇り空でしたら、オールマイティなワカサギ系カラー。
水が濁った状況であれば、ゴールド系で背中がやや黒っぽくて"控えめにアピールできる金"のDR05:ゴールドラッシュ。
こういった感じで、スプーンの色を状況に合わせて結び直します。
朝イチは、雨天。厚い雲が覆っています。
DR16:バスターホワイトの"白系のアピール力"で流していきますが、いつも通りの展開ではバイトが出ません。
丁寧に丁寧に魚探でベイトの動向を見つつ、ストレッチ・岬まわりを攻めますが、ダメです。
湖を半周したところで、雨天のせいか他に釣り人がまったくいないことに気付きます。
湖はノンプレッシャー。ということは、完全に自然相手の勝負という事で、自分の技量を試されるところです。
つまり、誰かが釣ってバスがプレッシャーを受けてバイトが無い。とかいう話ではない。
「ひょっとしてパターンが変化したのか!?」と思い、ゲーム展開をおもいきった変更することが余儀なくされる。
いつものダイラッカゲームは「ディープウォーター中心の水深6m~20m」がターゲットレンジですが、
これをガラッと変えて、いきなりシャロー寄りのゲーム展開にします。
優れたフィッシュハンターであるシラサギ先輩も、浜辺でベイトの様子をうかがっているので、
シャローの浜辺+大岩など狙いへパターンをシフト。
つまり、いつもやっているディープウォーターからシャローゲームへレンジシフトします。
するとついに、水深3mぐらいのストレッチで、ダイラッカ38g(DR04: パープルワカサギ)にフォールバイト!!
ナイスフッキングが決まりましたが、シャローゲームなので、跳ねないか心配でひやひや。
そこをしっかりといなして、ボート際までバスを寄せてきて、アフターのフルコンディションを無事キャッチ。
前回に引き続き、西湖のビッグバス・ダイラッカフィッシュです!!
ここまでが本当に長かったので、1本のナイスバスに辿り着いた瞬間は超嬉しいですね!!
今回は、DR04:パープルワカサギでのバイトでした!
過去のデータでも、西湖のヒットカラーとしては、DR03:ワカサギとDR04:パープルワカサギの2色の実績が高いですね。
その後は雨もあがってしまい、快晴でベタ凪となってしまう。
バスはシャローに多く泳いでいるものの、セレクティブになってしまったようで、この日は1本で終了でした。
ダイラッカ38gが、河口湖・西湖などのクリアレイクのビッグバスキラーであることは間違いありません。
ただ、ハマる時はハマりますが、ルアーの強さゆえ、いつでも簡単に釣れるわけではありません。
適材適所で入れるのがいいでしょう。
ダイラッカは、バイト数は少ないですが、大き目の魚を選んで釣れるのも特長です。
今回はグッドサイズを1本のみでしたが、また新しいシャロービッグバスゲームを開拓できたような気がします。
★ シャロースプーニング:巻きスプーン&撃ちスプーン ★
今回は、シャローのビッグスプーンゲームを紹介します。
シャローゲームにおけるビッグスプーンの有効性は、以前にもありましたね。
進化を遂げた必殺技!ダイラッカ38g奥義・巻きスプーンでビッグバス捕獲
これは、アフター時期のウィード絡みでビッグバスを狙うビッグスプーンゲームです。
今回は、ウィードがほぼ生えていない状況でしたので、必然的に狙うものは
大きい岩、倒木、マンメイドストラクチャーなどになります。
大型のバスが1匹隠れられるかどうかレベルの障害物(ストラクチャー)フィッシングなのです。
日本全国のレイクで代表的なストラクチャーといえば、橋脚や桟橋などなどですね。
ウィードが伸びていない状況では「浮きモノ」「岬」「橋桁」などの縦スト狙いがオススメ。
※レジャー観光施設・営業船が多いレイクでは、橋桁(観光 船の航路等)、桟橋(営業桟橋)などを狙うときは、マナーとルール順守でお願いします。
ただし、西湖はマンメイドストラクチャーがほぼ無い天然湖なので、大岩や岩盤がキーとなります。
主に"フットボールジグやガード付きジグを撃っていく感覚"でダイラッカをひたすら目標物に目がけて撃っていきます。
この時、15mぐらいのショートキャストでも、ピッチングの距離でも構いません。
また、少しバックスライドもしますので、浮きモノなどの場合は、ちょっと手前に落としてスライドで入れるのもいいでしょう。
カウントダウンの秒数は魚探の水深を見て決めます。そして「リフト&フォール」のアクションで誘います。
今回のように水深12m前後の攻略法が効かない場合、おもいきってレンジを浅くするのもアリです。
また、普段ならカバージグを撃つようなスポットでも、あえてテイストを変えて
"フラッシングをともなうビッグスプーン"を撃ちこむことでバイトが出る場合もあります。
湖との相性にもよりますが、"ダイラッカが万能に効くレイク"が、河口湖・西湖・芦ノ湖のほかにもいろいろあると思います。
みなさんも、ビッグバス=ビッグルアー。この方程式でビッグバスを狙ってみましょう。
<タックルデータ>
ロッド:ロードランナー ヴォイス LTT 690PH
リール:ギア比 8.5 ハイギアリール
ライン:フロロ 20lb.
ブログ「タカヒロの河口湖ガイドで生きる道!!」